クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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フリード

売れ筋ミニバン、ホンダ・フリードが商品改良と特別仕様車を発表

グリルレスデザインのトレンドに変化あり? 特別仕様車BLACK STYLEにメッキグリルが採用された!

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ホンダの売れてるコンパクトミニバン「フリード/フリード+」が一部改良および特別仕様車の設定を発表しております。改良によって標準装備化された機能は以下の通り。


運転席・助手席シートヒーター
コンフォートビューパッケージ
ロールサンシェード
撥水撥油加工が施された「FABTECT(ファブテクト)」シート表皮

なるほど、商品力を上げてきているわけですが、残念ながらEPB(電動パーキングブレーキ)は採用されなかった模様。街なかでの信号待ちにおいて足がフリーになる「オートホールド」機能は、このコンパクトクラスでも当たり前になりつつある時代を考えると、アップデートしきれなかったというのが、商品改良の内容を見ての率直な感想であります。

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自動運転レベル2相当のACCは運転支援システムだからユーザーの使い方で安全性に差が生まれる

雨の日などスリッピーな路面ではドライバー監視を強めると同時に、車間距離設定も意識して調整すべし



最近のニューモデルは走りや燃費においては大差なくなってしまい、いまやADAS(Advanced Driver Assistance Systems:先進運転支援システム)の機能差や仕上がりによって差別化される時代だったりします。

とはいえ、いわゆる自動運転のレベル分けでいうと公式にレベル3に到達しているのはホンダ・レジェンドのホンダセンシング・エリートのみ。それ以外のADASはいずれもレベル2止まりというのが現状。それでもハンズオフできる自動運転レベル2については「レベル2+」といった表現をすることもありますが、あくまで俗称であって基準が曖昧な表現なのであまり使わないほうがいいと思うこともしばしば。

ところで、高速道路で使えるADASといえば、先行車との車間を保つACC(アダプティブクルーズコントロール)と区画線を認識して車線中央を維持する操舵アシストが双璧ですが、ACCについてはユーザーが車間距離を設定できるようになっております。その意味を、あらためて考えてみたいというのが、上に貼った動画のテーマ。


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空調不要な春だから実現できる好燃費。WLTCモードを上回った理由とは

ホンダ「L15B」直噴 DOHC i-VTECエンジン+CVT。WLTC高速モード燃費18.9km/Lながらオンボード表示はハイブリッドに迫る

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春分の日を過ぎて、暑からず・寒からずでエアコン不要な季節がやって参りました。というわけで、非常に燃費に有利なシチュエーションということで、高速道路メインで移動する機会があったのでトリップメーターをリセットして区間燃費を測ってみることに。

クルマはホンダ・フリード+、1.5リッター直噴i-VTECエンジンを積んだCVTのFWD車であります。

トリップメーターの数字が34.6kmと短距離なので参考程度ですが、しかしながらオンボードでの燃費表示は21.4km/Lと、空気抵抗の大きなミニバンボディとしては予想外の好燃費を達成なのでありました。




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CVTの「ラバーバンドフィール」はもはや都市伝説級に体感できない?!

アクセル操作に対して「エンジン回転が先に上昇して、速度はあとからついてくる」のがラバーバンドフィールだとすれば、日常走行で味わう機会はないのでは? 



先日、モーターファンイラストレーテッド・特集「CVTの逆襲」という本にスバル・リニアトロニックについての原稿を寄稿したのですが、献本いただいた本を眺めていて感じたのは未だ自動車メディアの中の人たちには「CVTはラバーバンドフィールがあってリニアなドライビングの邪魔をするメカニズムだ」という信仰がうっすら残っているという点と、そうした批判を真正面から受け止めて、CVTエンジニアはリニア感を出すべく努力をしているという二点。

そもそもラバーバンドフィールというのは、非常にシンプルにいうと「エンジン回転が先に上昇して、速度はあとからついてくる」という症状を示す言葉と定義できるわけですが、はっきり言っていまどきのCVT車で、流れにのって街乗りをしている範囲では、そうした症状を感じることは皆無。たしかに構造的には、無段変速機であるCVTの場合は先にエンジン回転を上昇させてトルクの出る回転数を維持したまま変速比を連続的に変化させることで加速していくのは間違いありませんから、ラバーバンドフィール的な現象は出るのですが、それが果たして気になるレベルなのか? というのがこちらの動画の主旨。





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ADAS(先進運転支援システム)の普及は自動運転への心理的ハードルを下げている!

移動体としての乗用車はラクで安全に移動できる方向に進化するだろうし、ユーザーはそれを受け入れるだろう


いまや当たり前の装備となりつつある先行車に合わせて速度を調整(ACC)、何らかの手段で車線を維持する先進運転支援システム(ADAS)について、自動車メーカーは誤解を招かないように自動運転という言葉を使わないと申し合わせておりますが、SAEの分類でいえば自動運転レベル2に当たるのは紛れもない事実。レベル2といっても、その範囲は広く現時点での最高峰といえるのが日産スカイラインの「プロパイロット2.0」。今回の動画で利用しているホンダ・フリードの「ホンダセンシング」はレベル2としてはエントリーといえる機能、仕上がりですが、これであっても装備していないクルマと比べると高速走行での疲労度は雲泥の差でありまして。自動運転テクノロジーは機械が人間の負担を軽減するという”正しい進化”を遂げているのだなぁと思うばかり。



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一定速度で走っているようで、瞬間燃費は刻一刻と変わっている

クルーズコントロール(ACC)をセットした走行でも微妙な違いによってエンジン回転数は変化。当然、瞬間燃費も大きく動いている


先日、ホンダ・フリード+でACCを80km/hにセットして高速巡行しているとき、ほぼ定速走行しているはずなのに瞬間燃費計がけっこう動いているのに気付き、ダッシュボード上にカメラを置いて瞬間燃費計とタコメーターの動きを撮影したのがコチラの動画。

追従状態なので多少の速度変化はあるわけですが、それよりも登坂になっているのかどうかなど道路状況の変化のほうが影響が大きいようで、速度を保つために微妙にエンジン回転が変化しているのが確認できます(構造的にいうとCVTの変速比を動かしているという状態)。

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