クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

ワゴンR

スズキ・ワゴンRスマイルがライバルを徹底的に研究したと感じるのは後席乗降性

後席用アシストグリップが用意されているのはワゴンRスマイルだけ。ステップ高も低く、乗り降りのしやすさは後発だからこそ



先日、『2022年 軽自動車のすべて (モーターファン別冊 統括シリーズ Vol.140)』という本の取材にて、スズキ・ワゴンRスマイルとダイハツ・ムーヴキャンバスというガチンコのライバル2台に触れる機会がありました。

Honda N-BOXに代表されるスーパーハイトワゴンより100mm程度背の低いハイトワゴンのスライドドア車というカテゴリーを独占したいたのがムーヴキャンバスで、ワゴンRスマイルはようやく登場したライバルといった位置付けでしょうか。

ムーヴキャンバスの好評ぶりを考えると、もっとはやく登場すべきだったかもしれませんが、時間がかかっただけあって、ワゴンRスマイルの出来映えはいろいろな箇所でライバルのウィークポイントを研究してきたと感じるもの。

その象徴といえるのが、冒頭の動画で紹介している後席乗降性でしょうか。

続きを読む

ついにスズキが動いた「ワゴンRスマイル」でムーヴキャンバスを追撃する

「スズキ セーフティ サポート」を全車に標準装備、開口幅600mmの後席スライドドアを与えられたワゴンRの新バージョン。価格帯は130万円~170万円

im0000007317

スズキは、新しい軽乗用車「ワゴンRスマイル」を2021年9月10日より発売することを発表しました。

「ワゴンRスマイル」は、「高いデザイン性とスライドドアの使い勝手を融合させた、新しい軽ワゴン」をコンセプトとして開発したワゴンRの新モデルである。ワゴンRの特長である広い室内空間と高い機能性に加え、スライドドアの利便性と個性的なデザインを兼ね備えたモデルとして、幅広い世代のお客様にご提案をする。

言わずもがな、ライバルはダイハツのムーヴキャンバス。ようやくスズキがこの全高のスライドドア車に参入です。月販目標は5000台というのも、ムーヴキャンバスの実績からすれば手堅い数値という印象ですが、はたして”スライドドア族”を従来のムーヴキャンバスがすべて押さえていたのか、はたまたどれだけ参入余地が残されているのかどうか……。



続きを読む

日産ルークスは2月25日に発表! デイズの名前が取れてどうなる?

デイズルークスあらため「ルークス」発表記者会見は2020年2月25日10時より。YouTubeで生中継!


新車の発表といえば、昔はギリギリまでスケジュールが隠されているものでしたが、いまやティザーサイトなどでピーアールするのは当たり前の手法となり、サプライズで発表というケースも減っております。そうしたティザー展開はしていない「日産ルークス」ですが、YouTubeでの生中継を用意していることで発表のタイミングを公表しているのでした。

ひっそりと公開しているわけではなく『待望の新型系スーパーハイトワゴン「日産ルークス」発表記者会見の模様を生中継いたします。ぜひご覧ください』と書いているあたり、事前にアピールしたいという意思はありありと感じるわけです。

もっとも日産ルークスについては三菱eKスペースと兄弟関係にあることは自明であり、拙ブログでも触れているようにeKスペースがすでに発表されておりますから、いまさら隠すことではないのかもしれませんが……。



 続きを読む

スズキ・スペーシアの新型がフォトデビュー。ライバルをキャッチアップできるか? #TMS2017

次期スペーシアのライバルはタント? N-BOXとの戦いは諦めた?
im0000004548
第45回 東京モーターショーにて、スズキが新型スペーシア(軽スーパーハイトワゴン)のコンセプトカーを出展予定。公開されている画像から、ほぼ市販状態に達しているのは間違いなく、モーターショー期間中に発売が発表されてもおかしくないと予想するところ。

そんな新型スペーシアは、いまや軽自動車のメインストリームといえるスーパーハイトワゴンクラスでは、絶対王者のホンダN-BOX、トップ3常連のダイハツ・タント、日産デイズルークスに差をつけられているのも事実で、新型ではそうしたライバルをキャッチアップすべく進化していることが予想されるわけです。

従来的な感覚でいえば、キャッチアップすべきは燃費性能だったわけですが、いまやプライオリティは安全性能にシフトしている感あり。N-BOXがフルモデルチェンジによってホンダセンシングを全車標準装備として、すなわちプリクラッシュブレーキだけでなくACCやLKASも標準化したことを思うと、少なくともスペックとしては、同等の機能を持っていなければ同じ土俵に上がれないと思う次第。

