クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

ミッドシップ

S660のWEB抽選でまさしく最後の運試し?

仕様別に台数が決まっているとすればβのCVTがもっとも当選率が高い?

1635491197493

ご存知のように2022年3月で生産終了することを発表しているホンダS660。その発表があった段階で全国のホンダカーズに注文が殺到、生産能力を超えるオーダーが集まったということでオーダーストップになったという噂が流れたのはゴールデンウイーク頃だったでしょうか。

新車は生産しているのに、もう新車で買えないという微妙な状況で中古車相場が高騰しているのも、また知られていることでしょうが、そんなS660の中古車相場を抑えるかのようにホンダが650台ながら受注再開を発表しております。

 続きを読む

歴代社長に愛されたマシン、S660が2022年3月での生産終了を発表

実質的なファイナルエディションの役割を担う特別仕様車「S660 Modulo X Version Z」は315万400円

IMG_0533 

ホンダの軽ミッドシップ2シータースポーツカー「S660」があと一年で生産終了となることを正式発表。S660の生産を行なっているホンダオートボディーではS660のほかにはアクティトラックしか作っておらず、そのアクティトラックも2021年前半での生産終了が決まっているだけに、S660専用工場として成立するはずもなく、S660の生産終了もカウントダウンというのは業界筋では既定路線として見られていたわけですが、こうして正式に生産終了がアナウンスされると、なんとも感無量な思いがこみ上げてくるのでした。



それにしても、正規のルートで商品企画が進んでいたわけではなく、そもそもは本田技術研究所50周年記念のコンペで優勝した椋本氏(当時はモデラー)のアイデアが、モックアップ制作、実走行できるプロトタイプの制作へと発展していく中で、当時の本田技研工業・伊東社長の目に留まり量産化プロジェクトがスタートしたという異例のモデルがS660。もうすぐ退任する八郷社長もS660は好きなモデルと話されるのを何度か耳にしましたが、歴代社長に愛されたホンダらしい軽ミッドシップスポーツカーを新車で購入できるチャンスは、残り一年というわけです。続きを読む

もうすぐ「身近」なミッドシップが復活しそうですが……

いろいろウワサになっているところからすると、そう遠くない時期に、まあまあ身近というか、手の届きそうな価格帯のミッドシップカーが登場しそうなわけですが。

ミッドシップに何を求めているのか、公道で味わえる領域で何が楽しめるのか、はたして気分の問題なのか。


久しぶりの「身近」なミッドシップだけに、現代のレベルに求められるイージーさや安全性から、ミッドシップ2シーターへのニーズや必要条件を再定義することから始めないといけないのだろうな、と思う次第。


こちらの画像、かつてトヨタ博物館に展示されたこともあるトヨタMR2のプロトタイプですが、この時期に流行ったミッドシップ2シーターというのは、スーパーカー気分を味わえるセクレタリーカーといった位置づけだった印象強し。

20141007_01_main_08_s

スーパーカー気分として、低く尖ったノーズ、リトラクタブルヘッドライトといったエクステリアがあり、また室内でいえば、ドライバーの後方から聞こえるエンジンサウンドも欠かせない要素であったのでしょう。

実際、MR2(AW11)には一時期持っていたこともあるのですが、耳のすぐ後ろから聞こえてくる吸気音は独特。それを味わうために、性能を無視してむき出しタイプのエアクリーナーにしていたこともあるほど。

運動性能などドライバーのスキルに影響されない部分で、ミッドシップらしさを味わうためにには、聞こえてくる方向も含めてエンジンサウンドが有効な要素のひとつだろうな、とは感じるのでありました。

もちろん、街乗りレベルの速度であっても、交差点を曲がってアクセルを踏むだけで、リアタイヤがグッと沈み込む感覚はミッドシップやリアエンジンに特有のもので、それもまたも日常域で感じられるミッドシップらしさなのでしょう。

そうした特性は、三菱アイが出たときにも感じたところ。比較的ホイールベースは長いアイですからミッドシップのセンシティブな雰囲気はなくマイルドに仕上がっているのですが、加速時の沈み込み感はミッドシップらしいもので、いやむしろリアエンジン的なトラクション感をしっかりと味わうことができたのは鮮明に記憶に残っているのでした。

312865d6.jpg


そして、軽自動車ミッドシップの個人的な経験でいえば、AZ-1やキャラに乗っていた時期があるので思うところはまだまだありますが、その辺りはあらためて整理したいところではあります。


精進します。





記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