クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

レッドブル

ホンダのF1パワーユニットが有終の美、マックス・フェルスタッペン選手が年間チャンピオンに

今年で終わりになると決まったから出し惜しみなく投入した新技術がチャンピオンを呼び寄せたか

honda_champ

多くの報道やSNSにあふれる感動の声からもご存知のように、ホンダのパワーユニットを積んだレッドブルを駆るマックス・フェルスタッペン選手が2021年のF1ワールドチャンピオンとなりました。



ホンダのパワーユニットを積んだF1マシンでドライバーチャンピオンが生まれるのは1991年のアイルトン・セナ選手以来というから、本当に久しぶりの戴冠といえます。

もっとも個人的には驚きというよりも、予想通りの結果という印象もあり。実際、2018年にこんなエントリを拙ブログにあげていたほどですので……。



続きを読む

有言実行、スーパールーキー角田裕毅選手がF1開幕戦で9位入賞!

「自分の長所はブレーキングとオーバーテイク」という角田裕毅選手がいきなりパフォーマンスを発揮した!

Tsunoda_Yuki02

2021年のF1はホンダがパワーユニットのサプライヤーとして最後のシーズンであり、また7年ぶりに日本人F1パイロットが復活した年として、今まで以上に注目を集めているのでは? 

それが角田裕毅選手、久しぶりに日本人が走るF1を見ることができるとあってSNSでもファンが盛り上がっている様子が見て取れるのでありました。

しかも角田選手、開幕戦で9位入賞して、いきなりポイントゲットというのですから、ますます盛り上がること必至。



そんな角田選手、開幕前にオンラインでの記者会見を開催。小生も参加してご本人の口から意気込みを聞く機会があったのでした。 続きを読む

最長で2025年までホンダのパワーユニットはF1で活躍する?!

ホンダのF1参戦終了がF1パワートレインの開発凍結につながった?

2021年を最後に、F1参戦終了を宣言しているホンダ。そのブランド・コミュニケーション本部の渡辺本部長より、このようなメッセージが発表されました。

EuQYNM6UcAUuB-h

レッドブルとの具体的な関係を明記していない感じが、なんとも煮え切らないというか、このメッセージだけではF1参戦終了後のホンダが、どのようにレッドブルF1と関わっていくのかわかりづらいのですが、言ってみれば2021年にホンダが提供するパワーユニットは、そのまま2022年のレッドブルとアルファタウリに搭載されるという話を、ホンダの立場で説明しようとすると、このあたりの表現が限界というところでしょうか。

というわけで、レッドブル側からの発表となるのが、こちらのツイート群。





続きを読む

10年以上ぶりの鈴鹿F1観戦、ホームグランプリのホンダを応援するも……

オープニングラップでレッドブルのエース、マックス・フェルスタッペンが勝負権を失ってしまった
IMG_1687

2006年以来となる鈴鹿でのF1観戦に行ってまいりました。F1関連の画像はFIAに無許可で使うと怒られてしまうそうなので、イメージ画像は鈴鹿サーキット名物(?)の『タイヤカスさきいか』で……(笑)。



さて、今季のF1ではホンダがパワーユニット(V6エンジンのハイブリッドシステム)を供給するレッドブルが好調で、エースドライバーのマックス・フェルスタッペン選手が2勝を挙げるなど上昇ムード。ホンダのホームグランプリである鈴鹿では、その活躍が期待されるというわけ。

とくに贔屓のチームを持っていないので、このタイミングであればホンダのパワーユニットを搭載するレッドブルとトロロッソの2チームを軸にレースを見ていこうと思っていたのですが、オープニングラップでフェラーリと接触、その後マシントラブルを誘発したらしく、そうそうにリタイアしてしまったのでした。

マックス・フェルスタッペン選手が接触からコースアウトした瞬間、鈴鹿に集まった数万人のファンから「あーぁ」という声が聞こえたのは気のせいではないはず。その後は、メルセデスとフェラーリがトップ3を独占して走っていた印象で、後半になってフェラーリのセバスチャン・ベッテル選手とメルセデスのルイス・ハミルトン選手が数周にわたって紳士的なバトルを繰り広げたのは見ものでしたが、結果としては順位は変わらずしまい。結果として1位メルセデス 2位フェラーリ 3位メルセデスのポディウム。レッドブルは4位とあと一歩の惜しいポジションでした。つまりマシンとしては勝負権があったはずで、返す返すもフェルスタッペン選手のリタイヤは惜しいと思う限りであります。。


