クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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フィアット

【2025年4月】車中泊エクスプレス、軽バンの月間燃費が過去最良レベル

月間走行距離は短め&エアコン使用でもJC08モード超えの秘密とは

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愛車「スズキ・エブリイ(DA17V・4型・5速MT・FR)」の月間の走行距離と平均燃費について、毎月末にメーター表示を撮影、報告するエントリをあげております。というわけで、2025年4月の月間平均(メーター表示)をご報告いたします。

先月の同エントリでお伝えしたように愛車2台体制となりましたので、エブリイの走行距離は減り、実際の燃費がどのように変化するか気になるところですが、4月の月間平均燃費は19.0km/L。JC08モード超えの数値となりました。4月の平均燃費としても過去最高であります。

WLTCモード 17.0 km/L
 〃市街地モード 15.4 km/L
 〃郊外モード 18.0 km/L
 〃高速道路モード 17.1 km/L
JC08モード 18.7 km/L

●過去月間平均燃費データ
2022年4月:18.7km/L
2022年5月:17.9km/L
2022年6月:18.3km/L
2022年7月:15.3km/L
2022年8月:16.9km/L
2022年9月:17.2km/L
2022年10月:18.1km/L
2022年11月:17.5km/L
2022年12月:15.9km/L
2023年1月:17.7km/L
2023年2月:17.5km/L 
2023年3月:19.8km/L
2023年4月:18.6km/L
2023年5月:18.0km/L
2023年6月:17.7km/L
2023年7月:15.1km/L 
2023年8月:15.6km/L
2023年9月:16.9km/L
2023年10月:18.6km/L
2023年11月:19.1km/L
2023年12月:16.9km/L
2024年1月:18.1km/L 
2024年2月:18.4km/L 
2024年3月:17.6km/L
2024年4月:18.3km/L 
2024年5月:17.7km/L
2024年6月:18.3km/L
2024年7月:14.9km/L 
2024年8月:15.9km/L 
2024年9月:15.1km/L
2024年10月:18.9km/L
2024年11月:17.7km/L
2024年12月:18.8km/L
2025年1月:15.9km/L
2025年2月:19.1km/L
22025年3月:18.4km/L

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ちなみに、4月の走行距離は500km足らず。しかも気温上昇につきエアコン(冷房)も多用してのモード燃費超えは想定以上の結果といえましょうか。もっとも、この背景にはエブリイを”車中泊エクスプレス”として活用する機会が増えたことがありそう。

『車中泊を伴う長距離移動に特化した≒エンジン負荷が一定に近い高速巡行(80~90km/h)で走行した』ことが好燃費につながったといえましょうか。逆にいえば、エンジン車の苦手な近距離移動にはEVを使うようになったことで、エンジン車の苦手なシチュエーションでの利用頻度が減ったことも燃費的にはプラスに働いたといえるかもしれません。
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2025年3月、軽バン「エブリイ」の平均燃費は18.4km/L

2台持ちになって走行距離は減少傾向。しかし平均燃費は期待以上

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愛車「スズキ・エブリイ(DA17V・4型・5速MT・FR)」の月間の走行距離と平均燃費について、毎月末にメーター表示を撮影、報告するエントリをあげはじめたのは2022年度から。というわけで丸3年が過ぎたのでした。そんな2025年度の締めとなる3月の月間平均燃費は18.4km/L。前月ほどでありませんが、JC08モードに迫る数値となりました。

WLTCモード 17.0 km/L
 〃市街地モード 15.4 km/L
 〃郊外モード 18.0 km/L
 〃高速道路モード 17.1 km/L
JC08モード 18.7 km/L

●過去月間平均燃費データ
2022年4月:18.7km/L
2022年5月:17.9km/L
2022年6月:18.3km/L
2022年7月:15.3km/L
2022年8月:16.9km/L
2022年9月:17.2km/L
2022年10月:18.1km/L
2022年11月:17.5km/L
2022年12月:15.9km/L
2023年1月:17.7km/L
2023年2月:17.5km/L 
2023年3月:19.8km/L
2023年4月:18.6km/L
2023年5月:18.0km/L
2023年6月:17.7km/L
2023年7月:15.1km/L 
2023年8月:15.6km/L
2023年9月:16.9km/L
2023年10月:18.6km/L
2023年11月:19.1km/L
2023年12月:16.9km/L
2024年1月:18.1km/L 
2024年2月:18.4km/L 
2024年3月:17.6km/L
2024年4月:18.3km/L 
2024年5月:17.7km/L
2024年6月:18.3km/L
2024年7月:14.9km/L 
2024年8月:15.9km/L 
2024年9月:15.1km/L
2024年10月:18.9km/L
2024年11月:17.7km/L
2024年12月:18.8km/L
2025年1月:15.9km/L
2025年2月:19.1km/L

後述する事情により、走行距離が短くなっておりますので、燃費的には厳しいかも? と思いましたが、まずまずの結果といえましょうか。

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フィアット500eカブリオレは理想の一台!クリーンな空気でオープンドライブが楽しめる

