クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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燃料電池スタック

存在感はレクサスLS級。次期MIRAIはショーファードリブンになる?

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想像以上にボリューム感のあった次世代燃料電池車「MIRAI」コンセプト
そういえば、東京モーターショーの会場ではない場所に飾られていたトヨタのMIRAI CONCEPTも軽くチェックしていたのでした。事前発表のデータや画像からはクラウンの置き換え的存在と感じていたのですが、リア駆動となり、20インチタイヤを得たMIRAIのたたずまいはクラウンクラスを超えたもので、むしろレクサスLSに近いというか、トヨタのエンブレムをつけていることからセルシオ的なイメージが強いものでありました。モデルチェンジのたびにクラウンがパーソナルサルーン色を強くしているために空席となりつつある、トヨタブランドのショーファードリブンというポジションにぴったり収まるであろうムードを持った一台と感じたわけです。ボディサイズ的にはマジェスタ後継と捉えるべきかもしれませんけれど…。


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EVのつぎはFCVがトレンドをメガサプライヤーが示す #東京モーターショー2019

ボッシュは電動エアコンプレッサーを日本初公開、デンソーはプレスカンファレンスでFCへの注力を宣言
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こちらの画像、何を撮ったものかわかるでしょうか。四角い箱にあたかもターボチャージャーの吸気側(コンプレッサー側)がくっついているように見えるユニットの正体は、電動エアコンプレッサー。

このユニットが展示されていたのは東京モーターショーにおけるボッシュのブースで、その役割は燃料電池(FC)に酸素を送り込むこと。しかも、このユニットの紹介は同社のプレスリリースの最初に記されているのでした。つまり、ボッシュはFCの将来性について評価しているということ。

いまやBEV(バッテリーEV)が次世代車の中心という状況で、FCV(燃料電池車)の時代は来ないという認識もあるかもしれませんが、ゼロエミッションであったり、カーボンニュートラルを目指す中で、またパリ協定で定めたCO2排出量制限を実現するためにはBEV一辺倒ではカバーできない部分もあるわけで、FCの必要性を感じているということでしょう。

自動車メーカーよりも業界トレンドには影響力のあるメガサプライヤー「ボッシュ」が、こうした意思をモーターショー展示で見せるというのは、そうした理解をしていいのだろうとは思うわけです。

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