クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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試乗

間もなく生産終了、ホンダS660に乗ってみた

S660からロードスター990Sへのバトンタッチを確認すべく南房総方面へドライブ

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ただいま発売中のホンダ専門誌「ホンダスタイル」にてホンダS660とマツダ・ロードスター990Sを比較しつつ、国産スポーツカーの未来を考える的な試乗記のようなコラムを寄稿させていただいております。

ご存知のように、2022年3月をもって生産終了となるS660は、これが新車で生産しているタイミングでのラスト試乗となるのは言うまでもありません。

一方、2022年のマイナーチェンジでKPC(KINEMATIC POSTURE CONTROL・キネマティック・ポスチャー・コントロール)なる新機能を標準装備しつつ、軽量化とパフォーマンスアップを狙った特別仕様「990S」を登場させたロードスターはメーカーの戦略として対照的。

さらにいえばS660990Sというのは、どこか鏡文字のような対の関係にも見えますから、このタイミングで比べてみるのは意味があると思い、ホンダ専門誌でありながらの同時試乗となったのでした。

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ホンダNSXタイプS(初代のほう)に試乗しました!

サスペンションの味つけや変速比の設定は時代分の古さを感じるけれど、ボディとエンジンはいまでも一線級といえるフィーリング!

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先日の事ですが、ホンダ専門マガジン「ホンダスタイル」の取材にて、初代NSXタイプSに試乗する機会を得ました。初代NSXといっても見ての通り、固定ヘッドライトになった年式で、試乗した車両の登録年月は平成16年1月という最後期型といえる個体でありました。ちなみに、オドメーターは4万km足らず、ホンダの手によってメンテナンスされている由緒正しい個体でもあります。

車検証のデータを記せば、全長443cm、全幅181cm、全高116cm。デビュー当時は考えられなほどのワイドボディと感じたものですが、いまの基準でみるとスーパースポーツとしてはむしろ小ぶりに思えるのは、まさしく時代進化ということでしょうか。

ちなみに車検証に記された車両重量は1350kgと超軽量級。前後重量バランスはF550kg 、R800kgと超リアヘビー。しかしながら走ってみると、フロントがリフトすることもなければ、前荷重が足りなくてハンドリングに不安を感じることもないという好バランスだったのは、NSXの走りを知っている方にはいまさらな話かもしれません。

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ランブレッタというバイクメーカー、ご存知ですか? 初めて乗りました!

イタリアのスクーターブランド「Lambretta」は日本でも手に入る。スチールモノコックの重厚な走り味はジャパンのスクーターにはない独自性かも!

イタリア生まれのスクーター・ブランド「Lambretta(ランブレッタ)」といえば、1960年代にはカルチャーのひとつとして流行したこともあって、一部の人には同じイタリア生まれのブランド「ベスパ」より印象深いかもしれません。

そして一時は途絶えていた、ランブレッタ・ブランドですがじつは復活しており、日本でも入手可能(モータリスト合同会社が輸入販売元)なのでありました。そんなランブレッタの125ccモデルにちょい乗り試乗する機会あり。クローズドの会場だったこともあり、アクセル全開でポテンシャルを味わうことができたのです。

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高速巡行で感じるゆったり感。電動4WDが超スムースな新型アウトランダーPHEVは高級車のパワートレインだった

高速道路もフル電動で走行するから静かで滑らか、高級感が半端ない。街乗りでもドライブモードを変える楽しみアリ

 

三菱自動車の新型アウトランダーPHEVに公道試乗してまいりました。先入観抜きで試乗した正直インプレは上の動画でご確認いただけますが、結論からいえば「実際よりも大きいクルマのようなゆったり感と手足の延長のようなコンパクトさという二面性を持った運転が楽しいSUV」に仕上がっておりました。

あらためて、そのパワートレインを整理すると、前後タイヤを独立したモーターで駆動する電動4WDで、バッテリー総電力量は20.0kWhもあって、外部充電した電力で100km前後は走れるというのがカタログスペック。2.4リッターエンジンは積んでいますが日常的には発電に使うのみで、完璧な電動車と捉えていいであろうプラグインハイブリッドSUVの最新モデルであります。

先日のエントリではダートコースを走行することで、駆動力と制動力を利用した車両運動統合制御システム「S-AWC」の各ドライブモードの特徴をレポートしたわけですが、今回は市街地及び高速道路での印象をお伝えいたします。

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新型アウトランダーPHEVをダート試乗。ドライブモードの違いは明確でした

新型アウトランダーPHEV、想像以上にオフロードが楽しめる本物の電動SUVでした!



玄人筋の評価が高い三菱自動車の新型アウトランダーPHEVに試乗する機会を得ました。

販売実績でいえばプラグインハイブリッドSUV部門で世界一ともいえるアウトランダーPHEVのフルモデルチェンジは、バッテリー総電力量を13.8kWhから20.0kWhへと増やしたり、駆動モーターも出力アップ(フロント:60kW→85kW、リア:70kW→110kW)するなど電動化領域を拡大、パフォーマンスアップしているのが特徴。それでいてパッケージとしてもコンパクトにまとめたことで、従来モデルでは2列シート仕様だけだったのですが、新型では3列シート仕様も用意できるようになったこともフルモデルチェンジにおけるトピックスのひとつでしょうか。

そんな新型アウトランダーPHEVに市街地だけでなく、オフロードコース(ダートラ場・オートランド千葉)にて試乗できたのは、本当に貴重な体験でありました。なぜならフルモデルチェンジによって車両運動統合制御システム「S-AWC」が大幅進化しているのもトピックスで、その効果をオフロードコースのフラットダートやマッディなセクションで存分に味わうことができたから。そのあたりの実際は、冒頭のムービーでご確認いただければ幸いです。続きを読む

自動運転テクノロジーを緊急時の運転支援に活用するマツダの真意とは?

運転することの歓びを守ることがマツダの使命。そうして生まれたMAZDA CO-PILOTコンセプト

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こちらのMAZDA3、ただカラーリングが施されているだけでなく、ボディに12個のカメラが追加された実験車両。そんな貴重なクルマに公道で同乗試乗する機会を頂きました……。

そうです、以前にも拙ブログでお伝えしたマツダの超先進安全技術「MAZDA  CO-PILOT CONCEPT」のプロトタイプに公道で乗ることができたのです。あらためてMAZDA  CO-PILOT CONCEPTを簡単に説明すると、ドライバーが居眠りや体調不良などで正しく運転できないとクルマが検知したときや、体調不良を感じてSOSボタンを押したときに、クルマが安全な場所を見つけて停車、助けを呼ぶというものであります。

同乗試乗レポートについては、こちらのコラムをご覧いただきたいのですが、公道実験を同乗試乗にて公開することからマツダの自信がうかがえます。2025年市販化という技術とは思えないほど、すぐに製品化してもおかしくないという完成度でありました。

 

運転寿命を延ばすことは、健康寿命を延ばすことにつながるといえます。MAZDA CO-PILOT CONCEPTのような、万が一に対応する安全技術があれば、高齢だからという理由で免許を返納することなく、運転を続けていき、健康な老後を過ごせる期間が長くなるかもしれません。
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