クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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モーターショー

SEKISUIのミッドシップ的ショーカーの正体は?

フランクフルトモーターショーでワールドプレミアを飾った積水化学のコンセプトカーがオートモーティブワールドに登場
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2020年1月15日~17日、東京ビッグサイトで開催された自動車関連の総合展示会「オートモーティブワールド」には大小さまざまなブースが立ち並び、各社がストロングポイントをアピールしていたわけですが、その中でも目立っていたと感じたのは青海棟にブースを構えていた積水化学。なんとオリジナルのコンセプトカーを展示していたのでした。

このコンセプトカー、すでに2019年のIAA(フランクフルトモーターショー)にて発表されているものですが、いかにもミッドシップのスポーツカーといったスタイリングは十分に刺激的で、同社のような素材メーカーが作るレベルではないと感じるほどの完成度であります。

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#東京モーターショー2019 併催「FUTURE EXPO」でモビリティのようなリハビリ機器を見た

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高齢者向けの歩行トレーニングロボットは月額5万円程度でのリースを想定
2019年の東京モーターショーも最終日。今年は、お台場エリアを広くモーターショー会場として利用しているのが特徴ですが、青海展示棟の脇にあるトヨタの常設施設「メガウェブ」においてFUTURE EXPOなるイベントを併催するというチャレンジもしております。2階では水素社会を提案、1階では様々な企業がブースを出して自社製品や理念、ビジネスモデルなどをアピールしております。

その中で、未来のモビリティ(?)として気になったのがパナソニックの歩行トレーニングロボット。



一見すると電動歩行器といったおもむきですが、その中身はAIやパーソナルデータを利用した歩行訓練機。負荷を変えることで脚力を鍛えつつ、安心して移動できるというトータルな意味での歩行支援ツールであります。

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2019年内に発表されるホンダの市販EVコンセプトがジュネーブで公開予定

フロントフード上に充電口を置く? ホンダの市販EVプロトタイプが間もなく世界初公開
ホンダが2019年内に市販するというEVのプロトタイプが3月に開幕するジュネーブモーターショーにて世界初公開されるとのことで、プロトタイプのスケッチが公開されております。
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コンセプトではなく「プロトタイプ」ということは、かなり市販に近い状態に仕上がっていると予想できるところで、年内発売のクルマであれば市販状態といって展示してもよさそうなものですが、プロモーションの都合などもあるのでしょう。東京モーターショーでの市販モデルの世界初公開など期待してしまうわけですが……。

初代シビックを思わせるファニーな顔つきは、これまでもホンダのEVのデザインスタディとして見せてきた流れを受けるもので、それでいてワイドなスタイリングはそこそこのボディサイズになっていることも想像させるもの。まあ電気自動車のパフォーマンスにはバッテリー搭載量の影響が大きく、よほどの近距離コミューターと割り切らない限りは、それなりのボディサイズにならざるを得ない部分もあるわけで、小さく見えるけれど実は大きい(1800mm近い車幅)というのはあり得る話。

それよりも気になるのはフロントフード上の黒いリッド。ここに充電口を置いているとすると、ハンドル位置にかかわらず前から充電させるという日産的な考え方を採用しているのかもしれません。

それにしても、先日試乗した新型インサイトでも感じた「電気モーター駆動で、自動車として普遍的に良いと感じさせる走りを実現する」味付けを考えると、ホンダのピュアEVの走りには期待が高まる一方であります、ハイ。
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精進します。
  




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トヨタ「KIKAI」は「MIRAI」へのカウンターか? #44thTMS

第44回 東京モーターショー。トヨタ・ブースの主役ではないでしょうが、強烈なバイプレーヤー的存在感を醸し出しているのが「KIKAKI」。メカメカしさむき出しのスタイルは、スチームパンクぽさもありながら、じつはハイブリッドパワーユニットをリアに搭載するというギャップもユニーク。

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それにしてもトヨタのハイブリッドシステムは、アクセルペダルもブレーキペダルもバイワイヤになっているはずなので、バックヤードで作るにしてもエンジン搭載位置の自由度は高いのかも、などと思ってみたり。

