クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ミラ

ダイハツ・ミラトコットが実質値下げとなるグレード整理の商品改良

最上級グレードを大幅値下げ、全車に先進安全装備「スマートアシスト」が標準化された

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2021年9月1日に、ダイハツが軽自動車の商品改良を発表。そのひとつがミラトコットで、その内容とはグレード構成を整理し、新色を追加するというもの。新色追加は商品力アップにつながりますが、グレードの集約化というのは売れていないモデルにおいて利益を確保するための常套手段という印象もありますが……。


今回の商品改良の内容をよく見てみると、むしろミラトコットの商品力は爆上がりし、より売れるようになったのでは? と思うのでした。

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あらためて、5ナンバーのリッターカーVS.軽自動車を考える

あえてタイトルに「5ナンバー」と記しましたが、5ナンバーという言葉はなんとも”いい加減”な印象。ヘタすると、小型乗用車全般を指す言葉として使わていることもあるようです。

そうでなくても、自動車メディアでは昔から「排気量2.0リッター、全長4.7m、全幅1.7m、全高2.0mという小型車枠」を示す用語として「5ナンバー」という言葉は使われがちですが、さにあらず。



というわけで、小さめの乗用車を欲しているというユーザーを想定して、なぜ軽自動車が選ばれるているのかという話のつづき。結論からいえば、「安いから」という至極単純なものと思うわけです。


典型例でいうと、「ワゴンRは小型車より高い。だから、軽自動車は本質を忘れている」といった要旨もありますが、仮に小型車として最安値といえるミラージュと比べても、ミラージュより安い軽自動車は存在しているので、この主張に則れば、本質を守っているともいえるわけです。


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ワゴンR FX(2WD・CVT):1,109,850円

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ミラージュE(2WD・CVT):998,000円

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ミライースLメモリアルエディション(2WD・CVT):900,000円




結局、軽自動車が高価というイメージは比較の仕方に問題があって、装備やカテゴリの異なるモデルを比べているといえそう。少なくとも、車両価格で比べると、軽自動車よりも安い小型車というのはメーカー希望小売価格では存在しないのが現実といえそうですから。


車両価格だけで整理しても、1~2名での使用を前提に考えると軽自動車のほうが誤差ではなく、圧倒的に安く見えるというのはお分かりいただけましたでしょうか?


それでも、軽自動車よりリッターカー(小型車)のほうが安いというイメージがあるとすれば、おそらくあのクルマが原因。それは、”泣く子も黙る79万8000円”スイフトSE-Zであります。
462895d4.jpg自分自身、そのSE-Zの登録済車に乗っていた時期があるので実感としてわかるのですが、たしかに2000年当時に仕様と維持費のバランスまで含めて考えると、スイフトSE-Zはお得な存在でありました。あの価格で、リモコンドアロックやCDオーディオがついていましたから。

だから、いまでもスイフトのように小型車のプラットフォームに軽自動車のサイドパネルをつけたような構造で、軽自動車よりもお買い得な登録車があれば、軽自動車を買うよりも小型車のほうがトクな場合もあるといえるのでしょうが、残念ながら現段階ではそうした存在は見かけません。なので、いまは仕様と価格をバランスして考えると、軽自動車を購入するのが妥当な時代といえると思うのです。
 
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