クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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直列6気筒

全身が新設計のFRプラットフォームSUV「CX-60」のメカニズム画像集

FRベースのSUVは貴重。2020年代に新設計された直列6気筒エンジンはもっと貴重



2022年秋に日本で発売予定となっているマツダのFRプラットフォームSUV「CX-60」。いまどき6気筒エンジンを新開発してしまうというのは驚きですが、そこには多気筒になれば、低回転で使うことができるようになり、総合的には効率アップにつながるという狙いもあるのだとか。

参考までに、その点についてマツダの公式見解は次のようになっております。

排気量が同じであれば気筒数を増やすほど燃焼振動が小さくなります。
また、気筒数を増やすほど燃焼間隔が狭まって振動のばらつきも抑えられることができるため低回転をつかうことができます。

なるほど、6気筒を新開発することは、ブランディング的な価値だけでなく、機械的な意味もあるのでした。そして4気筒とのモジュール設計を考えればV6ではなく直6になるのは必然で、直列6気筒を搭載することを考えるとFRプラットフォームを新設するというのも当然の結論だったのかもしれません。

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最短デビューは2022年! マツダの直列6気筒縦置きアーキテクチャーはAWDが基本?

公開された画像はすべてトランスファーを持つAWD仕様だがFRもラインナップされるはず

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マツダが、技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」に基づいた技術・商品の開発方針を発表しました。ポイントは、2030年の全ラインナップ電動化(ハイブリッド75%、電気自動車25%)という従来からの方針を実現するための2つの基礎技術を発表したこと。それが、内燃機関を前提とした「SKYACTIVマルチソリューションスケーラブルアーキテクチャー」と電気自動車専用の「SKYACTIV EV専用スケーラブルアーキテクチャー」を展開していくということであります。

「SKYACTIV マルチソリューションスケーラブルアーキテクチャー」の商品として、ハイブリッドモデル5車種、プラグインハイブリッドモデル5車種、EVモデル3車種を日本、欧州、米国、中国、アセアンを中心に2022年から2025年にかけて順次導入する予定です。


そして、新しいSKYACTIVマルチソリューションスケーラブルアーキテクチャーはSMALL群とLARGE群と大きく2タイプに分けることができ、SMALL群はエンジン横置きのプラットフォーム、LARGE群は2020年11月に発表があったようにエンジン縦置きプラットフォームとなることが、今回の発表において明確になったのは最重要ポイント。引用にある商品スケジュールからすると、最短で2022年にはエンジン縦置きのFRモデルが誕生するというわけです。

しかしながら、公開された画像を見ると「FRが誕生する」と断言していいのかどうか……。

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