クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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歩行者

交通安全の合い言葉「ダイヤの先には横断歩道」

信号のない横断歩道の手前にはダイヤのカタチ(ひし形)をした道路標示があります
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いろいろご意見ありましょうが、交通事故の発生件数が減っているのはハードウェアとインフラの進化というのが持論。

たしかに運転手の安全意識を高めることは重要ですが、そうした啓蒙活動は長らく行なわれてきたわけで、ここ10年内の大幅な事故減少は、AEBS(衝突被害軽減ブレーキ)に代表されるADAS(先進運転支援システム)の進化が大きく貢献しているのだろうと思う次第であります。

その上で、ADASでは減らせないと感じるのが信号のない横断歩道における事故。法律上は横断しようとしている歩行者を優先して、車両は停止する義務があるのですが、なかなかそうはいっていないのも事実。もっとも、コンプライアンス意識の高まりからか、横断歩道における歩行者優先を順守する意識も強まっているという印象もありますが……。



とはいえ、信号のない横断歩道を認識してから両サイドの歩道に目をやり、横断しようとしている歩行者を見つけて、減速・停止するというのは運転手の力量によっては難しいと感じるのも事実でしょう。

そのために覚えておきたいのが、タイトルにもした「ダイヤの先には横断歩道」という合い言葉。路面にダイヤマークを見つけたら減速する意識が街乗りでの安全運転には大事というわけです。続きを読む

2020年の運転常識、信号機のない横断歩道での一時停止が強く求められるようになる

交通ルール遵守として「横断歩道での一時停止」が厳しく言われるようになると予想
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信号機のない横断歩道で、歩行者が横断しようとしているとき車道を走っている車両は一時停止して歩行者が横断するのを優先させなければならないというルールは、ようやくといいますか、ここ数年強く言われるようになった印象あり。新年の散歩でも、以前よりも一時停止してくれるドライバーやライダーが増えているような気がするのでした。

「横断歩道での一時停止」は、おそらくネットで草の根運動的に啓もうが進んでいると感じているので、もっと新聞などのオールドメディアでも啓もう活動を進めないとドライバーの認識差が事故の元となりそうですが、いずれにしても将来的な交通事故を減らす効果は期待できるトレンドといえそう。

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2020年は混合交通下での自動運転へテーマがシフトする年になる?

高速道路での自動運転元年となる2020年、次のステップは混合交通でのルール作り
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謹賀新年

2020年の元旦、新しいDecadeとなる”20年代”のスタートは自動車業界としては「自動運転の十年紀」になるといっていいでしょうか。すでに東京オリンピック・パラリンピックにあわせてレベル3自動運転が実用化されることは既定路線でありまして、会場内などのクローズドエリアでは無人運転も実施される予定。そして、次なる自動運転のターゲットは一般道となるはずであります。

ただし、一般道となると急激に難易度があがるというのが定説。高速道路は基本的に歩行者や自転車はおりませんし、クローズドエリアであればそれらを制限できますが、一般道となれば歩行者や自転車の存在を前提としなければなりませんし、当然ながら信号機のない交差点や横断歩道も考慮しないといけないからです。



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