クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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新型コロナウイルス

トヨタ大復活祭!2021年4月のグローバル販売は85.9万台で2019年も超えた!

新型コロナウイルスの影響をまともに受けた前年度比でいうと203%。コロナ以前の2019年と比べても109%と確実に成長している

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トヨタが2021年4月の販売実績などを発表。トヨタ単体でのグローバル販売は859,448台(前年同月比203.0%)で過去最高。海外販売だけに絞ると735,431台(同225.8%)で、こちらも過去最高記録を樹立という絶好調ぶりなのであります。

前年比で200%を超えるのは2020年4月は新型コロナウイルスの第一波が世界中を覆ったタイミングだったこともありましょう。ちなみに、2019年4月のグローバル販売は78.8万台だったそうで。過去最高だから当たり前ですが、前々年比でも確実に成長しているのでありました。

日本国内ではまだまだ新型コロナウイルスの影響による景況感の悪化が感じられる昨今ですが、数字で見る限りトヨタは一足早くアフターコロナのフェイズに入っている模様。いろいろな見方がありましょうが、現時点ではトヨタのラインナップやビジネスモデルは最適化されているといえるのでしょう。



北米(27.2万台、前年比288.5%)
米国において、RAV4やハイランダー、4RUNNERなどのライトトラックや、RAV4、ヴェンザなどのHEVが引き続き堅調なことに加え、前年同月に新型コロナウイルスの影響で販売が落ち込んだため、大きく前年超え

中国(16.0万台、前年比112.2%)
アバロン、カムリ、RAV4、ワイルドランダーなどが好調だったため、前年超え

日本(12.4万台、前年比127.1%)
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令に伴い多少影響を受けたものの、前年同月に新型コロナウイルスによる影響があったことに加え、ハリアーやヤリスなどが好調なため、前年超え
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アフターコロナのモータースポーツはどうなる? 人の争いはe-Sport、メーカーは自動運転AIで競う?

クラッシュしても安心なe-Sportならどこでも観戦可能
自動運転レーシングカーはサーキットを実験室に成長する


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アフターコロナ時代のモータースポーツはどうなってしまうのか。コロナ自粛によってリアルイベントが休止になった中で、プロモーションとして利用したeスポーツの魅力が伝わり、それによってリアルの必要性がなくなっていくのでは? という思考実験をした動画をYouTubeにて公開させていただきましたが、あらためて文字としても残しておこうと思う次第。

手短に”風桶”的にまとめると次のようなロジック。

新型コロナウイルスの影響でリアルモータースポーツがeスポーツに参入
純粋にドライバーの能力を競うならeスポーツのほうがいいんじゃないか?
アクシデントによるケガなどの心配もないから現在の社会マインドにも合致しそう
リアルモータースポーツが衰退すると車両そのものをアピールしたい自動車メーカーは困ってしまう
ならば各社独自のAIによる自動運転車でレースを競えばいいのでは?
そうなると実社会でも役立つ”駆け引きのできる”AIを育てることに役立ちそう
ヒューマンモータースポーツは安全なeスポーツに移り
実車で行なうモータースポーツはAIが競うようになる


AIが運転するとなればコクピットも不要ですし、もちろん衝突安全性も無視できるのでクルマのスタイルも大きく変わってしまうかもしれませんが、それはそれで面白そうです。また、運転についても操舵、駆動、制動のいずれも四輪独立でコントロールできるので、定番が決まるまでは各社独自のアイデアが入り乱れることになって、ハードウェア競争としても盛り上がりそうと思うのですが、さて?

というわけで、動画のほうをご覧ください……




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新型コロナウイルスの感染拡大を環境対応の糧とするのが人類の賢さ

テレワークで移動を減らしても回せる業務が確認できた

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新型コロナウイルス感染拡大を防ぐためのロックダウンなど経済封鎖によって、とくに航空関係は壊滅的な打撃といえる影響を受けているようですが、おそらくその流れが変わることはないだろうと予想。仮に趣味としての旅行を楽しむ層が減らないとしても、ビジネスでの移動は大きく減ると考えられるから。

