クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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メタンガス

牛糞からカーボンニュートラル燃料を作ればエンジン車は生き残れる!

牛が草を食べる。だから排出物をベースにした燃料はカーボンニュートラルという理論

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世界的にカーボンニュートラル(CO2削減)のトレンドは加速しています。

最近では、パキスタンで起きた大規模洪水についても、地球温暖化の影響による氷河の溶解が原因だと指摘され、住環境を守るためにもカーボンニュートラルを世界的な目標とすべきというマインドが強まったように感じるのは自分だけでしょうか。

そして、自動車関連ではカーボンニュートラル=ゼロエミッションとばかりに電動化が進んでいます。しかし、それ以上に期待したいのがスズキがインドで始めるというバイオガスの実証事業ではないでしょうか。


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アウディとフィースマンの協力による人工燃料プロジェクト

大手メーカーの中ではFCVに距離を置いているように見えるフォルクスワーゲン・グループ。その理由のひとつとして、「e-gas」という電気ストレージの意味合いを持つ人工メタンガスをカーボンニュートラルとロングディスタンスドライブの両立という面から進めている故かもしれない、と思ったこともありましたが、その「e-gas」が第二段階にステップアップしたという発表あり。



従来、メタンガスを生み出すための触媒反応は高温・高圧下で、かなりのエネルギーを要するものだったといいますが、新たにフィースマン・グループとコラボレーションした製法は、比較的低温で、約5気圧の環境下で行なわれる "methanation is now purely biological" すなわち微生物を利用した反応によるということであります。

コストや供給能力など、まだまだ実験レベルではあるのでしょうが、自動車用の人工燃料(≒エネルギーストレージ)として水素とは異なるアプローチが確実に進んでいるということは覚えておきたい、と思うのでした。



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ちなみに、透視イラストは2016年末にはローンチされるという「A4 アバント g-tron」。カーボンニュートラルのメタンガスで走るクルマは果たして実用化されるのでありましょうか。

精進します。

  








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