クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ミニ

覚えている人も少ない?オーバーフェンダーが印象的だったリトルダイナマイト

記憶に残るワイドフェンダーのクルマ9選のコラムを書きました。載せられなかったMINI ERA TURBOを振り返る



おおむね毎月15本前後の自動車コラムを寄稿させていただいているWEB CARTOPのほうにオーバーフェンダー・ブリスターフェンダーによるワイドボディが印象的だったクルマ9選というお題でコラムを書かせていただいたのですが、そこで書き忘れたのが、BMW傘下となる前のローバー・ミニに存在していたERA TURBO。

 

個人的には、最初にマイカーを買おうとしたときに”手は届かないけれど欲しい”と思ったクルマということもあって鮮明な記憶として残っているのですが、コラムのほうで扱ったメルセデスE500/500E、ポルシェ930ターボ、ランチア・デルタインテグラーレあたりと比べると、たしかにマイナーなオーバーフェンダー車なのかもしれません……。
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アメリカIIHSスモールオーバーラップテスト、ミニ・クーパーはGood判定でクリア【動画】


2014 Mini Cooper small overlap IIHS crash test

たしか2012年頃に始まったIIHSのスモールオーバーラップテスト。当初は、それまで対象となっていなかった部分の衝撃吸収能力が問われることもあってか、かなり厳しい結果となることもありましたが、わずか数年でGood評価でクリアすることが当然といえる状況になっているようで。

この動画、2016年3月18日に公開されたばかりのミニ・クーパーに実施したスモールオーバーラップテストの模様。あくまで動画からの印象でありますが、かなり素早く確実に衝撃を吸収して、Aピラー(ダッシュパネル、バルクヘッド)から後ろのスペースはしっかりとキープしているのでありましょう。

ところで、衝突安全性や環境性能など、メーカーが試験項目に集中して開発することで、試験だけに優れた「受験対策」商品になってしまうという話もありますが、試験をクリアしないことには土俵に上がれないとなれば、受験対策をすることは大前提であって、応用力や総合力はその先にある話ともなりましょう。

というわけで、受験対策を止められないとなれば、試験範囲を広げることで総合力を高めるように導くというのは、ひとつの手であります。IIHSのスモールオーバーラップという試験範囲の拡大がリアルワールドでの安全性にどれだけつながっているのか、気になる今日このごろであります、ハイ。

  
精進します。








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170kW、1.2tのミニJCWは2ペダルがやっぱり速い……

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現行ミニに、レギュラーモデルとしてはもっともスポーティなポジションとなる「ジョン・クーパー・ワークス(JCW)」が登場するそうで、まずはオフィシャルフォトとスペックが発表されております。

心臓部である2.0リッター4気筒ターボの最高出力は170kW(231馬力)、組み合わせるトランスミッションは6速MTと6速AT。ターボエンジンということもあって、もちろんATのほうが加速性能には優れていて、0-100km/h加速はMTが6.3秒に対して、ATは6.1秒というのが公表値。

MTでもアクセル踏みっぱなしでシフトアップすることはできましょうが、クラッチを切ることを考えると、やはりアクセルオフとブーストのドロップなどありますので、実際にはもっと差がつくのだろうなという印象。逆に、熱ダレにはMTは有利なのでサーキットなどではMTのメリットが出てくるとは思いますが……。


ところで、ミニはBMW製になって久しいわけですが、231馬力の2.0リッター4気筒ターボといえば、BMW 225i アクティブツアラーが積んでいるエンジンが、まさにそのスペック。最大トルクはミニJCWの320Nmに対して225iアクティブツアラーは350Nmとなっているのでありました。

そして225iアクティブツアラーの0-100km/h加速は6.4秒。AWDであることはスタートダッシュでは効いているでしょうが、やはり8速ATを採用していることで、1.6tの巨体で1.2tのミニJCW並みの加速を実現しているのでありました(汗)

アクティブツアラーも1.5リッターエンジンのFWDでは6速ATとの組み合わせなのですが、ミニもJCWであるなら8速ATを望みたいと思うのは贅沢でしょうか?






精進します。











BMWミニの拡大路線は縮小するのか?

