クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ムーヴキャンバス

ムーヴキャンバス、フルモデルチェンジ。ターボグレードの設定でライバルを突き放す

ムーブキャンパスにあらず、ムーヴでキャンバスです!

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生まれたときから家庭にスライドドアのクルマがある「スライドドア世代」をターゲットに、後席をラゲッジスペースとしても利用できるよう配慮するというユニークな商品企画でスマッシュヒットを放ち、定番モデルへと成長してきたダイハツのムーヴキャンバスがフルモデルチェンジを果たしました。

全高が低めのスライドドア車として、ようやくスズキがワゴンRスマイルというライバル車を投入したのに対応しての進化ともいえるかもしれません。もし、そうだとしたらライバルを突き放す大進化といえそう、というのが新型ムーヴキャンバスを見ての第一印象であります。

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スズキ・ワゴンRスマイルがライバルを徹底的に研究したと感じるのは後席乗降性

後席用アシストグリップが用意されているのはワゴンRスマイルだけ。ステップ高も低く、乗り降りのしやすさは後発だからこそ



先日、『2022年 軽自動車のすべて (モーターファン別冊 統括シリーズ Vol.140)』という本の取材にて、スズキ・ワゴンRスマイルとダイハツ・ムーヴキャンバスというガチンコのライバル2台に触れる機会がありました。

Honda N-BOXに代表されるスーパーハイトワゴンより100mm程度背の低いハイトワゴンのスライドドア車というカテゴリーを独占したいたのがムーヴキャンバスで、ワゴンRスマイルはようやく登場したライバルといった位置付けでしょうか。

ムーヴキャンバスの好評ぶりを考えると、もっとはやく登場すべきだったかもしれませんが、時間がかかっただけあって、ワゴンRスマイルの出来映えはいろいろな箇所でライバルのウィークポイントを研究してきたと感じるもの。

その象徴といえるのが、冒頭の動画で紹介している後席乗降性でしょうか。

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ついにスズキが動いた「ワゴンRスマイル」でムーヴキャンバスを追撃する

「スズキ セーフティ サポート」を全車に標準装備、開口幅600mmの後席スライドドアを与えられたワゴンRの新バージョン。価格帯は130万円~170万円

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スズキは、新しい軽乗用車「ワゴンRスマイル」を2021年9月10日より発売することを発表しました。

「ワゴンRスマイル」は、「高いデザイン性とスライドドアの使い勝手を融合させた、新しい軽ワゴン」をコンセプトとして開発したワゴンRの新モデルである。ワゴンRの特長である広い室内空間と高い機能性に加え、スライドドアの利便性と個性的なデザインを兼ね備えたモデルとして、幅広い世代のお客様にご提案をする。

言わずもがな、ライバルはダイハツのムーヴキャンバス。ようやくスズキがこの全高のスライドドア車に参入です。月販目標は5000台というのも、ムーヴキャンバスの実績からすれば手堅い数値という印象ですが、はたして”スライドドア族”を従来のムーヴキャンバスがすべて押さえていたのか、はたまたどれだけ参入余地が残されているのかどうか……。



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軽ハイトワゴンの逆襲? スーパーハイトの特徴を取り込んでいる

スーパーハイト軽ワゴンのアドバンテージは室内高か、スライドドアか、はたまた…
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余裕でティッシュボックスを飲み込んでいるのは、ダイハツ・ウェイクの運転席側インパネアッパーボックス。いまや軽自動車の主流となっているスーパーハイト軽ワゴンにおいて、センターメーターを採用しているダイハツのタントとウェイクにおいては、この部分の収納がライバルに対する差別化ポイントとなっております。もっとも売れている軽自動車、ホンダN-BOXはオーソドックスなメーター配置なので、この収納スペースが売れるためのマストであるとは言えないまでも、いわゆるMクラスミニバンにおいてはインパネアッパーボックスは日産セレナ、ホンダ・ステップワゴンと備わっており、スマートフォンや財布などの置き場として、日常的に「欠かせない」と感じているユーザーも少なくないのでは?

仮にそうした絶対的なニーズを持つ層が一定数いるのだとすると、スズキが新型ワゴンRにおいてセンターメーターを採用、インパネアッパーボックスを用意してきたのは、他社のスーパーハイト軽からユーザーを獲ってこようという意思の現れだと思ってみたりするのでありますが、はたして?

そんなことを思ったのは、ダイハツのムーヴキャンバス発表時に「スライドドア世代のユーザーには、ヒンジドアでは選択肢に入らない」といった旨の話があったのを思い出したから。スライドドアにするとコストアップ(高価)になるし、重量もかさむ(燃費に不利)という明確なデメリットがあったとしても、慣れた動線を譲れないと思うユーザーにとって、クルマ選びにおいて「スライドドアでなきゃ!」といった優先順位があるということなのです。

インパネアッパーボックスにそれほどのプライオリティがあるとは思えないまでも、ライバルとの差別化としては、チャレンジする価値があるのかもしれない、そんな風に感じる今日このごろでありました。その意味では、目線の慣れよりも重要な要素かと思うのは、多くのドライバーがそれほどメーターを注視してはいないだろうという、ちょっとさみしい予想によるところもあるのですが(汗)

精進します。
  




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