クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ブレンボ

マツダ・ロードスターに軽量バージョン「990S」が登場。気になる価格は289万3千円

レイズの鍛造アルミホイール「ZE40 RS」を標準装備。ブレンボのブレーキも装着しつつ車重1トン切りを実現したスペシャルバージョン

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マツダ・ロードスター関係でいえば最大のお祭りともいえる軽井沢ミーティングでお披露目されていたロードスターの超軽量バージョン「990S」が正式発表、2022年1月の発売に向けて予約開始となっております。

そのメーカー希望小売価格は289万3000円。そもそも1トン切りの最軽量グレード”S”をベースに、レイズの鍛造アルミホイール(16インチのまま)の採用によるバネ下重量の低減、ブレンボのブレーキシステムの採用、そして軽量バージョンならではのシャシーとエンジンの専用セッティングを与えられているという、現行ND型におけるピュアなロードスター・スピリットを感じさせる特別仕様車に仕上がってる模様。すでに多くのオーダーを集めているというのも納得の特別仕様車であります。

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ブレンボジャパンのフラッグシップオフィスに行ってきた!

ショールームにはF1とMotoGPのカーボンブレーキシステムが並べて置いてある!

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ブレンボジャパンのニュースリリースにもあるように、同社がフラッグシップオフィスを東京港区の三田国際ビルアネックスに開設しました。というわけで、モーターファンイラストレーテッド誌(三栄)の取材にて早速訪問したのですが、単なるオフィスではなくちょっとしたショールームが併設されているのが特徴でしょうか。

 

そのショールームには、ブレンボブレーキシステムの最高峰といえるF1用、MotoGP用のカーボンブレーキシステムほか、量産車に採用間近な技術、量産車の中でもスーパーカー、ハイパーカーと呼ばれるカテゴリーのクルマに搭載されているシステムなどが展示されておりました。なかなか見ることのできないクルマに装着されているパーツで、尚且つ通常はホイールのすき間から覗くしかない高性能ブレーキシステムを、間近に見ることができるのはメカ好きにはたまらないのでは?

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"A90"スープラに35周年記念のスペシャルモデルを限定35台・52.2万円高で設定

35th Anniversary Editionは2タイプ設定。3.0リッター直6ターボRZベースが35台、2.0リッター4気筒ターボSZ-Rベースも35台

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ご存知、トヨタがBMWと共同開発した2シーターのFRスポーツカー「スープラ」。国内での初代といえるA70型のデビューから35周年ということで、アニバーサリーモデル”35th Anniversary Edition”を限定発売することが発表されております。



特別仕様車のベースとして選ばれたのは、3.0リッター直6ターボ(285kW・500Nm)を積むRZと、2.0リッター4気筒ターボ(190kW・400Nm)を搭載するSZ-Rの2グレード。それぞれに35台限定の特別仕様となるそうで、合わせて70台しかリリースされない希少なアニバーサリーモデルとなる模様であります。


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マスタング・マッハEが採用する『Flexira™』ブレーキキャリパーとは?

クーペSUVかつBEVの「マッハE」を追加したフォード・マスタング。その足元で気になるのがブレンボの薄型キャリパー
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登場時から賛否両論となっているマスタング・マッハE。マスタングのバリエーションでありながら4ドアのSUVフォルムであり、またエンジンを積まない純粋な電気自動車(BEV)であるという2点においてマスタングという名前が持つ価値観を大きく揺さぶる一台であります。フロントグリルを排した顔つきや、フロントフードの下にトランクを設けている点、さらにキャビンでは15.5インチの大型ディスプレイで多くの操作を行なうといったデザインは、間違いなくテスラを意識したもので、ネームバリューという付加価値を持つBEVといったところでしょうか。

そんなマスタング・マッハEのニュースリリースに目を通していて気になったのが次の一文(日本語はGoogle翻訳を通したもの)

In addition to blistering acceleration, Mustang Mach-E will be available with Brembo’s all-new performance Flexira aluminum calipers, which maintain the functionality of a fixed caliper while being designed with the dimensions of a floating caliper. 

