クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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マフラー

クルマの電動化時代に語り継ぎたいホンダV12エンジンの咆哮

鼓膜が痛くなるほどの高周波サウンド。12気筒のF1エンジンが奏でたエキゾーストノートは永遠に残したい価値

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後世に残したい自動車世界遺産を独断と偏見で決めてしまう、という妄想コラムをWEB CARTOPに寄稿しています。



個人的に国産車関連で自動車世界遺産にふさわしいと思ったのは、1989年の国産車、ABCトリオ、ドリフト文化、グランツーリスモ(eスポーツ)といった事象。そして、このコラムの中で唯一、単独車種として選定したのがレクサスLFAでした。

その理由は、エンジンとマフラーが管楽器になるということを証拠として示しているからというもの。電動化時代には排気サウンドがなくなってしまうわけで、自動車史に書き留めるべき文化遺産としてエキゾーストサウンドを追い求めたことがあったという事実を残しておくべきとも思うわけです。続きを読む

【SC82】CBR1000RR-Rのアクラボビッチ製チタンマフラーが上手く焼けません(涙)

マフラーがストレート構造ではない減衰経路のパイプだけが焼けていくという街乗りオーナーの悩み

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拙ブログでも遅々として慣らし運転が進まない様子をお伝えしている愛機「CBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)」ですが、その証といえるのが、こちらの画像。SC82の特徴でもある純正アクラボビッチ製エキゾーストのパイプ部分をクローズアップしたもので、向かって左側の細いパイプはいい感じに焼けているものの、右側のパイプはチタンの生成り色のまま。まったく熱が入っていない雰囲気なのでした。

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クローズアップすぎて、どこを撮ったものなのかわかりづらい! という声も聞こえてきますので、全体像から示しておくと、上の画像で赤丸で囲った部分を撮ったのが冒頭の画像。そして、なぜこのように2本のパイプがアクラボビッチの特徴的なサイレンサーにつながっているのかといえば、SC82が排気の通り道を切り替えるバルブを採用していて、それによって低速トルクとピークパワーの両立、そして排気騒音の問題をクリアしているから。





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マフラーの保安基準により表現は違うステージになったのを実感

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スポーツマフラーといえば性能アップというのも今は昔。保安基準適合のために加速騒音規制が入ってからのカスタマイズ用マフラーは、事実上音量を大きくできず、大幅に排気抵抗を低減することは難しい状況。

そうなると、数字で現れるパフォーマンスアップではなく(それが皆無とはいいませんが)、音質であったり、テールエンドのスタイルといった”鑑賞”的な要素での満足度がスポーツマフラーを交換する意義になってくるわけ。

こちらの画像は、東京・杉並のホンダ系ショップ「SEEKER」が開発したS660用マフラー「トライデント」でありますが、見ての通りサイレンサーからテールまでの設計は音質にこだわったもので、機能部品というよりも、楽器的であり、工芸品的であります。

楽器であるとすれば、ドライバーは演奏家となり、その演奏スタイルもマチマチでありましょう。そして楽器の評価において最大音量が重要であるはずなく、スポーツマフラーの表現方法は異なるステージに入ったということを、あらためて実感させられたのが、このマフラーの構造だったのであります。

車両に関する記事はコチラで(汗)

  
精進します。








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シボレー・カマロ、電動バルブ切り替えマフラー採用

The 2016 Chevrolet Camarodual-mode exhaust system


The 2016 Chevrolet Camaro features an enhanced dual-mode exhaust system, with electronically controlled valves that bypass the mufflers under acceleration for improved performance and greater sound levels. The system now offers more personalization options, from a “stealth” mode to a more aggressive “track” mode.
シボレー・カマロの2016年モデルにおいて、エキゾースト系に電動バルブを仕込み、静かな「ステルスモード」とアグレッシブな「トラックモード」といった具合に排気音の切り替えを可能にしたというGMの発表。

こうした機構自体は珍しいものではなく、アフターパーツとしては20年以上の歴史があるでしょうし、また純正採用もされている技術でありますが、4つのドライビングモードとリンクさせ、その変更に寄与する要素のひとつとして使われているというのがアピールポイントとなっている模様。

The 2016 Chevrolet Camaro has a new Drive Mode Control system that tailors up to eight vehicle attributes in up to four driving modes: Snow/Ice, Tour, Sport and – exclusive to SS – Track. Each setting optimizes up to eight vehicle attributes – from the throttle progression, steering feel and stability control calibration.
カマロに限った話ではありませんが、排気音からステアリングフィール、スロットルの開度やレスポンスをスイッチ一つで自在に切り替えられる時代。

「どの部分が演出で、どこが車両の特性なのか」、言い方を変えると「なんでもできる領域とどうにもならない領域」を、しっかり切り分けていかないと、いろいろ評価や感想にズレが生じてしまう昨今でもあります、ハイ。


精進します。












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