クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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新車試乗

新型フィットに設定される回転シート車を試してみた

身長163cmの自分でも膝を抱えるようにしないと乗り込めない。使う人を選ぶかも……
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新型フィットにはカタログモデルとして「助手席回転シート車」が用意されております。メーカーのニュースリリースを転記すれば以下の通り。

e:HEV BASIC、BASICをベースに、助手席回転シート車を設定しました。座面クッションの先端形状を滑らかにして乗降性を高めた回転シートは、シートの取付位置や回転軸位置の最適化により、ゆとりのある足元を実現。簡単なレバー操作によるスムーズなシート回転と、大きく開くドアにより、乗り降り時の負担を軽減します。

たしかに、レバー操作によるシート回転はイージー&スムースで、介護する側の負担も少なそう。画像からもわかるように折り畳み式のフットプレートがついていて、そこに足を乗せておけば回しているときにつま先がボディに当たるようなこともないといった具合に配慮されているのでした。

ただし、自分の身長(163cm)でもフットプレートに足を乗せようとすると、かなり窮屈に膝を抱え込むような姿勢を強いられるわけで、はたして自力で乗り降りができないレベルの方が、この姿勢をスムースにとれるのかといえば少々疑問。身長150cm台の高齢者にはぴったりかもしれませんが、体格がよくて足腰が弱っている人にはちょっと厳しいかもしれません。言わずもがなでしょうが、実際に試してみて、ご判断されることをおすすめします。


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新型フィットが従来価値から脱却したことを示すラゲッジの考え方

後席の快適性にプライオリティを置いたパッケージとシート設計が新型フィットの隠れたポイント
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先日、新型フィットに試乗した際のiPhone撮って出し動画でも話しているのですが、このクルマの後席は従来のフィットとは違うアプローチでデザインされていると感じるところ。

コンパクトカーにありがちなのは、背もたれや座面を小さくして格納性を上げてイージーにフラットなラゲッジスペースを作れるようにすることだったりするのですが、新型フィットは座る人の心地よさが最優先されている設計と感じるところ。

ですので、背もたれを前方に倒したときに少しだけ段差ができる(パネルを使って気にならないようケアしてありますが)のでした。それは座面のクッション性であったり、肩までしっかりカバーする余裕のサイズの背もたれであったりといったシートデザインを優先したことの証でもあります。

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新型N-WGNに初乗り。ターボの燃費は本当によいよ

首都高と一般道で一時間のドライブ。燃費表示は19.5km/L
8月上旬にフルモデルチェンジを実施、発売されていた新しいホンダN-WGNにちょい乗り。プレーンで、どこかノスタルジックな雰囲気を持つルックスですが、その中身は最新版。停止まで対応したACCやオートホールド機構付きEPBなど充実した運転支援システムを標準装備としているのがセールスポイントでしょうか。パワートレインも、N-BOXがフルモデルチェンジで採用した第二世代のS07系エンジンとCVTにアップデートされておりますし、CVTの制御はさらに熟成しているという自信作とのこと。
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というわけで、いろいろ見方があるでしょうが、初乗りで驚いたのはその燃費性能。カスタムのFF・ターボはカタログ値が21.2km/L(WLTCモード)と、FF・NAの23.2km/Lとさほど変わらないのにも驚きですが、実際に走行したときの燃費計の数字に乖離がないのに驚かされたのでした。


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