Mustang Mach-Eは、加速することに加えて、Bremboのまったく新しいパフォーマンスのFlexiraアルミ製キャリパーで使用できます。これは、固定キャリパーの機能を維持しながら、フローティングキャリパーの寸法で設計されています。 

そして、『Flexira™』ブレーキキャリパーを解説するブレンボのページがこちら。このページを見る限り、主にコンパクトカー向けの対向キャリパーという位置づけのようであります。

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新型WRX STIは前後モノブロックのブレンボキャリパーを採用」

圧倒的な剛性を実現するモノブロックキャリパーだが、マニア向けの味付けではない?
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アプライドDに進化し、ついにブレンボのブレーキシステムを一新したスバルWRX STI。そのキャリパーは前後ともモノブロック(以前は2ピースタイプ)となり、ブレーキローターも大型化しております。

具体的な数値は次の通り。

WRX STI(アプライドD)ブレーキシステム ※()内はアプライドCの数値
フロント
キャリパー:モノブロック6ポット(2ピース4ポット)
シリンダー径:30+34+38mm(40+48)
ディスク外径:340mm(326)
ディスク厚:30mm(30)
有効半径:140mm(134.4)
パッド面積:90cm2(76)

リア
キャリパー:モノブロック2ポット(2ピース2ポット)
シリンダー径:40mm(40)
ディスク外径:326mm(316)
ディスク厚:20mm(20)
有効半径:138mm(134)
パッド面積:49cm2(32)

さらにブレーキディスクについては、従来がプレーンタイプだったのに対してドリルドタイプとすることでパッド面のクリーニング効果も狙っているというのが変更点。とくに性能面での進化ポイントは耐フェード性の向上とアピールされている、まさに逸品であります。実際の納入価格は別として、見た目も含めて少なくとも50万円くらいのバリューを感じさせるアイテムでありますので、このクルマが3,866,400円~で設定されているのはバーゲンプライスだと思うわけです、エエ。

そんな新型WRX STIをちょい乗りする機会に恵まれたのですが、ブレーキがギューンと効くようになったというわけではなく、メーカー製の市販車として求められるであろう乗りやすさ、扱いやすいフィーリングに仕上がっているのを確認。タイヤ(アドバンスポーツV105S)とのマッチングもありますから、もっとハードなタイヤを想定した高μのブレーキパッドのフィーリングと異なるのは当然でありますが、だからといって連続したハードブレーキングで明確に制動性能が変化するようなこともないのは期待を裏切らないパフォーマンスを予感させるといえますでしょうか。

メイド・イン・イタリー。イタリア🇮🇹のものが好き(汗)

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個人的にはリアはキャリーオーバーで色替えの可能性もあると想像していたので、しっかりモノブロックになり、パッドも大きくなっているのは好印象なのでした。

精進します。
  




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ついにBRZにブレンボブレーキを装着、その制動能力は……

スバルBRZがビッグマイナーチェンジであります。外板パネルの変更はしない(ように見える)まま、MT車のエンジンやファイナルギアを変更するなどして走りの力強さを増しているのが大きな変更点。

そして、最上級グレードとしてブレンボブレーキとザックスダンパーを装備した「GT」を新設定するというのニュースのひとつ(発売は2016年秋、と少々先の話になりますが)。


201607_BRZ_GT_Rear

さて、気になるのは新設定されたブレンボブレーキの効き具合。先入観からするとブレンボブレーキは強烈なストッピングパワーを生み出しそうな気もするわけですが、さにあらず。

今回、富士スピードウェイ・ショートコースで乗ってみた印象では、つまり下りながらの1コーナーでフルブレーキをかけてみた感触だけでいえば、標準の片押しキャリパーのSグレードと、ブレンボブレーキのGTグレード(市販前のプロトタイプ)のブレーキ能力に差は感じず、なのであります。ホイールのリム幅は異なるものの、タイヤの銘柄サイズともに同一なので、差がでなくても当たり前かもしれませんが、それにしても減速Gの出方にも違いを覚えるほどではなく。いずれにしもて、減速自体は十分な能力と感じたのでありまして、すなわち標準ブレーキの性能が不満のないレベルに達しているという風に言えるわけです、エエ。

ピンポイント的に表現すると「吊るし状態での、一発のブレーキ性能」を求めてGTを買う必要はないだろうな、と思うわけです。とはいえ、ハイパフォーマンスパッドに変えていくとブレンボキャリパーのメリットは出てくるでしょうし、価格差を考えるとお買い得な印象も否めず。なにしろGTの参考価格は331万5600円(MT)でありますが、走りに関する部分でいえばブレンボブレーキとザックスダンパー以外はほぼ同じ仕様といえる「S」グレードの価格は297万円。けっして価格差が小さいとは言わないまでも、ブレンボ代だと思えば、十分にリーズナブルな設定と思うわけです。もっとも、前述したようにカスタマイズをしない前提であれば「S」グレードで十分でありましょうし、吊るしでの走りに装備差(価格差)ほどの違いはないと感じる次第。どちらのグレードが人気を集めるでしょうか? まあ、スポーツカーというカテゴリーでは最上級グレードが売れると予想するところでありますけれども(汗)

精進します。









  







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