クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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自律走行車

無人自動走行(SAE レベル5相当)まで視野に入れた日本政府の意気込み


というわけで、総合科学技術・イノベーション会議において、安倍総理は以下のような発言(抜粋)をしたそうで。

『2017年までに、制度やインフラを整備し、無人自動走行や高速道路での自動運転に向けた実証を可能としたい』

2020年の実用化を目標に進んでいる高速道路に限った自動運転(いわゆるレベル2)はともかく、一気にレベル4、レベル5までを見据えた発言は、荒唐無稽感もありますが、法整備や制度設計の視点からすると、ロードマップが示す最高到達点に対応しておくのは、ロードマップを推し進める点では重要でありましょう。

制度面での不備をあげて、技術の進歩に反対する勢力を抑えるという意味で。

もちろん、技術オリエンテッドで制度を都合よく設計するのはノーサンキューではありますし、法改正においてもバランスを欠いた判断はいけないとは思ういますけれど。

それでも、なんらか見直すことで解決する可能性が大きい部分を、トップダウンで積極的に変えていくという宣言は、行政における反対派・現状維持派を抑える効果に期待大なのでありました。

autodrive_toyota002

具体的に、どことは言いづらいところですが、自動運転に対して積極的な省庁(MLITとかMETI)ばかりではないようですので。その意味では安倍総理の発言に”インフラ”とあるのは意味深だと思う次第なのでした(汗)

精進します。

※画像はイメージです








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アウディの自律走行「ジャック」が900kmを走り抜けた

The Audi A7 piloted driving concept ‘Jack’ impresses through its reliability and natural ability to drive in traffic 

CES150016_medium

アメリカ・ラスベガスで開催されたCES2015に合わせて、シリコンバレーからラスベガスまでの560マイル(900km)を自律走行仕様とされたアウディA7で走破しようというアウディのチャレンジは成功裏に終わった模様。
The Audi A7 3.0 TFSI quattro piloted driving concept proved itself very cabable of driving in traffic just as customers do on a daily basis. Journalists that were behind the wheel were impressed with the concept cars ability to drive comfortably and in the logical user interface for which Audi is known. „The results of the test drive underscores our piloted driving competency“, said Prof. Dr. Ulrich Hackenberg, Audi Board Member for Technical Development. „I‘d like to thank the team of Audi engineers, VW Group R&D and the Electronics Research Laboratory for making it such a great success.“
もちろん、アウディだけの力で成し遂げたのではなく、フォルクスワーゲングループの技術によるもので、とくにキーとなるのはエレクトロニック・リサーチ・ラボラトリー http://www.vwerl.com/ といえそうであります。

さて、公道を法規に則って、最高速度は110km/h程度で走り切ったというアウディA7の自律走行車。気になるのは、どの程度のセンサーを使っていたのか、という点。無論、この時期でのリサーチカーですから量産性やコストは無視して、御大尽状態でセンサーをてんこ盛りしていたのでしょうか……。

リリースの気になる部分を抜き出せば以下の通り。(改行と太字は当方で加工)

The concept vehicle utilizes various production-ready sensors as well as sensors integrated into production vehicles today that accurately detect the vehicles surroundings.

Adaptive cruise control (ACC) and Audi side assist (ASA) long-range radar sensors as well as mid-range radar sensors at the front and the rear of the vehicle that are directed to the left and right of the vehicle provide the vehicle with a 360 degree view of its environment.

Laser scanners are integrated into the front Singleframe grille as well the rear bumper to provide additional detailed recognition of static or dynamic objects.

The redundance of the sensor data constists of a continuous plausibility check during piloted driving to ensure the correct decisions are being made the vehicle and the driver.

Four smaller cameras at the front and rear of the vehicle provide short-range information of the surrounding environment.

The hi-resolution, wide-angle 3D video camera, which will first see production in the the new Audi Q7, obvserves the surrounding traffic surrounding the vehicle.

The sensors utilizes is close to production and meets financial targets for inclusion into future products.
カメラとレーダーを搭載することで、近距離から中遠距離まで車両の周囲を監視するということですが、注目は、引用した部分の最初と最後にあるように、量産性を考慮したセンサーを使っているという点でしょう。

ちょっと前までは、ルーフ上に大掛かりな空間センサーを付けているのが自律走行車のアイコンでしたが、そうした時代は、もはや終わり。

CES150069_small

むしろ、自律走行というのは、追従クルーズコントロールや自動ブレーキのバックボーン的なテクノロジーレベルをアピールする手段となっているとも感じる、今日このごろなのでした。    

精進します。








Googleのセルフドライビング(自動運転)を見て、あれこれ

Vehicle Prototype 1

というわけで、各所で話題となっているGoogleのセルフドライビングカー。既存の自動車ベースではなく、自動運転を前提に作ったシティコミューターのプロトタイプで、ハンドルやペダル類がないというのが話題のようですが、まあ自動運転専用車ですからスタート/ストップのスイッチと目的地を設定する入力デバイスがあればいいので不思議な話ではありません。

そんなプロトタイプを見ての第一印象。


じつは、直前に自動運転(だけの交通社会で、無事故であること)を前提とすれば、クルマのスタイルは変わるのでしょう的なコラムを書いていたのですが、現実のほうが先を行っておりました(汗)


クルマの操作に関する入力系を省くということは、免許も不要ですが、すべての責任はハードウェア側が負うという話で、法整備などややこしいことにはなりそう。

自動車メーカーが操作系を残しているのは、既存モデルをベースにしているというだけでなく、クルマが判断できず、フリーズしてしまうような状況において、ドライバーの操作がオーバーライドする(優先される)ことを考えているからで、すなわち運転責任はドライバーマターという立場だから。その意味で、Googleのプロトタイプは企業姿勢として踏み込んだ印象あり、なのでした。


ここだけの話、空間センサーをルーフ上にド~ンと配している段階で、技術的なコストダウンは進んでいないのだろうな、という印象ですし、まさにプロトタイプの枠内にあるクルマと思えるのですが、ともかく操作系を省くという何歩も踏み込んだチャレンジには驚くばかり。







そのほか、もろもろ自動運転について思うところをUstreamでダラダラ話ております。お時間あるときにでも(汗)


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