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The two individual two-seater athletes MINI Coupé and MINI Roadster will finish their career together and as planned. In taking this step, the British premium car manufacturer continues the change of generation in its model program and in terms of vehicle production at the Oxford plant. The new MINI 5 door is now produced there in seven engine variants, as is the new MINI 3 door.
基本となるモデルは第三世代へと進化しているBMWミニ。その二世代目では非常に多様なボディがラインナップ。標準型に加えて、クラブマン、クロスオーバー(カントリーマン)、ペースマン、カブリオレ、クーペ、ロードスターと七種のボディがあったと記憶しております。

そのラインナップが第三世代へそのまま受け継がれるのかどうか、注目ポイントのひとつでありますが、とりあえず、第二世代2シーターMINIであるロードスターとクーペは計画通りにディスコンとなる模様。断言できませんが、このニュースリリースからは第二世代の2シーターを止めるというだけでなく、第三世代のシャシーで復活することもなさそうな雰囲気を感じますが、いかがでしょう?

ボディは拡大するMINIですが、ラインナップは縮小するのかどうか。すでにBMWとMINIにおいてFWDプラットフォームやパワートレインの共通化が進むロードマップが見えているだけに、MINI限定でバリエーションを増やすのではなく、グループ全体として市場ニーズをカバーするトレンドに向かっているように思うのでありました。



精進します。
 





タービンハウジングを水冷というミニの3気筒エンジン

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こちら、BMWミニの3気筒エンジン(1.5リッターターボ)に採用されているという、コンチネンタルのターボチャージャーを示したもの。

なんと世界初のアルミニウム製タービンハウジングなのです!

タービンハウジングですから、吸気側ではなく、排気側のことでありまして。エンジンベンチの映像などで、真っ赤になっている、あの部分をアルミニウム製として軽量化を図ったというのがニュース。

アルミニウム製では溶けてしまうのでは? と思うところですが、単純にアルミに素材置換したのではなく、エキゾーストマニホールド部分と一体化されたタービンハウジングは、その中にウォーターラインを設けて、水冷化していることで、軽さと耐熱性(温度上昇を防ぐ)を両立しているそうでであります。
The coolant flowing through this jacket ensures that the external housing surface does not get hotter than 120°C (248°F) and the internal temperature does not exceed 350°C (662°F)

その表面温度は摂氏120度以下に保たれるそうですから、なるほどアルミでも問題ないでしょうし、もっといえば周辺の熱害対策的な意味でも有利といえそう。

今回は直列3気筒エンジンとの組み合わせということですが、たとえばV型エンジンでバンク内にタービンを配置するようなレイアウトでも優位性を示しそうな予感、なのでありました。

そして、こうしたユニークなメカニズム、新アイテムを使っているとい話題だけで、ミニ・クーパーが欲しくなったりするから不思議なものというか、なんとも変わった趣味と申しましょうか(汗)


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それにしても、ターボチャージャー周辺の熱トラブルを解決するコンチネンタルのソリューション、これはかなり広範囲に評価されそうで、パテント次第では他のサプライヤにも拡大しそうな予感なのでした、ハイ。


【コンチネンタルのプロモーションムービー追加】

MINIのエントリーモデルが1.2L 3発エンジンでダウンサイジングを実感


In the new MINI One First, too, cutting-edge engine technology ensures hallmark brand driving fun is combined with exemplary efficiency. The MINI TwinPower Turbo Technology in its 3-cylinder petrol engine comprises turbocharging, petrol direct injection and variable camshaft control on the intake and exhaust side (double VANOS). In this way, an output of 55 kW/75 hp is mobilised from a capacity of 1.2 litres. The entry-level variant among the petrol engines also offers spontaneous power delivery, with a maximum torque of 150 Newton metres going on stream at 1 400 rpm. The new MINI One First reaches the 100 km/h mark from standing in 12.8 seconds. Its average fuel consumption is 5.0 to 5.2 litres per 100 kilometres, while the relevant CO2 emissions rating is between 117 and 122 grams per kilometre (figures based on EU test cycle, dependent on selected tyre format).

というわけで、1.2リッター3気筒ツインパワーターボエンジンを搭載したミニのエントリーモデル「ONE」が日本登場であります。

樹脂パーツが目立っていたり、ヘッドライトがシンプルなものだったりとエントリーモデルらしいアピアランス・装備ですが、それはそれでミニっぽくて許される感じあり。

6MTで230万円弱という本体価格設定もなかなかに魅力的では?

しかし、過給されているとはいえ、オールドミニの最終モデルが1.3リッター4気筒インジェクションだったことを思うと、本当にパワートレインのダウンサイジングは進んでいるのだなあ、と実感するのでありました。

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