「KIKAI」のベアシャシーを販売して、パワーユニットは購入者が自分で手配するというキットカー的なビジネスも想像してしまう一台でもありました。

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そして、ハイブリッドパワーユニットも、こうして仕上げ次第では機械的魅力をアピールできるというのは、ハイブリッドが最先端ではなく、それなりに枯れた技術になってきたから受け入れられるフィニッシュでしょうか。

その意味では、ハイブリッドよりも先進的な燃料電池車「MIRAI」が量産されていることが、こうしたコンセプトに説得力を与えているのかも…というのは考えすぎでしょうか。

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ちなみに、タイヤサイズは175/80R16 91S。今どきのショーカーとしては異例なくらい細くて、分厚いタイヤだと思いきや、よくよく考えればジムニーのサイズであったのでした(汗)

精進します。














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ホンダの朝霞と和光の合作コンセプト? プロジェクト2アンド4の正体は?

ホンダが、2015年のフランクフルトモーターショーにてワールドプレミアするという「プロジェクト2&4」のクローズアップ画像(イラスト?)を公開。第一印象では、完全なるデザインスタディで、リアリティのないコンセプトのように見えますが、ともかくその正体が気になるところであります。

画像からすると、タイヤがむき出しの四輪のようでありますし、また公式発表によるとパワード・バイ・RC213Vということなので、単純に考えると、ハイパワーな二輪エンジンを載せたフォーミュラなのですが、そんな浜松方面で作られたことのあるような企画をいまさら焼き直しするとは思えないのであります、正直。

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Embodying Honda’s concept of ‘creative craftsmanship’, Honda Project 2&4 was designed together by Honda’s motorcycle design centre in Asaka and by Honda’s automobile design centre in Wako, Japan. The Honda Project 2&4 is the result of the company’s continuous effort to create a more exciting user experience. Honda Project 2&4’s cabin-less structure produces an immersive driving environment combining the experience Honda has in providing the freedom of a motorcycle and the manoeuvrability of a car.


キーワードは「キャビンレス」。



なんとなく、ホイールベース2m未満の小さめのフォーミュラカーのような形状をした乗り物に、ダイレクトに跨って、意思によって運転するといったコンセプトを思い浮かべるのですが、それこそホンダが得意(担当?)としている仮面ライダーの乗り物に近いモビリティの提案なのでありましょうか?

そうした実物はもちろん、二輪と四輪のデザインスタジオの再編なども含めて、気になるコンセプトビークルなのでした。だからといってフランクフルトまで飛ぶ気も予算もないのでありますけれど(出汁)


精進します。













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44年ぶりに復活、ベンツの最高級4座オープン「Sクラス・カブリオレ」

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今年のフランクフルトショーにおいてお披露目されるというメルセデスの新しい4座オープン「Sクラス・カブリオレ」のティザーがスタート。1961~1971年にかけて発売されていた、かつてのSクラス・オープンとのヘリテージをアピールする2ショット画像が発表されたのでした。

ボディサイドのラインからすると、Sクラス・クーペを基本にルーフを切り落としたスタイルなのでしょうが、ともかく最初に公開されたのは、この一枚きり。Eクラス・カブリオレで採用されている、エアキャップ(ディフレクターからの送風によってキャビンへの走行風の巻き込みを低減)やエアスカーフ(首周りを温める暖房システム)といった快適装備が搭載されることは明言されておりますが、もちろんメルセデスの4座オープンとしてのフラッグシップモデルになるわけで、それだけでは済まない新テクノロジーに期待が高まるのですが、さて。





Coveted dream car of the 1960s meets star of the 2015 International Motor Show in Frankfurt: the new Mercedes-Benz S-Class Cabriolet is following in the tradition of the open-top S-Class (model series 111 and 112) from the period 1961 to 1971. Unmistakeable, exclusive design, fine materials with maximum high-class appeal in the interior and state-of-the-art technology in the S-Class characterise the concept behind both cabriolets.
それにしても、「お高いんででしょう?」 以外の言葉が浮かばない自分に、いろいろな意味で”貧しさ”を感じるのでありました(出汁)


精進します。














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