クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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モーターファンイラストレーテッド

ブレンボジャパンのフラッグシップオフィスに行ってきた!

ショールームにはF1とMotoGPのカーボンブレーキシステムが並べて置いてある!

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ブレンボジャパンのニュースリリースにもあるように、同社がフラッグシップオフィスを東京港区の三田国際ビルアネックスに開設しました。というわけで、モーターファンイラストレーテッド誌(三栄)の取材にて早速訪問したのですが、単なるオフィスではなくちょっとしたショールームが併設されているのが特徴でしょうか。

 

そのショールームには、ブレンボブレーキシステムの最高峰といえるF1用、MotoGP用のカーボンブレーキシステムほか、量産車に採用間近な技術、量産車の中でもスーパーカー、ハイパーカーと呼ばれるカテゴリーのクルマに搭載されているシステムなどが展示されておりました。なかなか見ることのできないクルマに装着されているパーツで、尚且つ通常はホイールのすき間から覗くしかない高性能ブレーキシステムを、間近に見ることができるのはメカ好きにはたまらないのでは?

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DS7クロスバックE-TENSEに興味津々。気になるのはフロントのe変速機と先読みサスペンション制御

8速ATに駆動モーターを一体化したハイブリッドユニットはアイシン製。路面をカメラが視認し、フィードフォワード制御する「DS アクティブスキャンサスペンション」は自動運動時代のコアテクノロジーになるか

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わかりやすさ重視ではPSAといえばいいのか、正しさ重視ならステランティスというべきなのか、いずれにしてもルーツ的にいえばシトロエンの上級ブランドといった成り立ちの「DS」ブランドのフラッグシップSUVである「DS7 クロスバック」にプラグインハイブリッド仕様のE-TENSEが登場。日本での価格は732万円と発表されました。

パワートレインの構成は、1.6リッターガソリンエンジン・フロント駆動モーター・リア駆動モーター・ハイブリッド用バッテリーといったところで、それぞれのスペックは以下の通り。

エンジン:147kW(200ps)/6,000rpm ・300Nm/3,000rpm
フロントモーター:81kW(110ps)・/320Nm
リアモーター:83kW(112ps) ・166Nm
ハイブリッド用バッテリー:13.2kWh


そしてシステムパフォーマンスは次のように発表されております。

システム最高出力:300ps
システム最大トルク:520Nm
EV走行可能距離:56km(WLTCモード)
ハイブリッド燃料消費率:14.0km/L
0-100km/h加速:5.9秒


こうした数値を眺めているだけで生まれるパフォーマンスへの期待感と、そこにDSブランドならではの内外装が加わっていることを考えると、732万円というのはバーゲンプライスに思えてくるのでありますが、いかがでしょうか。

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CVTの「ラバーバンドフィール」はもはや都市伝説級に体感できない?!

アクセル操作に対して「エンジン回転が先に上昇して、速度はあとからついてくる」のがラバーバンドフィールだとすれば、日常走行で味わう機会はないのでは? 



先日、モーターファンイラストレーテッド・特集「CVTの逆襲」という本にスバル・リニアトロニックについての原稿を寄稿したのですが、献本いただいた本を眺めていて感じたのは未だ自動車メディアの中の人たちには「CVTはラバーバンドフィールがあってリニアなドライビングの邪魔をするメカニズムだ」という信仰がうっすら残っているという点と、そうした批判を真正面から受け止めて、CVTエンジニアはリニア感を出すべく努力をしているという二点。

そもそもラバーバンドフィールというのは、非常にシンプルにいうと「エンジン回転が先に上昇して、速度はあとからついてくる」という症状を示す言葉と定義できるわけですが、はっきり言っていまどきのCVT車で、流れにのって街乗りをしている範囲では、そうした症状を感じることは皆無。たしかに構造的には、無段変速機であるCVTの場合は先にエンジン回転を上昇させてトルクの出る回転数を維持したまま変速比を連続的に変化させることで加速していくのは間違いありませんから、ラバーバンドフィール的な現象は出るのですが、それが果たして気になるレベルなのか? というのがこちらの動画の主旨。





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Honda e、完全新設計のリア駆動シャシーについて記事を書いています

「街なかベスト」のために生まれた専用プラットフォーム。贅沢すぎるシティコミューター的BEVに価格以外の文句なし

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初期受注が好調すぎて、受注が一時停止状態になっているというホンダの電気自動車Honda e。その、どこか懐かしいスタイリングとは反対に、中身は攻めに攻めたメカニズムのBEVとなっているギャップも魅力といえましょうか。

そんなHonda eについて9月中旬に発売された2つの紙媒体に記事を寄稿しております。





そして、この2冊については自分なりの深掘りというか追加情報を動画でも公開しております。





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