クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ル・マン

カナードがかっこよすぎるプリウス「Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition」

WECマシンにインスパイア系カスタマイズを受けたプリウスがル・マンで世界初公開

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世界三大レースのひとつ「ル・マン24時間」が今年度で記念すべき100周年。というわけで関連イベントがめじろおしのよう。そんな中、トヨタ(GAZOOレーシング)がコンセプトカー“Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition”を初披露しております。

メーカー発表によれば『新型プリウスをベースに、WEC参戦車両GR010 HYBRIDからインスパイアされた専用のホイールやエアロパーツなどの装着により、優れた走行パフォーマンスを実現する』コンセプトカーということで、はたして市販前提なのか、プロモーション向けのデザインスタディなのかは不明ながら、たしかにWECマシンのエッセンスを見事に量産車で表現している一台というのが第一印象。




とくにWECマシンへのインスパイア度が高いと感じたのは、レイズホイールのチョイスと、フロントバンパーに埋め込まれたマルチヘッドランプ。片側4灯のデザインはGR010 HYBRIDがプリウスの中に溶け込んだように感じさせてくれ、モータースポーツが量産モデルのブランディングに活用する好例といった印象も受けるのでした。

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追悼、高橋国光さん。その凄さはメーカー公式ツイッターでも実感できる

ホンダ、日産、三菱でワークスライダー&ドライバーを務めた不出世のレジェンド

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2022年3月16日、日本のモータースポーツ界におけるレジェンドのおひとりである高橋国光さんがお亡くなりになったという発表がありました。1940年2月生まれの氏でありますので享年83、といったところでしょうか。個人的には、ちょっとご挨拶させていただいたことがあるくらいで、お人柄について話すような経験はないのですが、モータースポーツ業界からお悔みの言葉は多く発せられています。直近、GT500で関係していたホンダにいたっては社長名でのコメントも出ているほど。


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キャデラック・レーシングがル・マン24時間耐久の総合優勝を目指す

2023年から第4世代キャデラックVシリーズ・プロトタイプで、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権とフランス西部自動車クラブのLMDhカテゴリーに参戦することを発表

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2021年のル・マン24時間耐久レースは、TOYOTA GAZOO Racingの4連覇、そして7号車の初優勝という結果に終わったわけですが、そんなトヨタに強力なライバル誕生……かもしれません。

なんとGM(ゼネラルモーターズ)のプレミアムブランドであるキャデラックが、2023年のIMSAとル・マン参戦を発表。ル・マン総合優勝を目指して、新型ル・マン・デイトナのハイブリッドマシン「キャデラックLMDh-V.R」を開発するというのです。

ロレックス・デイトナ24時間レースの4連覇を果たしているというキャデラック・レーシングが、TOYOTA GAZOO Racingのチャレンジャーとして名乗りをあげたというわけです。

パートナーとして発表されたのは、チップ・ガナッシ・レーシングとアクション・エクスプレス・レーシング(AXR)。LMDhの共通シャシーはダラーラによって制作されるとアナウンスされております。



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今週末、8月21日~22日はル・マン24時間の決勝日

ル・マンweekスタート、トヨタの連覇なるか? 最大のライバルはアルピーヌ?

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WEC(世界耐久選手権)におけるメインイベント「ル・マン24時間耐久レース」が始まりました。2021年の決勝レースは8月21日~22日にかけて行なわれるわけですが、すでに現地では公道も閉鎖され、いわゆるル・マンウィークがスタートしている模様。

そして決勝に向けて有力チームからもリリースが発表されております。

ご存知、ここ数年唯一のワークスとして3連覇を果たしてきたトヨタGAZOO Racingは今シーズンからの新レギュレーションにあわせたハイパーカーGR010 HYBRIDでのル・マン初陣となるわけですが、そのリリースの構成からは、ル・マンでは不運に見舞われる7号車(マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス)を、今年こそ勝たせようという意思がビンビンに感じられるのですが、いかがでしょうか?


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プジョーがハイパーカー「PEUGEOT 9X8」を発表。ウイングレスが斬新なレーシングマシン

量産車に通じる3本爪モチーフの灯火類。エンジンはバンク角90度の2.6リッターV6ガソリンツインターボ

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プジョーが2022年のFIA世界耐久選手権(FIA WEC)でのデビューを目指した、最新世代のハイパーカー「PEUGEOT 9X8」を発表しました。TOYOTA GAZOO RacingがWEC2021年シーズンを走らせているハイパーカー「GR010 HYBRID」のライバルとなるマシンであります。

2022年シーズンに2台のマシンをWECに参戦させるという「9X8」のスペックは次の通り。

PEUGEOT 9X8 – テクニカルデータ
クラス:ル・マン・ハイパーカー(LMH)
全長:5,000mm
全幅:2,080mm
全高: 1,180mm
ホイールベース:3,045mm
パワートレイン:PEUGEOT HYBRID4 500KW (全輪駆動)
リアドライブトレイン:500kW(680hp)、2.6ℓツインターボ90度V6、ガソリン内燃機関+7速シーケンシャルトランスミッション
フロントドライブトレイン:200kW 電動モータージェネレーター+1速減速機
バッテリー:プジョー・スポール、トタルエナジーズ、サフトの共同開発による高密度の900ボルトバッテリー
燃料と潤滑油 :トタルエナジーズ

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ル・マン24時間 3連覇のトヨタGAZOO Racingがハイパーカーを走らせら昂るに決まってるでしょ

TOYOTA、LEXUSにつづくブランドとして”GR”が確立するためのターニングポイント。GR Super Sportがカモフラージュボディながらサーキットを走行した!

新型コロナウイルスの影響で例年とは異なるスケジュールで、なおかつ無観客で開催されたル・マン24時間耐久レース。なんとかTOYOTA GAZOO Racingが3連覇を飾ったのは、ご存知の通り。

ですが、トラブルで一台が遅れたときには「これで勝てなかったらGRブランドの危機」とさえ感じたのでした。なにしろ、今回のル・マンについてはトヨタ(GR)は勝たねばならぬ状況だったから。というのも、決勝レースを前にGR Super Sportのデモランを行なっているから。


GR Super Sport(仮称)がサルト・サーキットで初走行を披露
第88回ル・マン24時間レースの決勝を前に、開発中のハイパーカー、GR Super Sport(仮称)でサルト・サーキットを走行し、その様子を公開しました。
東京オートサロンで、その存在が明らかになったGR Super Sportは、トヨタのWECマシン直系の「レーシングハイブリッド」技術などを投入されたハイパーカーで、来シーズンからのWEC参戦マシンになると同時に、GR(GAZOO Racing)というブランドを完全に独立させたものとするために欠かせない存在だともいえるから。

そんなGR Super Sportのデモランをしておきながら、TOYOTA GAZOO Racingのマシンが勝利できないとなれば、ブランディングのスタートで躓くといえますので。その意味でも、モータースポーツ畑ではない、ブランディングの関係者も今回の勝利にはホッとしているのでは、と思うわけです。


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