クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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生産

トヨタの2020年9月生産・販売は前年超え。中国ではレビンが販売をけん引!?

コロナに負けない! カローラ、レビンなどの好調が影響し、前年比約125%と6ヶ月連続の前年超え

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コロナ禍によってビジネスが壊滅的というイメージもありますが、日本の自動車産業は着々と通常運転になっている模様。昨日発表されたトヨタの2020年9月グローバル販売・生産実績を眺めていてもアメリカや中国市場が好調で前年比102%と着実に成長している模様。さらにグローバル生産でいうと中国や日本のけん引により前年比で112%とかなりの伸びを見せております。

そんな中国市場でけん引役となっているのが「レビン」。といっても、AE86の再来ではなく、カローラの兄弟モデルとなるハイブリッドセダンでありますが。そんなレビンやカローラの好調により中国だけでいうと前年比149%もの生産の伸びを見せているそうでありますから。というわけで、4月-9月のグローバル販売を見ても前年同期比81%と想定よりも落ち込みは抑えられるということでありました。また、日本国内ではハリアーやヤリスが好調で、国内の生産実績も前年比104%と伸びているのだとか。






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2013年10月の生産・販売・輸出速報の気になる数字を整理

毎月のことではありますが、11月の終わりになって、国内自動車メーカー各社より10月の速報データが出てきたので、生産と輸出にフォーカスして数字を整理。あえて国内販売実績を無視しているのは、国内雇用と外貨獲得という2点にテーマを絞りたかったから。

生産台数は、すなわち人的雇用・サプライヤーなど周辺への影響力にリンクするといえるもので、国内でのセールスイメージとは異なり、マツダの存在感が強いのが注目点。

国内生産を国内販売で売り切っているダイハツのようなビジネスモデルもありますが、やはりトヨタとマツダは国内で作って、外貨を稼ぐという、昔ながらの自動車産業という印象。ホンダの輸出台数からは、需要のある場所で生産するという同社の伝統的なビジネスモデルを実感してしまいます。

ほかにも海外生産と国内生産の比率なども見ていくと、いろいろと興味深いのではありますが、ともかく国内で一定の雇用を自動車産業に求めるのであれば、日本でしか売れない(海外で作るメリットの少ない)カテゴリーをある程度の規模で維持しておくのは、政治的にも、市場規模を維持する上でも、ひとつの正解といえるのかもしれません。その意味では、軽自動車と5ナンバーサイズミニバンというカテゴリーが持つ価値を意識しておくことは、マーケットを見ていく上で重要なキーになるのだろうな、と改めて思うのでありました。


※数字は各社発表値。打ち込みミスなどありましたら、ご指摘ください

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