クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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横浜ゴム

夏タイヤとしては使える状態でも冬タイヤ的にはNG【オールシーズンタイヤの罠】

履きっぱなしで持つのは3年弱? オールシーズンタイヤは冬前に交換が必要になった!

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2021年10月に購入、すでに一回ほど車検を通し、3年ちょっと乗っているエブリイ(軽商用バン)のタイヤを、ダンロップのオールシーズンタイヤに替えたのは2022年1月のことでした。オールシーズンでありますから、それから3年弱の期間は履きっぱなし。

その現状は以下の通り。

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メインのグルーブは十分に溝がありますが、右上辺りにみえるプラットフォーム(冬用タイヤとしての性能限界を判断する目安)は、ほぼほぼ露出した状態となっているのが確認できます。さらにスノーグリップに貢献するであろう細かいサイプも失われている部分が散見できます。つまり、今度の冬においてはオールシーズンタイヤではなく、機能的にはサマータイヤ状態になってしまったと判断できそう。

こうなることは、すでにオールシーズンタイヤを履いて2年が経過した時点でわかっていたことですが、冬を目前にして真の意味でオールシーズンタイヤとしての機能を喪失したといえ、履き替え必至といえる状況になっているのは事実といえましょうか。



もちろん、こうした消耗がすべてのクルマで起きると指摘するものではなく、あくまで月平均で1000kmほど走る軽バンユーザーである自分において起きたというだけの話。走行距離、車格、タイヤサイズなどが異なれば、結果は変わってくるはずですので、その点は誤解なきよう。


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横浜ゴムの新スタンダード「BlueEarth-Es」が全92サイズで登場

135/80R12から225/35R19まで幅広く設定する「BluEarth-Es ES32」
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横浜ゴムのスタンダードタイヤ「ECOS  ES31」の後継モデルが8年ぶりに誕生。それが最新のエコタイヤ・ブランドの名の下に生まれた「BluEarth-Es ES32」……というわけで、新登場ですがスタンダードタイヤらしく軽自動車からセダン、ミニバンまで幅広い車種に対応しているのがセールスポイント。

なんと発売サイズは、下は135/80R12 68Sから上は245/40R19 94Wまでの全92サイズと豊富なラインナップを誇っているのでした。スタンダードモデルとはいっても、ワイドなセンターグルーブやショルダーの細いサイプなどが、そこはかとない高級感を漂わせているのが日本ブランドのタイヤといったところでしょうか。

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タイヤの空気圧管理もIoT。シェアリング時代に向けた実験開始

横浜ゴム、オリックス自動車とタイヤ空気圧の遠隔監視システムの実証実験を開始

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自動車業界100年に一度の大変革期と当たり前のようにいわれ、CASEだのMaaSだのIoTといったアルファベットが飛び交う昨今ですが、自動車にとって不変といわれる黒くて丸いパーツ、タイヤにもIoTの流れが着々とやってきております。そんなわけで、横浜ゴムがタイヤ空気圧の遠隔監視システムをカーシェアリングに活用してメンテナンスの最適化をしようという試みを始めたと発表アリ。

横浜ゴム(株)はオリックス自動車(株)の協力を得て、新たなタイヤソリューションサービスとして当社が開発したタイヤ空気圧の遠隔監視システム(Tire air Pressure Remote access System=TPRS)の実証実験を8月より開始しました。実証実験はオリックス自動車のカーシェアリング事業であるオリックスカーシェアの車両に「TPRS」を導入し、東京都と神奈川県の首都圏の一部で実施します。

 

「TPRS」はタイヤの空気圧や温度、車両の位置情報をリアルタイムでリモート監視することができるシステムです。タイヤメンテナンスの大幅な省力化に加え、点検のバラツキ防止、異常検知による事故防止、適正な空気圧維持による燃費向上などに貢献し、検知データはリアルタイムでクラウドサーバーに保存します。「TPRS」はより厳しいタイヤ管理が求められる運輸・物流事業者向けに展開してきましたが、CASE、MaaSの発展による乗用車用タイヤの「生産財化」を見据え、このたび乗用車向けの検証を開始しました。
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横浜ゴム、ADVAN HFタイプD復刻版のサイズを拡充で思い出すこと

R30スカイラインが履いている純正アルミホイールをR31に履かせていたことがありまーす(棒

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以前から旧車ファンの味方としてヒストリックタイヤを復刻生産している横浜ゴム。1980年代の”走り屋”ブームの中で大人気を博した「ADVAN HF TYPE-D」も、そうした復刻モデルのひとつでしたが、今回10サイズの追加設定が発表され、そのイメージカットとしてR30スカイラインに履かせた画像が公開されました。

このクルマ、デビュー当時も人気でしたが、スカイラインがR31にフルモデルチェンジした後に公開された映画「首都高速トライアル」でのメインマシンとして登場したことで、走り屋にとってレジェンドマシン入りしたという印象もアリ。もちろん、西部警察での劇中車として人気を集めていたのは言うまでもありませんが。

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横浜ゴムのハイウェイテレーンタイヤ「GEOLANDAR CV G058」が世界最古のデザイン賞を受賞

スポーティなADVANホイールを履いたイメージ画像も勇ましい横浜ゴムのSUV用タイヤ

勉強不足で恐縮ですが、初めて目にした「シカゴ・アテネウム グッドデザイン賞」なる世界でもっとも歴史のあるデザイン賞において、横浜ゴムのクロスオーバーSUV向けタイヤ「GEOLANDAR CV G058(ジオランダー・シーブイ・ジーゼロゴーハチ)」が選ばれたとの発表あり。

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といっても、2019年にもハ横浜ゴムのイパフォーマンス・クロスオーバーSUV向けタイヤ「GEOLANDAR X-CV(ジオランダー・エックスシーブイ)」、SUV・ピックアップトラック用タイヤ「GEOLANDAR X-AT(ジオランダー・エックスエーティー)」の2商品が「シカゴ・アテネウム グッドデザイン賞」を受賞した実績があるようで、ハマゴム・ファンにはおなじみデザイン賞なのかもしれません(汗)

詳しくはリンク先でご確認ください。
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横浜ゴムの新開発手法「HAICoLab」の特徴は人間のひらめきとAIのデータ処理能力のコラボ

AIと人の協奏によりデータの存在しない領域も含めた知見の探索を可能とする

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横浜ゴムから『“人とAIとの協奏”によるAI利活用を構想』という、なんともSFみたいなタイトルのニュースリリースが届きました。詳細はリンク先でご確認いただきたいのですが、自分なりに要約すれば「AIによる緻密なデータ処理に、人のひらめきをプラスする」手法の着想といったところでしょうか。

そして、この構想には”Humans and AI collaborate for digital innovationをもとにした”「HAICoLab(ハイコラボ)」という名称がつけられております。







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