クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

ブリヂストン

トヨタTNGA GA-KプラットフォームのSUV 3モデルのタイヤサイズを比べてみる

RAV4 PHVとハリアーは19インチ、北米向けのハイランダーは20インチのタイヤを履く

IMG_2767

こちらの一枚は、先日トヨタがメディア向けに開催したハリアーの試乗会で撮ったもの。同じTNGAああアーキテクチャのGA-Kプラットフォームを採用するSUV 3モデルそろい踏みといったところでしょうか。見ての通り、左からRAV4 PHV、ハリアー、そして北米向けモデルのハイランダー。なかなか、この3台が並んでいる様子を見ることはできないかもしれません。

せっかくの機会ということで、3モデル+1(RAV4)のタイヤサイズと銘柄、指定空気圧をメモしてきましたので、ここで情報共有といきましょう。






続きを読む

【新型アコード】トータル550km試乗で感じたマルとバツ

エンジンとモーターの切り替えのスムースさ、レジェンドより大きなHUDはマル。大柄なドライバーに合わせたコクピットと選択肢の少ないグレード構成はバツ

IMG_2703
 
2020年2月にフルモデルチェンジを果たしたホンダ・アコード。ようやく6月になって新型アコードに試乗する機会に恵まれました。一度目は市街地中心に150km、二度目は高速メインで400kmほどを走行したということで、かなり幅広いシチュエーションでの挙動や乗り心地などが確認できたと感じております。というわけで、本エントリの末尾にリンクを貼ったように、WEBメディアで3本ほど試乗記的な原稿を掲載していただいたのでした。

あらためて新型アコードのプロフィールを記すと、全長4900mm・全幅1860mm・全高1450mm・ホイールベース2830mm。エンジンは2.0Lで発電用と駆動用と2のモーターを組み合わせたハイブリッド「e:HEV」のパワートレインとなっているDセグメントセダン。駆動方式はFWDで、WLTCモード燃費は22.8km/Lとなっております。車重1560kgのセダンとして考えると、この燃費はかなり優秀といえますが、実際エアコンも入れて、速度的にも制限速度目いっぱいまで出した高速ツーリングでも、モード燃費の数値を叩き出すのですから恐れ入り谷の鬼子母神であります、ハイ。




続きを読む

リーフの電費が9.9km/kWh達成。その理由はタイヤ空気圧にあり?

しっかり感が欲しくて指定空気圧より高めの冷間280kPaに合わせてみたところ……
FullSizeRender 
昨日、お台場方面までリーフで移動。かなり厳しい渋滞にハマった時間もありますが、ほとんどが自動車専用道路で信号待ちでの停止がないという意味においては電費に有利なシチュエーションではありました。それでも9.9km/kWhというのは記憶にある限りのベストレコード。カタログスペックも軽々と超えております。ちなみに、エコモードはオフで、シフトポジションは「B」。最新のリーフほどではありませんが、初代リーフでもBレンジにするとワンペダルでの調整範囲が広がり、首都高速のような速度域や渋滞具合の道では乗りやすいものですから。とはいえ、おそらくこの好電費の理由を自己分析するとドライビングスタイルではないという風に思うのでした。じつは、前日には茨城までのロングツーリングをしているのですが、自分としては同じような運転をしたつもりなのに9.2km/kWhでありましたから。



続きを読む

東大・NSK・ブリヂストンが共同でEVへの給電路面の実用化を目指す

インホイールモーターにワイヤレス給電するシステムはEVの劇的なコストダウンを実現する!
2019080101_02
東京大学、NSK、ブリヂストンが共同で電気自動車(EV)に搭載されるインホイールモーターへの走行中ワイヤレス給電の実用化を目指すという発表あり。「電気自動車への走行中直接給電」というアイデア自体は東京大学 大学院新領域創成科学研究科 藤本研究室が提案したというもの。研究室の名前と電気自動車というテーマから、藤本博志 准教授が関わっていることはEVマニアであればすぐに想像できるでしょう。これまでインホイールモーターEVによるハンドリングなどの研究で話題を集めたこともありますので。そして、ついにEVのインフラにおける大改革を提案というわけです。