続きを読む

Honda F1、2015年に復帰した第四期活動での初勝利をあげる

オーストリアGPにてホンダエンジン(パワーユニット)がF1で13年ぶりの勝利
f1190630014H 
ホンダのパワーユニットがついにやりました! (以下、ホンダのリリースより転載)
2019年シーズンのFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)において、6月30日に開催された第9戦オーストリアグランプリの決勝で、Hondaのパワーユニット「RA619H」を搭載したマシンを駆る、Aston Martin Red Bull Racing(アストンマーティン・レッドブル・レーシング)のマックス・フェルスタッペン選手が優勝を果たしました。
 この勝利はHondaとして2015年のF1復帰以降初、通算では2006年8月のハンガリーグランプリ以来13年ぶり73度目のグランプリ制覇となります。
レースを見ていないのですが、かなりの接戦でドライバーのパフォーマンスによってオーバーテイクを決めての復帰後初勝利だったようですが、ともかく勝負権のあるパワーユニットに仕上がったことは事実でありましょう。あとは、今回の勝利がフロックではなく、実力であることをこれからのグランプリによって証明していけば、ホンダのブランド力はふたたび輝くことになるのでしょう。

なにしろ現代のF1パワーユニットは、回生エネルギーを利用するハイブリッドであります。今秋よりi-MMDという2モーターハイブリッドを全面展開する予定のホンダにとって、F1での活躍というのはハイブリッドの優位性と重ね合わせてブランディングする絶好の機会となるでしょうから(それこそ株主などステークホルダー向けのF1参戦の意義でしょうし)。そのためには、これからの残りシーズンにおいて連戦連勝とはいわないまでも勝負権のある姿を見せ続けることは重要ですが、ともかく一勝をあげたことで、プレッシャーから解放されたであろう今後のホンダの活躍に期待したいものです。

個人的にはエンジニアリングといよりは、八郷社長をはじめとしたホンダのボードメンバーが、今回の勝利においてどのような展開を考えているのか、取材したいものですが、さて?


続きを読む

スバルWRXのグラベル系モータースポーツ参戦、北米で継続中

北米のグラベル系モータースポーツで活躍するスバルWRX。リアサスの伸び側が短く感じるのは仕様なのか、狙いなのか、それとも錯覚?
jpg__mid
2017年1月に、日本で走っている姿を目にしたことで、今まで以上に気になる存在となっているGRC(グローバルラリークロス)のスバルWRX。まだサーブのクルマが走っていた頃からGRCに参戦しているスバルUSAでありますが、なかなか戦闘力のあるマシンに仕上がらず、きびしい戦いとなっている模様。ドライバーの一人にクリス・アトキンソン選手を採用しているにも関わらず、であります。

先日、日本でのテスト走行を拝見したときには「発進加速に難がある」ことが解決すべき問題ということでしたが、実際にGRCを走っている映像を見ていて思うのは、サスペンションの前後バランス(とくにストローク)がバラバラに見えるのが気になるのでした。上の画像はGRCマシンではなく、USラリーに参戦しているマシンがジャンプしているものですが、GRCマシンも同様にフロントがグッと伸びているのに対して、リアはストロークも短いですし、反応も遅れている印象。このあたり、市販車からサスペンション形式を受け継いでいる影響なのかどうか。

それよりもサスペンションのストローク自体は前後それほど違いはなく、ボディに対するタイヤの位置が異なることで、リアが伸びていないように錯覚している可能性もあるような気もしますが、さて?

動画の4分40秒あたり、1G状態のWRXを見るとフロントはフェンダー部分に大きな隙間があるのに対して、レアはタイヤにフェンダーがかぶり気味に見えるほどで、そもそもの基準点が異なってるといえるのかもしれませんデス、ハイ。


精進します。
  




人気ブログランキング
記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