クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ボッシュ

漢カワサキ、バイク用ハイブリッドシステムを発表。パフォーマンスに期待大

Kawasaki RIDEOLOGY meets HYBRID POWERという動画で紹介されているバイク用ハイブリッドシステムは切り替えタイプのパラレルタイプ?



二輪部門を分社化すると発表している川崎重工業。その生み出すバイクは漢カワサキと表現されることが多いように、古典的な味つけであることが期待されているような節もありますが、いやいや機械式スーパーチャージャーの積極採用や、国産二輪メーカーとしてはおそらく最初にボッシュのADASを採用することを発表しているなど先進的な部分も共存しているのが魅力のひとつ。


 
冒頭に貼った動画は、そんなカワサキが発表したバイク用ハイブリッドシステムのプロモーションビデオ。ある程度は想像できる範囲内といえますが、その内容は非常に興味深いものでありました。





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KAWASAKIのバイクにACCやBSM、そして衝突予知警報が備わる

ボッシュの「アドバンスト ライダー アシスタンス システム」をKAWASAKIも採用する日が間もなくやってくる

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2019年の東京モーターショーで日本初公開されたボッシュの二輪用先進運転支援システム「アドバンスト ライダー アシスタンス システム」については、国産メーカーとしてはKAWASAKIが2021年から採用することを公表済みなわけですが、採用モデルについては未だ公表されていない模様。



こうした機能をつけることで車両価格が上昇してしまうことを考えると、最初に採用するのは比較的高価格帯のモデルになるというのは容易に予想できるところで、KAWASAKIのラインナップからするとNinja H2 SX SEあたりが有力候補となると個人的には思っているのですが……。





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#BOSCH の二輪用ミリ波レーダー、DUCATI、KTMにつづきKAWASAKIも採用を発表

ミリ波レーダーによる車間距離の自動コントロールは二輪は難しいでしょうが、シフトチェンジまで制御でカバーできるのであればホンダのDCT車が相性よさそう
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2019年の東京モーターショーにて日本初公開となったボッシュの二輪用ADAS(先進運転支援システム)。車体の前後にミリ波レーダーを置いて、ACC(追従クルーズコントール)やBSM(ブラインドスポットモニタリング)などを行なうというもので、モーターショーの段階では欧州系のドゥカティとKTMが採用を公表しているという発表でありました。

東京モーターショーの閉幕翌日に、川崎重工もボッシュのシステムを採用することを発表したのですが、なぜショーの後にしたのかは疑問。せっかくのタイミングなのですからショーの前に発表して、相乗効果を狙ったほうが良かったと思いますが、まあ川崎重工の発表を受けてボッシュのブースに行ったらドゥカティが置いてあるというのはかっこが付かないと考えたのかもしれません。

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EVのつぎはFCVがトレンドをメガサプライヤーが示す #東京モーターショー2019

ボッシュは電動エアコンプレッサーを日本初公開、デンソーはプレスカンファレンスでFCへの注力を宣言
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こちらの画像、何を撮ったものかわかるでしょうか。四角い箱にあたかもターボチャージャーの吸気側(コンプレッサー側)がくっついているように見えるユニットの正体は、電動エアコンプレッサー。

このユニットが展示されていたのは東京モーターショーにおけるボッシュのブースで、その役割は燃料電池(FC)に酸素を送り込むこと。しかも、このユニットの紹介は同社のプレスリリースの最初に記されているのでした。つまり、ボッシュはFCの将来性について評価しているということ。

いまやBEV(バッテリーEV)が次世代車の中心という状況で、FCV(燃料電池車)の時代は来ないという認識もあるかもしれませんが、ゼロエミッションであったり、カーボンニュートラルを目指す中で、またパリ協定で定めたCO2排出量制限を実現するためにはBEV一辺倒ではカバーできない部分もあるわけで、FCの必要性を感じているということでしょう。

自動車メーカーよりも業界トレンドには影響力のあるメガサプライヤー「ボッシュ」が、こうした意思をモーターショー展示で見せるというのは、そうした理解をしていいのだろうとは思うわけです。

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これが最後のバイワイヤ? クラッチ・バイワイヤでMT車の自動運転も可能?

クルマの操作系といえば、物理的につながっていることが基本だったのは過去の話。

これまでアクセル(スロットル)、ブレーキ、ステアリング、またバスやレーシングカーではシフトチェンジ操作のバイワイヤ(電気信号による操作)化が進んで来ましたが、ついに乗用車のクラッチペダルにバイワイヤの波が届いたようであります。

東京モーターショー、ボッシュブースに飾られていたのが、こちらのバイワイヤ・クラッチペダル一式。

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クラッチとアクチュエータのセットで、MTのクラッチ操作をバイワイヤ化。もちろん、バイワイヤ化であってペダルが残るわけですから全自動化ではなく、どんな狙いがあるのかと思えば、欧州での燃費走行ではおなじみとなったコースティング(アクセルオフで、クラッチを切って、ニュートラル状態の惰性走行をするうこと)を自動的に行なうためのバイワイヤ化なのだそうで。たしかに、条件設定さえアジャストできれば、アクセルオフでのコースティングとエンジンブレーキを最適に使い分けることができそうで、燃費走行にはプラスになるのでありましょう。

それにしても、こうしてアクセル・ブレーキ・クラッチ・シフトの操作がバイワイヤ化している昨今、MT車であっても自動運転モードを与えることが可能になるといえるわけ。マニュアル運転時には3ペダルを駆使して走りを楽しみ、渋滞などはクルマに任せるという、まさにスポーツドライビングファンの夢をかなえる可能性を感じてしまったのは、モーターショーのムードに感化されすぎでしょうか(汗)

精進します。
















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BOSCHの低電圧ハイブリッドシステム、その生産開始は2017年

BOSCHの48Vハイブリッド といえば、2015年人とくるまのテクノロジー展でもシステムを提示していましたが、あらためてロードマップが発表されておりました。

48Vの低電圧ハイブリッドシステムの第一世代が生産開始となるのは2017年頃。そのスタータージェネレターの出力は10kW、150Nmで、約15%の省燃費性能が期待できる、とか。 

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ちなみに、ハイブリッドシステム専用にリチウムイオン電池を積む、スズキのマイルドハイブリッドのスタータージェネレターのスペックは2.3kW、50Nm(ソリオの場合)となっておりますので、それに比べると、アシスト量はだいぶ増えそうな印象なのですが、BOSCHのシステムにしても車両全体を48Vにするわけではなく。

結局は、スズキがやっているようにハイブリッド用に専用バッテリーを積むというのであれば、その生産開始が2017年というロードマップは、ちょっと遅いような気がするのですが、さて?



精進します。













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