路面からモーターに直接給電するということは、すなわちバッテリー搭載量を減らしても航続距離には影響が出ないという意味。直接給電可能な道路がどれほど整備されるかによっても変わってきますが、たとえば個人ユースであれば、自宅から給電可能な幹線道路までを走れるだけのバッテリーを車載しておけばよい、ということになるので、車両は軽くできますし、コストも抑えられるというわけ。EVの量産においてはバッテリーの安定供給が大きなテーマですが、その点でも課題をクリアできるアイデアとなりそう。また、都市部においては交差点の信号待ちの間に充電するといった運用も考えられている模様。規格として確立できれば、EVの使い方や作り方がまったく変わってしまう可能性を感じるアイデアといえましょうか。

 続きを読む

走行抵抗の小さい大径・高圧・狭幅タイヤを履いてみたい

大径・高圧・狭幅タイヤへ合法的に交換することは可能になるか?

転がり抵抗を30%も低減できるというブリヂストンの大径・高圧・狭幅タイヤ「オロジック」。そのテストムービーが公開されたのは、もうずいぶんと前のこと。あらためて日産リーフを手に入れたオーナーの立場として、この映像を眺めてみると、オロジックが欲しくなるというのが正直な気持ち。タイヤを変えることで少しでも航続距離が伸びるのはウェルカムです、とくにEVにとっては。

ただし、現行の保安基準でいうと少なくともタイヤ外径と速度レンジ、そして荷重指数(ロードインデックス)はノーマル値と同等であるというのが前提で、155幅くらいの大径タイヤで90前後のロードインデックスを確保できるのかどうか。BMW i3用オロジックタイヤのスペックを見る限りは9掛けくらいのロードインデックスになりそうなので、車検対応という視点からの合法的交換というのは難しいのかな、という印象ですが、さて?

その意味でも、薄くて強いタイヤを作れるであろうブリヂストンの新技術「HSR」には注目なのでありますが……。

-----------------
精進します。
  




人気ブログランキング
 

エアレスタイヤはホイール一体、寿命と同時に全交換が基本 #TMS2017 

メンテナンスフリーのエアレス・タイヤ。リサイクル可能な素材で作られているが…
IMG_7088
ブリヂストンが東京モーターショーにて展示した「エアフリーコンセプトに基づいたタイヤ」は、ホイール、バネ部分が樹脂で、そこにゴムのタイヤが貼り付けられているという構造。従来のタイヤは内部に充填した空気により車体を支えるわけですが、性能を確保するためには空気圧の管理が必要。この新コンセプトでは赤い樹脂の部分によって支えることで、メンテナンスフリー化を実現できるというのがセールスポイント。

とはいえ、樹脂でありますから経年劣化も避けられず、またバネとなっている部分の隙間に小石などが挟まってしまうと力が集中して破断してしまうといった心配があって、なかなか実現できなかった技術ともいえます。が、素材や表面処理などの技術進化によってネガを解決してきたことで「エアレスタイヤ」が市販化へ一歩近づいたというのが、今回の展示から感じられるわけです。

ただし、気になるのはタイヤの溝が減ってしまったときの交換コスト。その構造を見てみると、樹脂のホイールとバネの表面にゴムが接着されているため、タイヤ消耗時にはホイールごと交換するしかない模様。回収後にゴム部分だけを貼り直すといったビジネスモデルは、まだ考えていないよう。いくらリサイクル性に優れた素材といっても、タイヤ消耗時に粉砕して溶かしてから再利用するのではエネルギー的にもったいない気もするのでありますが、さて?


精進します。
  




人気ブログランキング
 
記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