クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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人テク

Next NSX Powertrain そのレイアウトに非ハイブリッドV8を夢想


今年の人テクも終了してしまいました。残念ながら半日ほどブラブラしただけで、個人的には不完全燃焼でありましたが、今年も興味深い展示がそこかしかにあった模様。

そんな中で、メジャー路線での主役と思えたのはホンダブースの次期NSX用パワートレイン(リア周りのみ)であります。すでにメディアのエライ人向けには昨年秋に公開しているので、写真では見ておりましたし、見てきた方のコメントなどから原稿も書いておりますが、実際に目の当たりにするといろいろ発見があるものです。

nsx_pcu

このイメージ的なディスプレイがどこまでリアリティ持っているのかは不明ですが、エンジンの前にバッテリーを配置、さらにセンタートンネルにあたる場所にパワーコントロールユニットを置くというのは、おそらく市販モデルでも同様なのだと予想できるところ。この配置のままではエンジンはV6より大きくできそうにもありません。

しかし、逆にいえば、ハイブリッド関係のユニットをすべてはずしてしまえば、エンジンを大きくできましょう。つまり、V8エンジンのGT3仕様を想像してしまうというわけです。

そして、リア周りでいうと、エンジン・デフ・ミッションというのが基本レイアウト。トルクフローでいえばエンジンからミッションに入ってデフですから、行って来いという感じで短いプロペラシャフトがあるイメージでしょうか。もっといえば、スバルのトランスアクスルを想像すればいいのでしょうか。

とはいえ、エネルギーフローを示すディスプレイからは、エンジンの直後にモーターが配されていることが確認できます。そして、ミッションはデュアルクラッチトランスミッションと発表されております。フィットのハイブリッドではミッション内に駆動モーターを内蔵しておりますが、NSXはエンジンとモーターの出力をミックスした状態でトランスミッションに入力するレイアウトとなっている模様。その点でいってもデフ&トランスミッションはハイブリッド専用ではないといえるので、非ハイブリッドのGT3仕様の可能性を感じてしまうのでありました。



そして人テク2014 画像tweet速報メモ :  というエントリーを改めて見てもNSXだけは2点もツイートしていたのでした、無意識に(汗)。それほど気になる存在だったのでしょう。




NSX_V6

人テク2014 画像tweet速報メモ

本年も行ってきました、パシフィコ横浜。

人とくるまのテクノロジー展2014、であります。

ちょっと体調不良で長居できず、さらっと見て回っただけですが、まずは第一報として画像ツイートしたものを整理しておきましょう。

denso_plug_hitotech2014

接地電極とは別に、着火に有利なように燃焼室内の整流を行おうというデンソーの提案。そもそも組み付け時に接地電極の向きをコントロールすればいいのでしょう。実際、初代インサイトではチャレンジしていましたし、電極の向きを整えるためのシムを発売していたショップなどもありましたが、生産性を考えると整流板を付けるのも有効なのでしょう、おそらく。





そして、ホンダのブースでは次期NSXのパワートレイン(リア周りだけ)が展示されていたのでありました。実際にものを見ると、エンジンはコンパクトでミッションが巨大に見えますが、ミッションケースの中には駆動モーター、ディファレンシャル、デュアルクラッチ、7速ギアが詰め込まれているので、この大きさも納得ではあります。むしろ変速ギアはコンパクトにまとめているのでは? という印象を受けるほど。 
そして日産のミラーボアコーティング。

ジヤトコでは近々、日産車に搭載されるであろうFWD用ハイブリッドのモーター・CVTユニットが新開発品として展示。すでにチェーンを使ったハイブリッド用CVTユニットは存在していて、市販車(北米のパスファインダー)に採用されておりますが、このベルトを使ったハイブリッド用CVTは、もっと小さなエンジンを想定している模様。







HKSの遠心式スーパーチャージャーに、1.0リッター級サイズというのが新登場。軽自動車にはターボがあるので、わざわざスーパーチャージャーを選ぶというユーザーもいないでしょうが、果たしてどこがターゲットなのか?

発電機用のREですが、久しぶりに新作ロータリーエンジンを見れば、かなりコーフンしてしまいます。しかも、ガラスケースの中ではなく、もう目と鼻の先にパーツが並んでいるのですから!

というわけで、人テク・レポート速報版でありました。

精進します。 
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