クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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三菱自動車

【朗報】三菱デリカミニが示した! アライアンスにおける個性の出し方

もともとは日産の施設主体で開発した軽自動車アーキテクチャーでも三菱のテストコースを使えばデリカ味を出すことができる

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三菱の軽自動車といえば、日産とのジョイントベンチャーNMKV(日産・三菱・軽・ビークルの意味)によって開発されているのは周知の事実。さらにいえば、両社の現行・軽ラインナップについては日産主体で開発したアーキテクチャーを使っているのも知られている話なのでは?

そんなアーキテクチャーベースでありながら、デリカミニの走りはたしかに三菱テイストが色濃く感じられるものでありました。はたして、その理由は「三菱の伝統を培ってきた”岡崎”で仕上げをしたこと」が効いているというのが三菱サイドの言い分。そのあたりの情報を整理してみたのが、以下のコラムです。

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デリカミニは軽スーパーハイトワゴン・クロスオーバーSUVの決定版かつ本気仕様

デリカミニ4WDターボの走りは期待以上に三菱SUVテイストだった!

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2023年、話題のニューモデルといえる「デリカミニ」。言わずもがな、三菱自動車の伝統的なデリカ・ブランドを与えられた軽スーパーハイトワゴンであります。

自動車コラムニストとして商業メディアで活動している小生も、事前に発表された内容やエンジニアへヒアリングした情報を整理したコンテンツをWEBメディアや紙媒体に寄稿させていただきました。



そんなデリカミニは2023年5月に発売開始、さっそくナンバーがついたということで試乗する機会を得たのでした。残念ながら試乗日は激しく雨が降っていたのですが、おかげでウェットのジャリ道というSUVの走破性に頼りたいシチュエーションでの”デリカらしさ”を体感できたのは、ますますの好印象につながったかもしれません。



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大好評「デリカミニ」は軽スーパーハイトワゴンのカスタム系としてのコスパもよし!

ターボのFFで188万1000円~という「デリカミニ」の価格は十分にリーズナブル。最強のライバル「N-BOXカスタム」のFFターボは202万4000円の設定…

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三菱自動車から新しい軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」が正式発表。スタイリングやメカニズムの情報は1月に開催された東京オートサロンの段階でほとんど丸裸といった状態でしたが、注目なのは正式発表によって明らかとなった価格でありましょう。



デリカミニのグレード構成は、ターボエンジンのT系とNAエンジンのG系(ともにマイルドハイブリッド仕様)で、それぞれに快適装備が充実したPremiumを設定するというもの。メーカー希望小売価格は次のようになっております。

T Premium:FF 207万4600円/4WD 223万8500円
T:FF 188万1000円/4WD 209万2200円
G Premium:FF 198万5500円/4WD 214万9400円
G:FF 180万4000円/4WD 201万5200円



 
この数字だけをみると「軽自動車としては高価だなあ」という印象を持つかもしれませんが、軽自動車が高くなっているのは今に始まったことではありません。そしてデリカミニのポジションが、各社におけるカスタム系の位置づけだとすると、マーケットの中では、むしろデリカミニはリーズナブルな価格設定なのでした。

たとえば4月21日より価格改訂を発表しているホンダN-BOXカスタムのスターティングプライスは次のようになっているのでした。

NA・FF:182万4900円
NA・4WD:195万8000円
ターボFF:202万4000円
ターボ4WD:215万7100円

N-BOXカスタムの場合は全グレードに先進運転支援システム「ホンダセンシング」が標準装備となっているなど仕様が異なりますのでコストパフォーマンスの単純比較はできないのですが、N-BOXカスタムの販売ペースをみると、この価格帯の軽スーパーハイトワゴンに市場があるのは間違いなく、そのマーケットにいるユーザー目線で考えるとデリカミニはリーズナブルといえるのでは?続きを読む

