クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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レンジローバー

50年目の革新、レンジローバーがプラグインハイブリッドに生まれ変わった

EV航続距離100kmを誇るプラグインハイブリッドに生まれ変わった新型レンジローバー。ロングホイールベースの7人乗り仕様もラインナップ



50年目の大革新とばかりに、新型レンジローバーがロンドンでワールドプレミア。以前よりお伝えしているように、ジャガーランドローバーは2039年のゼロカーボン化を目指して100%電動化メーカーになる予定でありますので、当然ながら新型レンジローバーは電動化モデルとして登場。

今回の発表によりますと、EVモードで100kmを走行できるプラグインハイブリッドを選んだようです。とはいえ、パワートレインの最高出力は440PS版と510PS版の2タイプを用意しているようで、このあたりのスペックは昔ながらのラグジュアリーSUVらしい印象ではあります。最高出力などにはこだわらないグリーンブランディングでも面白いとは思いますが、実利を取るとそうはいかないということでしょうか。

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ジャガーがBEVだけのブランドに、ランドローバー燃料電池車のパートナーはどこだ?

ジャガーランドローバーは2039年にゼロカーボンの実現を目指す。2025年からジャガーはBEV専業ブランドとなり、2030年にはランドローバーの60%がゼロエミッションビークルになる

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インドの財閥タタ傘下にあるジャガーランドローバーが、新時代に向けての経営計画といえるREIMAGINEを発表。まさしくブランドの再想像(創造)となる意欲的な内容で、クルマ好きの話題を集めている模様。

詳しくは、リンク先のニュースリリースを読んでいただければと思うのですが、簡単にまとめると電動化を一気に進めますよ、という内容になっております。

JAGUAR LAND ROVER REIMAGINES THE FUTURE OF MODERN LUXURY BY DESIGN

具体的なポイントは以下の通り。




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    レンジローバー、もっともっとを望みたくなる始動シークエンス



    こちらの動画、ジャガー・ランドローバーではおなじみのスターティングシークエンス。 

    プッシュボタンでエンジンを始動すると回転タイプのシフトダイヤルがスーッとポップアップするのであります。


     
    これはこれで、十分にジャガー・ランドローバーらしいのですが、むしろマニュアルでポップアップさせるほうが始動シークエンスとしては刺激があるかも、などと思ってみたり。

    はたまた、エンジンのプッシュスターターの代わりに、シフトダイヤルを押すことでエンジン始動とポップアップを同時に操作するというのも面白そう、とも思ってみたり。


    まったくもって縁のないクルマですが(汗)

    精進します。














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    ZFの9HP・AWDは前輪駆動時にけっしてプロペラシャフトを回さない?!

    東京モーターショー、西ホールの端にあるZFのブースでは、中央にご自慢の駆動系パーツがドーンと展示されておりました。それが、業界的には話題騒然の9HP(遊星歯車の9速ステップAT)と、9HPを使ったAWDシステム。以前のエントリでも触れたように、軽くて、変速比幅の広いという理想的なミッションのカットモデルや中身が見れるとあれば、見逃すわけにはいきません。思わず長居をした次第。


    で、気になったのは9HPをベースにしたAWDシステムの、フロント取り出し部分とリアデフのカットモデル。
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    展示されているのは市販そのもの。レンジローバー・イヴォークの「4WDアクティブライン」の肝となるユニットだそうであります。

    ポイントは燃費性能のために、通常走行(前輪駆動)時にはリアへの駆動を完全に切り離すという点。その性能をアピールする部分がカットモデルにて紹介されておりまして、じっくりを拝見してきた次第。


    まずはフロントから。
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    9HPの脇に置かれた取り出しユニットには、まるでMTの一速分だけを移植したようなガチャンと嵌めるユニットが。クラッチによる駆動の切り離しではなく、機械的に接続を行なうことで、ロスを減らしている模様。


    そして、リアには多板クラッチ。
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    そして、説明によれば、この多板クラッチは、タイヤからの入力トルクを切り離すためなのだとか。つまり、前輪駆動時にリアタイヤがプロペラシャフトを回すことで生じるメカニカルロスをなくすためだけに、この多板クラッチは存在しているというわけ。

    そんな贅沢、ホンマかいな? と確認したところ、たしかに駆動コントロールには使っていないとのこと。

    だとすると、可変型の前後駆動配分は存在しないことになるので、このシステムは直結四駆と前輪駆動を切り替えながら(おそらく、かなりのレスポンスで可能)最適なトラクション性能を出しているのでしょう、おそらく。

    レンジローバー向けのシステムだけあって、走破性を高める直結四駆かつ省燃費という要求性能を満たすために、コストよりも理想を追求したシステムになっているユニットといえそう。いやはや、さすがです(汗)

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