クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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現代自動車

ヒョンデの燃料電池車「ネッソ」に乗った第一印象はクラウンSUVだった

水素ステーションが近所にあったら欲しいと思う、国産からの乗り換えでも自然に感じる出来映え


 
2022年2月にヒョンデ モビリティ ジャパンとして日本での乗用車販売に参入することを発表した現代自動車。その先兵ともいえる燃料電池車「NEXO(ネッソ)」を公道で試乗することができました。

くわしくは、carview! に寄稿した試乗レポートや、冒頭に貼った”駄々洩れ”系のインカー映像をご覧いただきたいのですが、結論をいえばヒョンデの燃料電池車は、非常に絶妙に日本仕様へローカライズされていたことが印象深い一台となっておりました。



それは右ハンドル、右側ウインカーというコクピットの基本配置だけでなく、ペダル類のレイアウトについても右ハンドル化のネガを感じさせないものだったのです。最近では国産車でもグローバルモデルでは左ハンドル優先の基本設計で、右ハンドルはどこか我慢を強いられる仕様になっていることも珍しくない中で、ここまで日本市場で不満のない右ハンドル仕様に仕立ててきたというだけで本気ぶりがわかるというもの。

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トヨタがBEVをKINTO限定という噂もあるけれどレクサスBEVはどうなる?

トヨタがBEV専用モデル「bZ4X」をサブスク専用にするという観測報道あり。レクサスのBEV「RZ」は2022年春発売予定のはずだが……

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先日、ヒョンデのBEV(電気自動車)として日本上陸した「アイオニック5」に試乗する機会がありました。拙ブログでも過去に紹介しているように、非常にリーズナブルで性能的にも十分なBEVということで国産メーカー戦々恐々といったプロフィールのモデルで、実際に乗ってみてもアピアランスから受けるイメージ通りの”デジタルな乗り味”で、これはクルマとの対話を大事にしているような国産メーカーには作れないBEVだなあと思った次第。


そんな国産メーカーの代表といえるのがトヨタですが、トヨタも同クラスのSUVスタイルのBEV「bZ4X」を発売予定。しかし、その販売方式は売り切りはなく、サブスクリプションのKINTOだけで扱うという観測報道がありで、一部の自動車ファンからは失望的な感想も流れている模様。

そんなわけで気になるのはレクサス・ブランドとして初のBEV専用モデルとなる「RZ」の行方なのでありました。


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HYUNDAI(ヒョンデ)の乗用車が日本市場に再上陸。燃料電池車の本気販売に大注目

2009年撤退からの再挑戦。ヒュンダイあらためヒュンデ。日本ではZEV専業ブランドとして生まれ変わった




現代自動車あらためヒョンデが日本に再上陸することを発表しております。

これまでも観光バス「ユニバース」を販売していましたから、日本法人は存在していたのですが、2009年に撤退した乗用車部門での再チャレンジというわけです。

2022年1月1日に、日本法人の社名を「現代自動車ジャパン」から「ヒョンデ モビリティ ジャパン」に変更しておりましたし、電気自動車「IONIQ5(アイオニックファイブ)」や燃料電池車「NEXO(ネッソ)」のテスト車が日本の路上で確認されていましたから、再上陸は時間の問題と見られていました。

そして新生ヒョンデは、そのIONIQ5とNEXOというZEV(ゼロエミッションビークル)専業ブランドとして日本市場への再上陸をすると正式発表に至ったのでした。続きを読む

ヒョンデのBEVが採用するインフィニオンの800V対応パワー半導体とは?

最大1200Vのブロック電圧を持つインフィニオンのSiCパワー半導体が現代自動車のBEVに採用されたと発表される

HybridPACK Drive CoolSiC

パワー半導体のトップメーカー、インフィニオンテクノロジーズが、電動車両のインバーター(パワーコントロールユニット)に欠かせないパワー半導体の新製品「HybridPACK™ Drive CoolSiC™ MOSFET」をローンチしたとの発表がありました。

そのアピールポイント引用すれば以下の通り。

電気自動車 (EV) のトラクション インバータ向けに最適化された 1200V のブロック電圧を持つフルブリッジ モジュールです。このパワーモジュールは、高電力密度および高性能アプリケーション向けの車載用 CoolSiC トレンチ MOSFET 技術をベースにしています。これにより、特に 800V のバッテリーシステムや大容量のバッテリーを搭載した車両において、より長い航続距離を可能にするインバータの高効率化とバッテリーコストの低減を実現します。

この新しいパワー半導体により、インバーター単体でのエネルギー消費量を69%も軽減することができ、800Vシステムで考えると従来のユニットと比較してシステム全体として7.6%も消費電力を減らせるのだとか。つまり、同じ航続距離をターゲットにするのであれば、それだけバッテリー搭載量を減らせるということになり車両全体としてのコストダウンにつながるというのが注目ポイント。

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