クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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保安基準

S660はもう買えない? だったらコペンを買おうぞ

コペンは法規対応の商品改良でドアミラーを拡大。オートライト機能も標準装備になった!

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ホンダの軽スポーツカー「S660」が2022年3月での生産終了を発表したのは、もはや知らぬ人はいないというくらい話題となり、あと一年の生産期間を残して発表したにもかかわらず、2022年3月までの生産枠は使い切るほどの受注を集め、実質的な完売状態にあることも、ご存知の通り。

では、ライバル視されることの多いコペンはどうなのかといえば、こちらは2021年4月に法規対応の商品改良を実施しているのでありました。つまり、まだまだ作る気満々といったところでしょうか。

どんな法規に対応したのかといえば、ドアミラー(後写鏡)の視界の範囲オートライト(自動点灯)の義務化という2点となっております。おそらくCGで合成したであろうWEBサイトの画像でも、たしかにドアミラーが大きくなっているような気がいたします。コペンといえば小ぶりなドアミラーがスタイルを引き締めていた面もありますので、どのくらい印象が異なるのか、はやく実車で確認してみたいところ。


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ハンドルもブレーキもないクルマを公道走行可能にする指針が警察庁より発表された!

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自動運転車の公道走行実験では20km/h以下を目安にするという発表が賛否両論だが…
警察庁が「自動運転の公道実証実験に係る道路使用許可基準の改訂について」発表しております(リンク先はpdf)。自動運転といってもいくつかのレベルや種類がありますが、この改訂が対象としているのは遠隔型実験及び特別装置自動車で、その内容は以下の通り。
(1) 遠隔型実験・特別装置自動車の実験の共通事項
○ 事業化を見据え、できる限り急ブレーキを避けるなど、乗客の安全
にも十分配慮した走行が可能であること。
○ 最高速度は、道路環境等に鑑みて十分な猶予をもって安全に停止で
きる速度(※)とすること。
※ 当面は、原則として時速20キロメートルを超えない速度を想定
○ 公道審査を経て実証のための自律走行を行うこと。
(2) 遠隔型実験の個別事項
○ 遠隔型の特性を踏まえた安全対策を含む実施計画であること。
○ 通信が想定よりも遅延した場合は自動停止するものであること。
(3) 特別装置自動車の実験の個別事項
○ 施設内審査・路上審査に合格した監視・操作者が乗車すること。
当面は、原則として時速20キロメートルを超えない速度を想定、という部分が自動運転を制限すると考えられているようですが、それよりも特別装置自動車の公道実験を許可するというのは、むしろ攻めている印象。というのも、特別装置自動車というのはハンドルやブレーキなどのない自動運転車両のことだから。いわゆる緊急停止ボタンだけを持つタイプの自動運転車両(レベル4以上)の公道走行が実証実験とはいえ可能になったというのは、世界的に見ても先端をいっているのでは? と思うわけです。


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