クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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先進運転支援システム

雪の日に気を付けたい。カメラ式先進運転支援システムの弱点とは

ワイパーをしっかり動かして「センサーの視界を確保」しないとシステムエラーが起きることがある

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先日、雪が舞ったとき、愛車(スズキ・エブリイバン)のメーターに『システム一時停止』の表示が出ました。ワーニングランプからもわかるように衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報機能がロスと状態になっております。

その理由は、右側に記されているように「視界不良」によるもの……。

もちろん普通に雪が降った程度で、こうした状態になるはずもなく、これはワイパーをインターバルモードで作動させたことで、わざと出した表示であります。

逆にいえば、ワイパーを適切に動かさないと先進運転支援システムは正常に作動しないというわけです。

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自動運転テクノロジーを緊急時の運転支援に活用するマツダの真意とは?

運転することの歓びを守ることがマツダの使命。そうして生まれたMAZDA CO-PILOTコンセプト

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こちらのMAZDA3、ただカラーリングが施されているだけでなく、ボディに12個のカメラが追加された実験車両。そんな貴重なクルマに公道で同乗試乗する機会を頂きました……。

そうです、以前にも拙ブログでお伝えしたマツダの超先進安全技術「MAZDA  CO-PILOT CONCEPT」のプロトタイプに公道で乗ることができたのです。あらためてMAZDA  CO-PILOT CONCEPTを簡単に説明すると、ドライバーが居眠りや体調不良などで正しく運転できないとクルマが検知したときや、体調不良を感じてSOSボタンを押したときに、クルマが安全な場所を見つけて停車、助けを呼ぶというものであります。

同乗試乗レポートについては、こちらのコラムをご覧いただきたいのですが、公道実験を同乗試乗にて公開することからマツダの自信がうかがえます。2025年市販化という技術とは思えないほど、すぐに製品化してもおかしくないという完成度でありました。

 

運転寿命を延ばすことは、健康寿命を延ばすことにつながるといえます。MAZDA CO-PILOT CONCEPTのような、万が一に対応する安全技術があれば、高齢だからという理由で免許を返納することなく、運転を続けていき、健康な老後を過ごせる期間が長くなるかもしれません。
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MAZDA CO-PILOTはドライバーが意識喪失した際に安全に停める技術

自動運転テクノロジーをドライバー支援にフル活用したMAZDA CO-PILOT CONCEPTが発表。使われているセンサー類と市販のタイミングを整理する

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2021年11月4日、マツダから「MAZDA CO-PILOT CONCEPT」なる新テクノロジーが発表されました。その内容を簡単に記せば、ドライバー異常時対応システムの発展形で、ドライバーが深い眠りについてしまったり、疾病などで意識を失ったりした際に、車両を安全に緊急停止させるというもの。いわゆる高度運転支援システムの一種というのがマツダの説明です。

そのMAZDA CO-PILOTには1.0と2.0という2つのバージョンがありバージョン1.0は2022年のローンチを、2.0については2025年以降のローンチを予定しているとのこと。



というわけでバージョン2.0のデモ動画をみればわかるように一般道で安全な場所に回避して停車するという一連の動きの中で、ワインディングを見事に走っていることから運転能力としては自動運転レベル3相当であることは間違いありません。かなり高度な技術をモノにしているのだなぁというのが、この手のクルマを見てきた人に共通する印象なのでは?



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自動運転レベル2相当のACCは運転支援システムだからユーザーの使い方で安全性に差が生まれる

雨の日などスリッピーな路面ではドライバー監視を強めると同時に、車間距離設定も意識して調整すべし



最近のニューモデルは走りや燃費においては大差なくなってしまい、いまやADAS(Advanced Driver Assistance Systems:先進運転支援システム)の機能差や仕上がりによって差別化される時代だったりします。

とはいえ、いわゆる自動運転のレベル分けでいうと公式にレベル3に到達しているのはホンダ・レジェンドのホンダセンシング・エリートのみ。それ以外のADASはいずれもレベル2止まりというのが現状。それでもハンズオフできる自動運転レベル2については「レベル2+」といった表現をすることもありますが、あくまで俗称であって基準が曖昧な表現なのであまり使わないほうがいいと思うこともしばしば。

ところで、高速道路で使えるADASといえば、先行車との車間を保つACC(アダプティブクルーズコントロール)と区画線を認識して車線中央を維持する操舵アシストが双璧ですが、ACCについてはユーザーが車間距離を設定できるようになっております。その意味を、あらためて考えてみたいというのが、上に貼った動画のテーマ。


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史上初!日本から交通事故死者が消えた日

2021年4月8日、記録上初めて交通事故による死者がゼロになった!

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毎日新聞の報道によると、2021年4月8日に交通事故の統計を取るようになって初めて、死亡者(24時間内)がゼロになったことが警察庁のまとめによって判明したとのこと。

ここ数年、かなりの勢いで交通事故および死者数が減っていますから、いつかは交通事故での死亡者がゼロになる日がくるとは期待していましたが、予想より早く死亡事故ゼロに日がやってきたというのは、やはりAEB(衝突被害軽減ブレーキ)をはじめとするADAS(先進運転支援システム)の普及が進んでいるゆえでありましょう。





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KAWASAKIのバイクにACCやBSM、そして衝突予知警報が備わる

ボッシュの「アドバンスト ライダー アシスタンス システム」をKAWASAKIも採用する日が間もなくやってくる

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2019年の東京モーターショーで日本初公開されたボッシュの二輪用先進運転支援システム「アドバンスト ライダー アシスタンス システム」については、国産メーカーとしてはKAWASAKIが2021年から採用することを公表済みなわけですが、採用モデルについては未だ公表されていない模様。



こうした機能をつけることで車両価格が上昇してしまうことを考えると、最初に採用するのは比較的高価格帯のモデルになるというのは容易に予想できるところで、KAWASAKIのラインナップからするとNinja H2 SX SEあたりが有力候補となると個人的には思っているのですが……。





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