クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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自販連

日産セレナがミニバン販売トップ…との発表に問われるリテラシー

ミニバンといえば、シエンタやフリード、ノア/ヴォクシーもあるけれど…

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日産自動車、2024年度上半期の国内販売で「セレナ」がミニバン販売台数No.1を獲得
日産自動車株式会社は、1日、2024年度上半期(2024年4月~9月累計)の国内販売において、「セレナ」が39,637台を販売し、2023年度下半期に続き、ミニバン販売台数No.1*1を獲得したと発表しました。
*1 定員6名以上の国産車。順位は2024年4月~9月の自動車登録情報(新車新規登録情報)に基づく日産調べ
というわけで、セレナがミニバンナンバーワンになったという公式発表があったわけですが、ある程度のリテラシーというか、新車情報を持っている人であれば、この発表に「アレ?」と思うはず。なぜならセレナより新車販売において上位にいるミニバンモデルが存在しているから。



セレナの販売台数が39,637台ということは、基本的には自販連のデータを利用しているはずですが、自販連の公表している『乗用車ブランド通称名別順位 2024年4月~2024年9月分』のランキングTOP20を並べてみると以下のようになっているのでした。
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明暗はっきり、トヨタ・ヤリスの好調ぶりとホンダ・フィットの沈み具合

2021年4月の販売台数は前年同月比197.4%のヤリスに対して、フィットは37.4%

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トヨタ・ヴィッツの後継モデルとしてグローバルネームとなった「ヤリス」が登場したのは2020年2月10日。ほぼ同じタイミングで同年2月13日にフルモデルチェンジを発表したのがホンダ・フィット(4代目)。というわけで、デビューのタイミングからしてもガチンコのライバルになると見られていたヤリスとフィットですが、販売状況はライバル視するのも憚られるほどの大差がついております。



具体的に、2021年4月のセールス状況を自販連のデータから抜き出せば次の通り。

トヨタ・ヤリス 19,974台(前年同月比197.4%) 登録車ランキング 1位
ホンダ・フィット 3,359台(前年同月比 37.4%) 登録車ランキング 17位

通称名におけるヤリスには、いわゆる5ドアハッチバックのヤリスだけでなく、SUVのヤリスクロス、3ドアハッチバックのスポーツモデルGRヤリスも含まれるので、そのまま比較するのはアンフェアという見方もできましょうが、それでも前年同月比で40%以下となっているフィットの惨状は目を覆いたくなるばかり。半導体不足による生産調整など様々な背景もあるとはいえ、この数値はもはやフィットがマーケットから評価されていないといえる数値では?


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格差社会の象徴か?2020年にもっと売れたミニバンはトヨタ・アルファード

通年での販売台数は90,748台、フルモデルチェンジ直後でもないのにコロナ禍で前年比132.1%は驚異的!

年が明けて、自販連から2020年の通称名別セールスランキングのデータが発表されましたが、そのベスト10を見ていて驚いたのはLLクラスミニバン「アルファード」の躍進ぶり。



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トップ10内のトヨタ比率の高さ(10台中7台)にも驚きですし、2月に登場したヤリスが11か月で15万台を超えたのにも驚かされますが、やはり最注目は5位のアルファードでありましょう。2018年まではミニバンナンバーワンといえば日産セレナがおなじみでしたし、2019年はトヨタのコンパクトミニバンであるシエンタがミニバントップだったのですが、新型コロナウイルスの流行により経済が影響を受けたこのタイミングでアルファードがトップになったことは本当に驚きであります。




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2020年2月の販売台数は2016台、MAZDA3はこのまま上昇しないのか?

2020年2月の販売台数、MAZDA3は2016台。CX-30は3708台、CX-5は2987台
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販売面は別として、技術的にマツダラインナップの中心といえるのがMAZDA3。そのルーツはファミリアで、アクセラから改名したニューモデルでありますから、マツダの中心というのは納得であります。とはいえ、その販売はけっして中心モデルとはいえない状況のよう。



最新データ(2020年2月)を見てみると、2月単月での販売台数は2016台で登録車ランキングでいうと37位。ランドクルーザーワゴンとクロスビーに挟まれているといえば、車格やキャラクターを考えるとけっして満足とはいえない販売台数と感じるのでは? マツダ自身がこの状況を良しとしているのか、本心から納得しているのか、まったく不明ですが、せっかくSKYACTIV-Xという革新的なパワーユニットを搭載したにも関わらず、こう伸びている感じがしないのはエンジン(テクノロジー)の魅力がセールスにつながっていないともいえそう……。

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ヴィッツあらためヤリスのスタートダッシュは鋭すぎた!

初期受注で3.7万台。ハイブリッドの超省燃費性能が人気の秘密とか!
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昨日のエントリで、トヨタの新型コンパクト「ヤリス」のセールスについて判断するのは3月以降といったことを書きましたが、まずはメーカーから発売1か月での初速について広報発表あり。

月販目標7800台に対して、最初の1か月で3.7万台もの受注を集めたということで、名前を変えたことが悪影響することもなく、また拙ブログエントリで心配したような3気筒エンジンへのネガもなく、好調なスタートダッシュを切ったというわけでです。


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2020年1月~2月連続でセールストップのトヨタ・ライズが欲しくなるワケ

2か月連続、登録車 通称名販売ランキングのトップ、トヨタ・ライズは見切りのよさも魅力のひとつ


売れているクルマ(登録車)といえば何を思い浮かべるでしょうか。古くはトヨタ・カローラ、いまだにトヨタ・プリウスが売れているイメージが強いかもしれません。最近でいえば日産ノートが同社としてはウン十年ぶりに月間トップになったことも話題となりました。実際は、軽自動車のスーパーハイトワゴンが売れているわけですが、そんな登録車のセールスランキングが2020年になって大きく動いております。1月は10,220台、2月は9,979台でトヨタのコンパクトSUV「ライズ」がランキングトップとなっているのでした。



ちなみに、1月の2位はカローラ、2月の2位はノートでありました。ヤリスやフィットといった有力モデルがフルモデルチェンジをしたこともあり年度末となる2020年3月のランキングは、かなり動きがありそうですがそれでも完全ブランニューモデルがどれだけ防衛するのか、注目でしょうか。


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