なにしろ、今回の対応としてテレカンが当たり前になって、たしかにリアルなフェイスtoフェイスの必要性がゼロではないにしても、移動せずにミーティングできるのであればそのほうがコスト的に有利なわけで、企業が不要な出張費を抑えようという流れになるのは止められないと思うわけです。今回の対応によって企業の中でもテレカンやテレワークで、どんな業務であれば問題なく遂行できるのかといったノウハウも一気に溜まったでしょうから。

そうして移動が減れば、モビリティ由来のCO2排出量も減るわけで気候変動対策にもなりますから、社会的には一石二鳥といえるかもしれません(航空関係を除く)。とはいえ、人が生きていくためには物流は必要なので、人の移動は減ったとしても物を運ぶことはなくならないわけですが……。

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クルマを動かさないのも傷む原因。 #STAYHOME が大事なのはわかりますが…

あまりに長期間、動かさないのは故障の原因。タイヤとエンジンが大きなポイント

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新型コロナウイルス(COVID-19)を拡大を防ぐために不要不急のお出かけはせず、 #STAYHOME が求められております。人と人の接触機会がウイルス拡散の原因であれば、そうした対応をして命を守るというのは最優先になることに疑問を挟む余地はないといえますが、とはいえアフターコロナの世界に向けて様々な準備はしておきたいもの。

たとえばマイカーのコンディションを保っておくことに気を配っているでしょうか。

意外かもしれませんが、クルマというのは放置しておいても傷んでしまうもの。適切な環境で保管しているぶんには別ですが、駐車場などで雨ざらしになっていると様々な箇所にトラブルの芽をつくってしまうのであります。




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No密のトレンドはオープンカーのムーブメントを生むかどうか?

クルマのキャビンは密閉空間。しかしオープンカーなら「密」を避けることができる?



新型コロナウイルス(COVID-19)の集団発生防止として「3密」というキーワードはすっかりおなじみになりました。あらためて整理すれば、換気の悪い密閉空間、多数が集まる密集場所、間近で会話する密接場面という3つのを避けようというキャンペーン。同時にソーシャルディスタンスなんて言葉もある種の独り歩きをしているような気もする今日この頃なのですが、こうした密を嫌う傾向というのはアフターコロナになっても残るだろうな、と思う次第。

いや、アフターコロナではなく”with コロナ”で生活を組み立てていく時代になれば、ソーシャルディスタンスをとることを優先したライフスタイルに変化するのでは? と思うわけです。ちなみに、ソーシャルディスタンスというのは他人と1.8m程度の距離をとることだそうですが、乗用車でソーシャルディスタンスを確保するのは至難の業。ミニバンの1列目と3列目に座ればギリギリ保てるというくらいでしょうか(汗)

いずれにしても公共交通機関でソーシャルディスタンスを確保することは、ほとんど無理といえる話であって、マイカー回帰の流れは加速するだろうなとも思うのでした。そして、そのときに選ばれる条件として密閉を避けることが重視されるとすれば……。


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緊急事態宣言で自動車教習所が休校、検定期限はどうなる?

自動車教習所休校の報が届く。心配なのは各種期限をどうするかということ

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COVID-19(新型コロナウイルス)への対応として緊急事態宣言が発出されたわけですが、自動車教習所というのは、いわゆる3密の空間でありますから休校の要請が出る可能性大。下記のツイートでリンクを貼っているように、すでに休校を決めた学校もあるようです。
そこで心配になるのは、各種の期限をどうするのかということ。すでに運転免許を取った人は忘れているかもしれませんが、主な期限としては以下の3つがあるのです。

  1. 教習の有効期限:9か月
  2. 仮免許の有効期限:6か月
  3. 卒業検定の有効期限:3か月
1の教習の有効期限は最初の教習を受けたときから最後の教習を修了するまでの期限、そして仮免許の有効期限が切れると路上教習を受けることができず、卒業検定も受けれません。その卒業検定についても最後の教習を修了した日から3か月以内に受かる必要があります。

基本的には余裕のある期限だとは思いますが、自動車教習所が休校したことで、こうした期限を迎えてしまう人もいないとはいえないわけで、緊急事態宣言によって休校とするのであればなんらかの延長措置を取るべきと思うわけです。おそらく、すでに動いているとは思いますが公式には発表されていないようなので気になります。






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