クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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新車

2022年、自動車コラムニストがリアルに欲しいと思った新車は新色ロードスターでした

新色ジルコンサンドメタリックとブラック幌の組み合わせが魅力的すぎた

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おかげさまで2022年を振り返ると、WEB向けだけで525本(12月24日時点)ほどのコラムを書くことができました。これだけアウトプットしたということは、それなりにインプットもあったというわけです。そして、インプット行為の中には新車を見たり、乗ったりということも含まれます(インプットの総量からすると新車試乗の機会はごくわずかですが)。

新コンセプトのブランニューモデル、電動化や運転支援の最新メカニズムを搭載したモデルなどなどに触れた中で、個人的にもっとも欲しいと感じたのは、マツダ・ロードスター。それも試乗したのではなく、ただ見ただけの個体でありました。


それが、こちらの一台。2022年11月に発表された商品改良にて追加された新色「ジルコンサンドメタリック」をまとったRSグレードであります。いわゆるカーキ系のジルコンサンドメタリックと、ブラックの幌という組み合わせが非常に趣味的に思えたのが、欲しいと感じた理由。

ソウルレッドのロードスターでは、あまりにもマツダ好きのようで気恥ずかしいと感じる部分もあるのですが、このジルコンサンドメタリックにブレンボの赤いブレーキキャリパーがアクセントとなっている状態は、単なる地味な色ではなく、スポーツカーの新解釈につながると感じたわけです。もっとも、
撮影車のオプション込み価格は375万2100円ですから、おいそれと「買います!」というわけにはいかないのですが……。

 



以下、新色のロードスターほか、2022年のインプットで印象深かったクルマの動画を並べておきますので、クリックして眺めていただければ幸いです。続きを読む

2023年4月発売予定、ホンダZR-Vはミドル級SUVの決定版といえる燃費性能

カテゴリーとしてのバージョンアップを目指した「SUV3.0」コンセプトも納得の超・好燃費に驚いた

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本来であれば2022年秋に発売予定ながら、半導体不足などからくる生産状況を鑑みて2023年4月の発売となったホンダの新型SUVモデル「ZR-V」に公道試乗する機会がありました。

ZR-Vについては、過去に何度も取材することがあり、純正アクセサリーやデザイン取材などのインプットをWEBメディアにてアウトプットしてきています。そこで出てきた「異彩解放」や「SUV3.0」といったキーワードはキャッチーでわかりやすいもの。スタイリングとしても新しいモデルを生み出そうという意気込みを感じてきたのでした。

それだけ注目していた新型車を、ようやく動かすことができたという意味で感無量な試乗となったのでした。





 



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トヨタ・カローラクロス正式発表。カローラの名に恥じない手の届きやすい価格を実現

1.8リッターハイブリッドのエントリーグレードは259万円。WLTCモード燃費は26.2km/Lとライバルより優秀

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トヨタのCセグメント・プラットフォームを使ったコンパクトSUV「カローラクロス」がついに日本で正式発表、発売開始。先行してローンチされた海外版とは異なるフロントマスクを与えられた理由は日本のユーザー嗜好に合わせたからで、車両コンセプトも海外では「アーバンタフネス」となっているのに対して、日本向けは「アーバンアクティブ」と微妙に異なっているのでありました。


単にCセグメントのSUVとして生み出したのではなく、あくまでもカローラ・ファミリーの一員として生まれたことが明確なのは、その価格帯。廉価版といえるガソリンエンジン車(FFのみ設定)ではエントリーグレードを199万9000円から用意、ハイブリッドでもFFのエントリーグレードは259万円となっているのでした。この価格帯は、コンパクトSUVカテゴリーにおいて好調に売れているホンダ・ヴェゼルよりも割安感があるもので、かなり戦略的な値付けにしてきたという印象であります。


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SUBARU BRZフルモデルチェンジで価格は308万円~343万2000円

MTとATの価格差は16万5000円。アイサイト代としては少々高めの印象

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先日、メディア向けにプロトタイプを公開したSUBARUのスポーツカーBRZが正式発表。言わずもがな、トヨタと共同開発した水平対向エンジンを積むFRスポーツカーの2代目モデルで、トヨタ版のGR86に先行した発表となりました。

グレード構成は「R」と「S」の2タイプで、目立つ装備差はRグレードが17インチタイヤで、Sグレードが18インチタイヤを履いていること。パワートレインは173kWを発生する2.4リッター自然吸気エンジンで共通。トランスミッションは6速ATと6速MTを設定、ATにはステレオカメラを使った先進運転支援システム「アイサイト」を標準装備しているのが特徴となっております。

というわけで、ATのほうが高価になるのですが、新型BRZのメーカー希望小売価格は次の通り。

  • R MT 308万円
  • R AT 324万5000円
  • S MT 326万7000円
  • S AT 343万2000円

グレードによる価格差は18万7千円、MTとATの価格差は16万5千円と明朗会計になっております(笑)


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SUVの流行には歩行者保護性能と関係あるのでは、という仮説

エンジンフードが高く、オーバーハングが伸びてもスタイリングへ悪影響の少ないSUVを選びたくなる?

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今回のテーマは「世界的なSUVムーブメントの背景」。上の示したイメージカットは先日試乗の機会を得たプジョーのコンパクトSUV「2008」ですが、こちらのボディは全長4305mm・全幅1770m・全高1550mmと偶然ながら日本で使いやすいサイズ感で、それでいて最低地上高は205mmを確保していることでSUVらしいシルエットを成立させているのは評価ポイントでは?

そして、こうしたSUVらしいスタイルの評価が高くなった背景のひとつに、歩行者保護性能のレベルアップが求められていることがあるのでは、というのが自分なりの仮説。一般論でいえば、歩行者保護性能を高めるにはバンパーの攻撃性を抑えるためにフロントオーバーハングは長くなり、また衝突時に歩行者の頭部への攻撃性を抑えるためにはエンジンフードが高くなる傾向にあります(いずれも硬い部分までの空間を確保するのが狙い)。

そうした時代の要請に応えると、どうしてもボディのシルエットが厚ぼったくなってしまうのは致し方ないのですが、そこにあえてロードクリアランスを上げることで車高が低いほうがスマートという価値観を崩し、さらに大きめのタイヤを与えることで足元とボディのバランスを取ることのできるのがSUVスタイル。それを市場がスタイリッシュと感じていることが、いまのブームにつながっていると思うわけです。あまりにも単純化しすぎたロジックかもしれませんが……。


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86/BRZのフルモデルチェンジがオンラインで発表された!

意外に顔つきは変わっていない? トヨタ86がついに世界初公開

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トヨタとSUBARUが共同開発する身近なスポーツカー86とBRZのフルモデルチェンジを国内向けに公開するオンラインイベントが開催。



「いっしょにいいクルマつくろう!トークセッション」 配信内容
  1. 発表会の趣旨説明
  2. アライアンスの歩み、合同発表に至った経緯
  3. 車両アンベール
  4. トークセッション
  5. 今後の展開、取り組みについて
今回のフルモデルチェンジにあたり、トヨタ86は「GR 86」と改名したのはトヨタはスポーツカーをGAZOO Racingカンパニー扱いとするというブランディングの関係でしょうか。すでにBRZのスペックは公開されていたので、サプライズはないところ。パワートレインは2.4L水平対向エンジンで6速MT/6速ATというのも両車で共通の仕様となっております。この時期にローンチするスポーツカーとしては電動化をまったく考慮していないように見えるのは時代にそぐわない気もしますが、そこは生産を担うSUBARUの技術力ゆえでしょうか……。

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