クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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輸入車

「ダイナミックシールド」を採用した新生ミラージュ。お値段143万2200円から

三菱のコンパクトカー「ミラージュ」がビッグマイナーチェンジ。パワートレインの隠れた進化も気になる



三菱ミラージュがビッグマイナーチェンジを受けて、現行三菱車に共通するダイナミックシールド顔に変身。さらにAEBについてもカメラとレーザーを併用したシステムとなることで、車両・歩行者ともに検知できるタイプへと進化しております。
衝突被害軽減ブレーキは、前方車両に対しては自車速が約5~80km/h、歩行者に対しては自車速が約5~65km/hのときに作動します。
ACCがつかないのは残念ともいえますが、交通事故の減少につながる運転支援システムとしては2020年基準でいえば最低限のレベルはクリアする能力を得たといえるのでは?


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日本の輸入車市場、メルセデスのシェア20%超はアンバランス?

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新年度、というわけで、前年度のもろもろなデータが速報で出てきております。

ふと、気になってJAIA(日本自動車輸入組合)のデータなどをチェック。

輸入乗用車のシェアトップは予想通りのフォルクスワーゲンで、その規模は62,439台で、 22.26%のシェアであります。そして、2位はメルセデス・ベンツで、驚くことにフォルクスワーゲンに僅差の 61,827台、シェア22.04%。


ちなみに、ドイツにおけるブランドシェアを見てみると、フォルクスワーゲンのそれは日本の輸入市場と似た数字。すなわち、このくらいの存在感というのはブランドからしても妥当なところで、日本の輸入車マーケットはメルセデスが過剰に売れている市場という表現もできるかもしれません。

利益率的な見方をすれば、メルセデスがシェアの20%以上を占めるというマーケットは有望なのかもしれませんが、この状態というのは規模が小さいことを示しているわけで。ラインナップを拡大することでハードルを下げているとはいえ、けっして大衆車とはいえないメルセデスが、これだけシェアを占めているということは、日本における輸入車市場のベースとなる販売価格が高く、まだまだ裾野が狭いことを感じるのでありました。

そして、メルセデスの絶対的な販売台数はそのままにシェアが下がるときが、輸入車市場が次のステージへ成長したことを実感するのでありましょう。そのためには、ドイツ系以外のブランド、PSAやFIATChryslerの躍進が必要なのでしょうが……さて?


■参考リンク
日本自動車輸入組合 2014年度輸入車新規登録台数(速報)
http://www.jaia-jp.org/wp-content/uploads/2014FY_NewCarNews.pdf 


マークラインズ自動車産業ポータル 自動車販売台数速報 ドイツ 2014年
http://www.marklines.com/ja/statistics/flash_sales/salesfig_germany_2014 

 

精進します。










 

日本の輸入車市場、その8割はドイツ系という2014年10月のデータ

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2014年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは、プジョー308(二代目)でした。それだけ欧州では評価され、存在感のあるブランドなのでしょうが、日本市場での支持は厳しいもののようで。
 
JAIAの発表した、2014年10月の車名(ブランド)別 新車登録台数のデータに如実にあらわれております。


というわけで、JAIAのデータは会社ごとなのですが、グループにわけたランキングを粗計算。

1位VWグループ(VW・アウディ・ポルシェ・ベントレー・ランボルギーニ) 6920台
2位BMW(BMW・MINI) 4360台
3位ダイムラー(メルセデス・ベンツ・スマート) 4340台
4位フィアット(フィアット・アルファロメオ・クライスラー・ジープ・フェラーリ・マセラティ・アバルト) 1338台
5位ボルボ 815台
6位フォード 338台
6位ルノー 338台
8位PSA(プジョー・シトロエン)337台
9位ジャガー・ランドローバー 296台
10位GM(シボレー・キャデラック)180台

抜けもあるかもしれないので、あくまで粗計算。間違いを、ご指摘いただければ幸いです。

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しかし、こうして見ると、日本における輸入車というのは、ほとんどがドイツ車でありました。輸入車全体で10月の登録台数は2万2564台ですから、ドイツ系の3グループで、約7割のシェアであります。

さらにいえば、トヨタや日産、三菱など日系メーカーの輸入車が3078台もあるので、それを除いて、いわゆる外国車の中でのシェアとして計算すると、8割オーバーの圧倒的な存在感になるのであります。

かつてはイタフラが増えた時期もあったような記憶あるのですが……。

ブランド性だけでは、売り続けることは難しいということでしょうか? いやいや、詳細な話をしていくのは藪蛇でありましょう、おそらく(汗)

機会あれば、生産国についての整理もしてみたいものですが。



精進します。





トヨタの、FRの、高バランスなMTモデル

そういえば、最近トヨタ車なのに製造事業者がトヨタではなく、エンジン縦置きでFRと4WDが用意されている、あクルマがマイナーチェンジをしていたのでした。

もったいぶる必要もありません。ダイハツ製といわれても、イマサラ感ありありの、ご存知 タウンエース&ライトエースの一部改良であります。


今回の一部改良では、エンジンの触媒の改良により、排出ガスのクリーン化を図り、全車「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」の認定を取得、「平成27年度燃費基準」の達成とあわせ、全車エコカー減税措置の対象となる。さらに、バン(2WD・AT車)は「平成27年度燃費基準+10%」を達成、既に同基準を達成しているトラックとあわせ、自動車グリーン税制の減税措置の対象となる。 また、バンにおいては荷室の機密性を確保できるプライバシーガラスを新設定。シート表皮は全車セミファブリックを採用し、フロント席ヘッドレストを分離式にするなど、快適性を向上させている。

外観はほとんど変わっていないようですが、排ガスと燃費性能を改善ということはパワートレインに手が入っていますし、車型的な意味では正統派マイナーチェンジといえるのでしょう、おそらく。


タウンエース&ライトエース、個人的にはキャンパーのベースモデルとして注目していた時期もあるので、こうしたマイナーチェンジでの進化はちょっと気になるところ。

ただまあ、燃費改善といってもバンの2WDで12.2~12.8km/Lですから、これをコンバージョンしてキャンパーにしても、日常的に使うには厳しい燃料コストになりそうではありますけれど。

ただ、フロントミッドシップのエンジンレイアウトで、かなり前後バランスにも優れた素性を持つという、このモデル。四駆はセンターデフロックも備わるシステムで、かつてのラガーやロッキーといったダイハツの本格クロカン四駆を思い出させるものですから、その点でも存在ではあるのでした。


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