クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ボクサーエンジン

ボア86mm×ストローク86mm、国内では幻のボクサーエンジンとは?

SUBARUがクリーンディーゼルを開発したこと覚えてますか?マルチパスウェイ的アプローチは結果的に開発リソースの無駄づかいに見えることもありますよね

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ピストントップが凹んだ燃焼室になっていることから、これはディーゼルエンジンでしょ! と一目でお分かりになる方々には、今さらかもしれません。シリンダーが横になっていて、なおかつ2気筒が並んでいる状況からも想像できるように、こちらは水平対向ディーゼルエンジンのカットモデル。そしてディーゼル+水平対向という組み合わせを近年で実現している乗用車メーカーといえば、SUBARU(スバル)をおいてほかにありません。

そうです、これは2008年モデルあたりから欧州を中心に展開した「EE20」型ボクサー”クリーンディーゼル”エンジンの展示を撮ったもの。説明員の方が写っているカットもあったので、おそらく「人とくるまのテクノロジー展」の取材時に撮影したのでありましょうか。画像の撮影日をみると2007年5月となっているので、記憶があいまいなのは恐縮です。

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※ 画像はすべて2007年5月に撮影したもの続きを読む

SUBARUフォレスターがビッグマイナーチェンジ。2021年8月より発売

レヴォーグに合わせた新フロントマスク。テールレンズとの統一も取れて違和感なし

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現行モデルは2018年に登場したSUBARUの売れ筋SUV「フォレスター」が、スバル車ではおなじみとなる4年目のビッグマイナーチェンジを発表。ご覧の通り、ヘッドライトの個性が強くなり、フロントグリルがよりいっそう大きく見えるド迫力フェイスに変身する模様であります。

発売は8月ということで、予約は開始されているということですが、公式にはメーカー希望小売価格などは未発表。ティザーサイトでは「Touring」、「X-BREAK」、「Advance」という2.0リッターe-BOXER(マイルドハイブリッド)の3グレードと、1.8リッター直噴ターボの「SPORT」という計4グレード展開になるということで、このあたりはマイナーチェンジ前と変わらない内容といったところでしょうか。

ティザーサイトで確認するとフロントが一新されたのに対して、テールレンズなどはそのままといった印象で、ハードウェアもほとんど変わらないとなると、まさにフェイスリフト中心のビッグマイナーチェンジといえる進化でしょうか。


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SUBARUの新型エンジン「CB18」をマニア目線で撮影。ピストンピンの通り道を発見?

前後に短く・縦に長い、立方体のようなシルエットのボクサー4気筒ターボに大変身した

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先日のエントリでもお伝えしたように、袖ヶ浦フォレストレースウェイにて新型レヴォーグ(プロトタイプ)に試乗することができたのでした。今回の試乗では売れ筋であろうGT-Hグレードのハンドリングを味わうことができたのが収穫。電制サスペンションを積むSTI Sportと異なり、コンベなサスペンションのGT-Hは、サーキットでペースを上げていくとちょっとフワフワ感が気になったものの、なにしろドライバー側が初めて走るサーキットという課題があるにも関わらず、サラリとラップを重ねることができたのは、その実力ゆえでしょうか。

 



ところで、袖ヶ浦フォレストレースウェイにではふたたびレヴォーグの搭載する新型エンジン「CB18」のカットモデルに再会。ボアピッチを短くして、エンジン全長を4cmも短縮したという新型エンジンは、インタークーラーやインテークパイプといった吸気系が3階建て構造で上下方向に長くなっている印象なのは変わりませんが、二度目ということでカットモデルを見る目にも余裕あり。というわけで、前回は撮影し損ねたディテールに注目して撮影して参りました。

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SUBARUレヴォーグSTI Sportプロトタイプ。電子制御ダンパーが超気になる!

モード選択でエンジン・駆動系・シャシーセッティングが変化する新機構を搭載
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東京オートサロンといえば各自動車メーカーが新車を発表する場として活用するようになって久しいわけですが、2020年のSUBARUはレヴォーグSTI Sportを(見た感じはほぼ市販状態に)プロトタイプとして発表。2019年秋の東京モーターショーではレヴォーグのフルモデルチェンジを発表しておりますので、畳み掛けるようなプロモーションといったところでしょうか。
 

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HKSがスバルBRZに不等長エキマニを作った……

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こちら、先日の取材で拝見したBRZのエキゾーストマニホールド。

かつてボクサーエンジンの象徴ともいえた左右で長さの異なるパイプは、しかも左右で太さも異なる(短いほうが微妙に絞ってある)という様子を見れば、これが数値的に性能だけを求めたものではないのは明白。

実際のパフォーマンスではノーマルを上回っているということですが、それでもチューニングアップというよりは、自分好みのカスタマイズを行なうというマインドで生み出されたパーツであって、こうしたアソビが生まれてくる時代になったのだなあ、と感慨ひとしお、なのでありました。

その開発秘話などは、こちらのペーパーメディアに掲載させていただきましたが、こうしたアソビココロあるパーツは社長のアイデアによって生み出されたというのも驚き。さすが、ユーザーマインドに近いところで長年トップを走り続けているメーカーならではだな、と思わされたのでもありました。
 

そうそう、このボクサーサウンドを味わえる不等長エキゾーストマニホールドを生み出したのは、ニッポンのチューニングシーンで圧倒的な存在感を放ち続けるHKS。取材させていただいたのは、コチラのパッケージで、気になるサウンドもYouTubeにて公開されております。ご視聴あれ!

42年中の25年を抜き出して……

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1972年から始まったスバルAWDワゴン(正確には最初はバンですけれども)の歴史のうち、1989~2014年までの25年ほどを抜き出し、あるテーマに沿って記すヒストリー系テキストを書いておりました。

最初と最後で見比べると、すべてが変わったようにも見え、順番に追いかけていくと、順当に進化しているようにも見え。

考えてみれば、人間だって同一人物で0歳と25歳を比べると、まったく違うようにも見えますが、でも成長しているだけで同じ人であったりもするわけです。進化と成長を同じように考えるのは適切ではありませんが、なんというか、それに似た印象を受けた四半世紀の振り返りでありました。


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Legacy_Concept
Legacy_Teaser_image


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