その点でいうと、フロントウインドウ上部に「デュアルセンサーブレーキサポート」用のセンサー類らしきものが見えたり、フロントグリルのちょんと見えるカメラが、おそらく「全方位モニター」であろうと思えたりするのですが、ACCを実現するミリ波レーダーが確認できないのはちょっと心配だったり。仮に「軽自動車にミリ波レーダーのACCは(価格上昇を考えると)不要」と考えてるとして、マーケットの実際を考えれば理解できるところですが、やはり同じだけの機能を載せてこないと”打倒! N-BOX!!”の気概が感じられないと思ってしまうのは自分だけでしょうか。

2トーンの塗り分けも、ドアのところが残っているあたり、ちょっと無理矢理な感じでありますし……(汗)



精進します。
  




人気ブログランキング

スタイルと環境性能を両立する時代。インチアップもエコタイヤ!

[画像:595c8e8c-s.jpg]
スズキ・ワゴンRスティングレーの15インチタイヤ、銘柄はダンロップ・エナセーブEC300+
マイルドハイブリッドとターボエンジンを組み合わせたワゴンRスティングレーT(ターボ)にちょい乗りする機会あり。メーカー希望小売価格165万8880円(消費税込)という最上級グレードは、イメージリーダーではあっても、量販グレードにならないことは明白ですが、逆にいうと、このグレードが現行ワゴンRのパフォーマンス(ポテンシャル)を知るには最適な一台といえるのかもしれません。

もっとも、NAエンジン搭載車が14インチタイヤを履いているのに対して、ターボは165/55R15 75Vというスポーティな走りを想像させるサイズのタイヤを履いているので、単純なパフォーマンスとしてはタイヤによる伸びが大きいと予想されるのも事実ではありますけれど…。

とはいえ、ターボでもJC08モード燃費が28.4km/Lと優秀な数値のワゴンR。15インチであってもダンロップのエコタイヤ「エナセーブEC300+」を履いているのであります。ただし、エコタイヤだからグリップが心許ない印象があるかといえば、まったく違い、それなりにカッチリした感触を味合わせてくれるタイヤというのが第一印象。だからといってハイグリップでどっしり落ち着いた印象かといえばさにあらず。キビキビとしたハンドリング感は軽自動車らしいものでありました。このあたり、そもそも軽く作られていることも効いているのかもしれません。

車検証に記載されている車両重量は800㎏。ちなみに、前軸500㎏、後軸300㎏といった前後バランスでありました。



R06Aターボエンジン、空冷インタークーラー。けっこう小ぶりなのはレスポンスが期待できる?

Sinya Yamamotoさん(@sinyayamamoto)がシェアした投稿 -



精進します。
  




人気ブログランキング

イメージカラーを白に変えたSCiBは2タイプをラインナップ

EV用とHEV用、異なる特性のバッテリーを用意する東芝SCiB™
IMG_4122
人とくるまのテクノロジー展にて、なぜか例年チェックしている東芝の二次電池「SCiB」。それまでブルだったイメージカラーを昨年からホワイトに変えていたそうで、雰囲気も変わっていますが、2017年は新型ワゴンRにも搭載されている新しい10Ahセルを展示していたのが進化ポイントでしょうか。

従来の20Ahセル、23Ahセルを大容量タイプとすると、新型の10Ahセルは高入出力タイプ。そのスペックは以下の通り。

公称容量:10Ah
公称電圧:2.4V
出力性能:1800W(SOC50%、10sec、25℃)
入力性能:1500W(SOC50%、10sec、25℃)
質量:約510g


とはいえ筐体サイズは116×20×106mmと大容量タイプと同寸となっているので、パッと見には区別がつかないのでありますが……。ちなみに、従来から高出力タイプとして小ぶりな2.9Ahセルが用意されておりますが、それは旧型ワゴンRなどに使われたバッテリーなのだそうで。

そしてワゴンRは12V系のマイルドハイブリッドですが、SCiBは48V系マイルドハイブリッドにも適用可能というのも注目点でありましょうか。

なかなかブレイクしないSCiBではありますが、そのロングライフ性能は自動車に求められる製品個々の寿命とマッチしている面もあり、もっと評価されていいとあらためて思うわけですが、さて?

精進します。
  




人気ブログランキング

記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