クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

マーチ

トヨタ・アクアがサポカー補助金を意識したマイナーチェンジで進化に思う

最上級グレード「G」にペダル踏み間違い急発進等抑制装置を標準装備化でサポカー補助金10万円の対象になった

20200806_02_04_s
かつて登録車の販売ではナンバーワンが定位置となっているほど売れていたトヨタのハイブリッド専用コンパクト「アクア」がマイナーチェンジを実施。現行型のデビューは2011年12月ですからかなりの長寿モデルになっておりますが、今回のブラッシュアップを見ているとまだまだ売る気満々といったところでしょうか。

というわけでマイナーチェンジのポイントは、65歳以上の高齢ドライバーの買い替え時において最大10万円の補助が出る「サポカー補助金」への対応がポイント。
「G」に駐車場などでのアクセルとブレーキの踏み間違いやアクセルの踏み過ぎなどで起こる衝突被害の軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]を標準装備
すでに衝突被害軽減ブレーキは標準装備化しておりましたので、ペダル踏み間違い急発進抑制装置も標準装備とすることで、ツルシの状態でサポカー補助金10万円の対象としたのでした。廉価グレードでもオプション装着すれば補助金対象になりますが、上級グレードに標準装備にすることでわかりやすさを狙ったというところでしょうか。

 続きを読む

日産マーチが10年目のマイナーチェンジでAEBを標準装備化

AEBのシステム自体は5年前の印象だが、延命措置としては十分。ロングセラー化まちがいなし

200716-01-j_008-1200x667 

日産のコンパクトカーとしてはe-POWERの搭載によって息を吹き返した「ノート」一択で、一時代を築いた「マーチ」は徐々にフェードアウト感もありましたが、いやいやデビューから10年を経て、予想外のマイナーチェンジを実施。

なんと、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、「踏み間違い衝突防止アシスト」、「ハイビームアシスト」、「LDW(車線逸脱警報)」を全車標準装備(NISMO除く)として、サポカーS<ワイド>該当へのグレードアップであります。



ということは、フェードアウトどころか、最低でもあと5年は現役モデルとして戦う気マンマンといったところで、15年を超える長寿モデル化はまちがいなし! 価格帯でいっても中心グレードは150万円前後でありますから、軽自動車との競合を考えても競争力ありといったところでしょうか。続きを読む

トヨタ・ヤリスの市場評価は3気筒エンジンがポイントになる?

2020年2月の販売台数は3491台、ブランニューモデル「ヤリス」の未来はどうだ?
001

自販連が発表した2020年2月の乗用車ブランド通称名別ランキング(登録車)において、トヨタ肝いりといえる新型モデル「ヤリス」が思いのほか上位に来ていないことが一部で話題となっているようです。事前予約が集まるような顧客ロイヤリティの高いモデルではないので発売月のスタートダッシュが有利な種類のモデルではないにせよ、ヴェゼルとエスクァイアにはさまれた22位スタートというのは、期待外れといったところで、話題となっているのでしょうか。


続きを読む

手組の専用1.6リッターエンジンの咆哮は……【プロモーションムービー】



オーテックジャパン創立30周年記念モデル「マーチボレロA30」。その走行シーンが収められた1分弱の映像では、たしかにハンドビルドや専用パーツにより高回転寄りにチューニングされたというHR16DE(といっても7200rpmあたりがリミットのよう)の咆哮を聞くことができるのでありました。BGMがなければ、もっとじっくりとエキゾーストノートを聞くことができるのになあ、と感じたのはさておき。
ところで、オーテックの30周年記念ということで、「A30」という車名を与えられた限定30台のスペシャルマシン。そのロゴを見ていると「430」にも見えてしまうのはローガンのせいかもしれませんが、おそらく、きっとセド・グロとは無関係な一台であります、ええ(汗)





精進します。
  







人気ブログランキングへ
 

日産マーチ新価格115万1280円より、軽自動車より高価に。

日産オリジナルのベーシックモデル「マーチ」が為替の影響で新年早々に価格改訂。従来は113万7240円~153万9720円だった1.2リッター2WD車を、115万1280円~155万7360円と約1%ほどアップ。
K13-140519-01

そもそもタイで生産することで為替の優位性を狙った商品企画である(という面も無視できない)マーチ。

年明けから円高傾向とはいえ、100円切りの時代と比べれば十分に円安トレンドの為替によってその旨味がなくなってきているはず。本来、為替を理由に価格を改訂するならばもっと高価なモデルにしたいのでしょうが、商品ラインナップ上そういうわけにはいかないのも事実でありましょう。

それよりもメーカー希望小売価格において、軽自動車のデイズよりもマーチが高価になった(デイズの廉価グレードは115万200円)ということに、地味な話題ながら時代の節目を実感するのでした、エエ。

精進します。








人気ブログランキングへ


 

ミラージュ、海外で高評化は軽自動車がないから?

三菱ミラージュが豪州で高評化だそうで。

なかなか話題になることのないミラージュですが、マーケティング的に独特なキャラクターと感じることしきりでありまして。先日のマイナーチェンジの際にも、三菱の輸入車「ミラージュ」が小変更で思い出すこと などというエントリをあげていたのでした。

なにしろ日本でのビジネスとしては、けっこう厳しい状況が続いている印象強し。





画像1

そんなこんなをUstreamでダラダラTALK。

簡単にまとめると、ダウンサイザーに向けた商品として軽自動車と従来のコンパクトカーの中間に位置する商品企画を、ミラージュというダウンサイザー(オールドファン)に馴染み深い名前でアピールしたものの、軽自動車への流れは止められなかった、という話。

同じことは、フィットの対抗にノートを置き、ミラージュが狙ってであろう市場に向けてマーチというビッグネームを投入した日産の商品企画にもいえるのかもしれません。

そんな三菱と日産がNMKVにより軽自動車の共同開発をしているというのも意味深と思うのでありました。


Broadcast live streaming video on Ustream

軽自動車という市場特殊性に合わせて進化した商品が並んでいる状況において、コンパクトカーによって軽自動車マーケットを切り崩すのは難しいということでしょうか。

いや、いろいろな見方ができると思いのですが……。

精進します。


【2014.12.5 追記】
JAIAのデータを見ると、三菱の輸入車(ほぼミラージュのはず)は251台でありました。前年同月で807台なので、かなり厳しくなっている模様であります(汗)
http://www.jaia-jp.org/wp-content/uploads/201411NewCarNews.pdf









記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