クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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自動運動

Appleカー誕生間近? 電気&自動運動時代の自動車製造について考えてみる

ファブレス、アウトソーシングが進むとして果たして自動車生産を受注する企業は存在するか?

 

先日、YouTubeで公開したこちらの動画。映像自体は首都高を走っている様子なので、実質的なコンテンツとしては音声オンリーのラジオ感覚というか、Voicy的な動画ですが、その内容をまとめると以下の通り。
欧州での電気自動車比率が急上昇中で、欧州プレミアムブランドからもジャガー、ボルボが電気自動車専業になると発表している今日この頃。はたして、電気自動車専業になることでテスラのように株価は爆上がりするのか、そしてテスラの時価総額が自動車メーカーとしては異例なほど高い理由とは。はたまた、Appleカー、Googleの自動運転はどうなるのか?そうした点について電気自動車で首都高を走りながら考察します。
もっと単純にまとめると「電動化、自動運動化が進む中で、既存の自動車産業という垂直統合的ビジネスモデルが、水平分業に変わっていくのでは? というトレンドが進んでいますが、そう簡単にはいかないだろう」という話をしているといったところでしょうか。

たしかに電動におけるバッテリーマネージメントや自動運動の基本制御といった部分ではオープンソース的に開発が加速していくでしょうし、その領域ではメーカー・ブランドによる差別化は難しくなるでしょうが、乗り心地や静粛性といった部分をシミュレーションで作り込むのはまだまだ難しいと感じるというのが、一気に水平分業的スタイルには移行しないであろうと思う理由といったこともお話させていただいております。




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自動運動レベル3技術搭載の市販車がついに登場。世界初を実現したのはホンダ・レジェンド!

レジェンドに搭載される「ホンダセンシングエリート」はシステムの総称。レベル3技術の名称は「トラフィックジャムパイロット」


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国土交通省からも発表があった世界初の自動運転レベル3(型式指定)搭載車であるホンダ・レジェンドがついに登場。見ての通り、外観は既存のレジェンドと同様で、3.5リッターハイブリッドのパワートレインも変わりなし。違いは、ホンダセンシングから「ホンダセンシングエリート」へと、文字通りレベルアップした運転支援&自動運動テクノロジーにあり。そして、この新システムであるホンダセンシングエリートの中に、自動運動レベル3を実現した「トラフィックジャムパイロット」が含まれているのでした。

このあたり、勘違いしてしまいそうですが、自動運動レベル3技術は「トラフィックジャムパイロット」であり、ホンダセンシングエリートはあくまでもレジェンドに搭載された運転支援機能を含めた先進安全装備の総称といった捉え方をしておけば、ひとまずは理解しやすいかもしれません。

ですから、ホンダセンシングエリートによって高速道路走行時のハンズオフ(手放し)も可能になっているのですが、連続したハンズオフ運転や、ハンズオフ状態での自動車線変更(追い越し)というのはあくまでレベル2の運転支援技術であります。すなわち、ドライバーは周囲の状況を確認するという責任が残っている状態であり、よそ見をしたり、スマートフォンを利用したりするのはNG。

しかしながらレベル2の運転支援で高速道路を走行している状態で、渋滞に遭遇すると自動運動レベル3技術である「トラフィックジャムパイロット」を起動することができ、運転のすべてを車両システムに任せることのできるのでありました。その機能が働いている間に関しては、ドライバーは周辺監視から解放され、インフォテイメントシステムでDVDを鑑賞することも可能になるなど、いわゆる自動運転状態になるのでありました。


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