クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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左足ブレーキ

ドライビングオタク向けスペシャル動画、2つの注目ポイント

元F1ドライバーによるラリーテクニック。アクセルとブレーキのオーバーラップとアクセルオンのタイミングによる姿勢コントロール。左足ブレーキは必須テクニック



個人的にはまったく普段と変わらない生活を送っているのですが、世間的には正月休み(1月3日は最後の一日?)といったところでしょうか。そして、巣籠な正月を送っている”ドライビングオタク”の方には最高の暇つぶしになる動画が、「クルマで遊ぼう! 大井貴之のSports Driving Labo.」チャンネルにアップされておりました。

それが、こちらに貼った『ドライビングオタク用 特別編集 86CS R3』で、大井貴之さんの説明を引用すると次の通り。
元F1ドライバーで現役GT500ドライバーのヘイキ・コバライネン選手が86のR3マシンでアタックした超お宝の群サイ車載映像。
本気でドライビングを研究したい変態級ドライビングオタクのために、ペダル付きのオンボードを50%再生(スローモーション)で再編集。
ドライビングに興味がない人にとっては価値のない映像なので、観てから文句を言わないようにw
まさしくマニア向けの動画なのですが、左足ブレーキ派の自分にとって非常に興味深いものになっているのでした。そのポイントというのは……




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左足ブレーキについての動画を2本公開しています【YouTube】

賛否両論「左足ブレーキ」、日常的な操作を映像として残してみました



2ペダル車の運転テクニックというほどでもありませんが、やっている人はやっていて、やらない人はやっていない「左足ブレーキ」について2本ほどYouTubeに動画をアップしてみました。カメラが一台で、それもドアポケットに固定したので足元の映像しかありませんが、サーキット走行ではない日常的な走りでの操作を映像にしたのは珍しいかも?

左足ブレーキについては映像内でも話していますが、個人的には四半世紀以上使っているテクニックなので、なんら特別なものではありません。ちなみにMTの場合は右足ブレーキがメインとなりますが、それも自然に切り替えできます。たとえるなら、スクーターに乗るときは左手がリアブレーキ、MTバイクのときはクラッチレバーになるのですが、自然に切り替えて操作できるのと同様といったところでしょうか。




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足の力が弱ってきたら「両足ブレーキ」を試してみては?

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基本操作は右足で、左足は停車中のブレーキ補助に
ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いというのは一定数が起きている現象で、年齢を問わずに起きうるミス。大きな事故になってしまうこともあればヒヤリハットのレベルでとどまっていることもあるでしょうが、どんなに運転に自信があっても起きてしまうことはありますし、トランスミッションの違いによって起きる起きないという話でもないミス。たとえばレーシングドライバーが、MTのクルマに乗っていてもペダルの踏み間違えは起きてしまうことがあるのでした。動画では亡き山路選手がペダルを間違えてコースアウトしたと激白しております(インカーの映像ではヒール&トゥをしているので踏み損ねかもしれません)。



それはさておき、ペダル踏み間違えの対策として、ほとんどがATとなっている実情を踏まえて「左足ブレーキ」を勧める声もあるわけです。たしかに出来る人にとっては左足ブレーキはさほど難しいテクニックではありませんし、慣れてしまえば急ブレーキだって踏めるでしょう。ただ、器用さにも個人差があるでしょうから、まったく受け入れられないという人がいてもおかしくはない話。

個人的には、もともとターボのMT車でブーストを維持するための非日常的なテクニックとして身につけた自分ですが、緊急ブレーキは左足で踏むこともありますし、そうしたときにはABSが作動しているので、それなりに十分な踏力を左足ブレーキでも出せるのだとは思いますが、万人に向けて「左足ブレーキで解決できる」とは言えないとも思うわけです。

左足はかかとを浮かせておくと力が入れやすい
ところで、足の力が弱ってくるとAT車で長時間ブレーキを踏んでいたりするとクリープ現象を抑えることができずにじわじわと動いてしまうこともあるでしょうが、そうしたドライバーにおすすめしたいテクニックが「両足ブレーキ」。基本は右足ブレーキで停止までは操作して、クルマが停まったのちに左足をブレーキペダルに乗せることで踏力を上げようというもの。これであれば運転について慣れる必要はありません。単に停止してから左足でアシストするだけの簡単なテクニックであります。

ポイントは左足のかかとは浮かせたイメージでペダルを踏むこと。ブレーキの微調整などは床にかかとをつけておいた方がしやすいのですが、単純に踏力を強めるだけであればかかとを浮かせて膝でペダルを踏むようにしたほうが力を入れやすいはず。それに右と左で明確に力の入れ方を変えておけば混乱も防げるでしょうから。発進時には左足から力を抜くようにすれば、これまた混乱しないと思うのです。

実際、左足でアシストするとペダルがグッと奥に踏み込めるのが実感でき、停止中にブレーキが緩んでしまうということはなくなりそうと実感できるでしょう。日常的に運転が楽になったと感じられるのでは? そして左足でアシストすることが体に染みついてくれば、右足でペダルを踏み間違えたことを認知できないパニック状態でも、もしかすると左足でブレーキをドカンと踏めるかもしれません。踏み間違え事故の絶対的な解ではありませんし、防止する可能性を高めるという程度の効果しか期待できませんが、自分に合うようなら「両足ブレーキ」を試してみては、と思う今日この頃なのでありました。

何年か前にcarview!個人というプラットフォームに似たようなコラムを寄稿した気がするのですが、当該サービスの停止により記事が見れなくなっているようで、ふたたび書いてみた次第であります、ハイ。
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精進します。
  




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