2022年、自動車コラムニストがリアルに欲しいと思った新車は新色ロードスターでした

新色ジルコンサンドメタリックとブラック幌の組み合わせが魅力的すぎた

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おかげさまで2022年を振り返ると、WEB向けだけで525本(12月24日時点)ほどのコラムを書くことができました。これだけアウトプットしたということは、それなりにインプットもあったというわけです。そして、インプット行為の中には新車を見たり、乗ったりということも含まれます(インプットの総量からすると新車試乗の機会はごくわずかですが)。

新コンセプトのブランニューモデル、電動化や運転支援の最新メカニズムを搭載したモデルなどなどに触れた中で、個人的にもっとも欲しいと感じたのは、マツダ・ロードスター。それも試乗したのではなく、ただ見ただけの個体でありました。


それが、こちらの一台。2022年11月に発表された商品改良にて追加された新色「ジルコンサンドメタリック」をまとったRSグレードであります。いわゆるカーキ系のジルコンサンドメタリックと、ブラックの幌という組み合わせが非常に趣味的に思えたのが、欲しいと感じた理由。

ソウルレッドのロードスターでは、あまりにもマツダ好きのようで気恥ずかしいと感じる部分もあるのですが、このジルコンサンドメタリックにブレンボの赤いブレーキキャリパーがアクセントとなっている状態は、単なる地味な色ではなく、スポーツカーの新解釈につながると感じたわけです。もっとも、
撮影車のオプション込み価格は375万2100円ですから、おいそれと「買います!」というわけにはいかないのですが……。

 



以下、新色のロードスターほか、2022年のインプットで印象深かったクルマの動画を並べておきますので、クリックして眺めていただければ幸いです。続きを読む

軽BEV「eKクロスEV」の電費が良すぎて驚いた!

カタログスペックは20kWhで180km。エアコンオフでの実電費は13.4km/kWhだった

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BEV(電気自動車)は本質的に近距離ユースで使うのが向いている面があります。一定速度の高速巡行というのはエンジン車では高効率ゾーンですが、BEVにとってけっして効率がいいシチュエーションとはいえません。

また航続距離を伸ばすために多量のバッテリーを積むというのは生産コストや生産時のCO2排出量を増やしてしまいますし、普段は使わない領域のバッテリーは単なる重しになってしまいます。BEVのバッテリー搭載量については「大は小を兼ねる」ではなく「適材適所」的な考え方が必要です。

その意味では、エンジン車においても近距離ユースと割り切りやすい軽自動車はBEVとの相性がいいカテゴリーといえます。必要最低限のバッテリーを積んでおくことで軽量かつ安値に仕上げるという判断が商品企画としてしやすいからです。

というわけで、大注目の新型・電気自動車「eKクロスEV」に試乗してまいりました。

その感想は動画で見ていただければ幸いですが、とにかく軽自動車として最上級といえる走りに仕上がっていたのが印象的。なにより車両価格を除けば、経済性においても軽自動車に求められるリーズナブルさを実現していたことが、電動化時代の軽自動車像として理想的パッケージと感じたのでした。


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忘れちゃいけない、ミラージュがマイナーチェンジで変わったこと

99%UVカット及びIR(赤外線)カットガラスと寒冷地仕様が標準装備。価格帯は1,457,500円~1,628,000円

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1.2リッター3気筒MIVECエンジンを積んだ三菱自動車のコンパクトカー「ミラージュ」が、現行型のデビューから10年目の商品改良を発表。ロングセラーの定番商品を目指して進化を果たしております。


 

その内容をメーカー発表から引用すれば、以下の通り。

主な改良内容
 ・フロントドアガラスを、従来の99%UV(紫外線)カットガラスから、99%UVカット及びIR(赤外線)カットガラスに変更し、日差しによる暑さやジリジリ感を軽減し、夏場の快適性を向上させました。
 ・従来はメーカーオプション設定であった寒冷地仕様*を標準装備とし、冬場の快適性を向上させました。
   *エンジン始動直後から温風を送り出すスタートアップヒーターを除く
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