電気自動車のオープンカーは久しぶり? 495万円の価格もリーズナブル

FIAT 500e JP (6)



ついにフィアットの電気自動車「500e」が日本上陸です。先代モデルにもコンバージョンEVといえるタイプの電気自動車は設定されていましたが、新型500は基本設計から電気自動車に特化したモデル。

それゆえに全長3,630mm×全幅1,685mm×全高1,530mmというコンパクトなボディながら42kWhという十分な総電力量のリチウムイオン・バッテリーパックを床下に配置することを実現。最大335kmの航続可能距離(WLTC)を可能としているのでありました。

参考までに3ナンバーボディの日産リーフで40kWhバッテリーのモデルはWLTCモードでの一充電航続距離が322kmなので、バッテリーのスペックからすると同等レベルの使い勝手はありそう。つまり、現行リーフで問題ないカーライフを送っているのであれば、さらにコンパクトなボディで日常生活を過ごすという選択肢が出てきたわけです。

電気自動車というと、航続距離を稼ぐためにバッテリー搭載量を増やす≒ボディが大きくなるというトレンド。だからこそコンパクトな500eというのは逆の意味で価値があると感じるのであります。
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新生ステランティス・グループ。日本市場で人気のブランドは?

7つのブランドを合計した2021年上半期の販売台数は24,505台。プジョーが7,392台でトップ



CASE、100年に一度の大変革などなど自動車業界が激動の時代にあることを示すキーワードを見かけない日はないという感じの昨今ですが、業界再編も待ったなし。なかでもPSAとFCAという2大グループが合体してステランティスが生まれたのは2021年のビッグニュースのひとつ。

そんなステランティスの日本におけるセールス状況が発表されておりました。2021年上半期(1月~6月)のグループ全体での販売台数は24,505台で、前年比46%増。2020年の上半期はコロナ禍でビジネスがほとんど回っていなかったことを考えると、この増加率は不思議ではありません。

それでもJAIA(日本自動車輸入組合)の統計をみると上半期における海外ブランド全体の販売実績は19.8%増となっていますので、ステランティスは輸入車のなかでも突出して伸びているといえるのも事実でありましょう。


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市街地では4速AT的になってしまうのがザンネン過ぎる9速AT

2015-10-29-21-20-31

この画像、走行中に撮ったものではありません。停止状態でATをDレンジに入れたときの表示が、これ。

注目は、中央上の「D2」 。すなわち通常時は2速発進がデフォルトなのでありました。





 
というわけで、先日ちょっと触れる機会のあった、このクルマはフィアット500x 4×4。

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9速ATを搭載しているので、さぞかし変速が忙しいのかとおもいきや、しばし走っても変速ショックは少なめ。さすが最新のステップATと感心するのは間違いで、市街地ではせいぜい6速まで、大体のイメージでは2~5速だけで走っている感じ。つまり、9速あるうちの4速分しか使っていないのであります。いやはや、もったいない。

もっとも、ギア比から多段だからといってクロスレシオではないZFの9速ATというエントリを書いたこともあるように想定の範囲内というか、予想通りでもあり。

おそらくグローバルを考慮したファイナルギアの設定で、速度が控えめな日本の市街地では2~5速でカバーできてしまうという面があるのも否めませんけれど。その上、フィアットのセッティングは、アクセルオフでシフトアップさせずに、エンジンブレーキを積極的に活用する味付け。そうした感触が、電子制御になる前の4速ATを思い出させる、というのは考え過ぎでしょうか(汗)




街乗り2速発進なのは、1速をラフロードでのエクストラロー(EL)として取ってある8速ATという見方もできましょうが、じつは日本の法定速度ではDレンジにおまかせでは高速巡航で7速までしか使わないセッティングなので、EL+6速AT相当となってしまっていて、ほとんど使わない8~9速はもったいないと感じるばかり。結局のところエンジンに対して変速比幅がワイド過ぎるのでありましょう、おそらく。

こうして意外にワイドなATを活かし切っていない印象の仕上げと、イメージ以上に重いボディもあって、実燃費も推して知るべし。冒頭のカットにもあるよう、街乗り~首都高というシチュエーションで二桁に届かないのでありました(出汁)


 

精進します。
















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NDロードスターの兄弟車がフィアット124スパイダーになったのは当然

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東京モーターショー2015にて、さり気なく(?)ジャパンプレミアされていたアルファロメオ4Cスパイダー。この角度から切り取ると、ドアノブの形状もあってS660とも似た風情を感じるのは自分だけでしょうか。いずれも、幌とその周辺の処理においてはロータス・エリーゼのインスパイア系といえるかもしれませんけれども。

それはともかく、当初はアルファロメオ・ブランドからという発表をしていながら、マツダ・ロードスターのFCA版(契約当時はFIATでしたか)がFIATブランドになったのは、アルファロメオはもっと高価格帯のカーボンボディ・ミッドシップでオープンモデルを展開するというプランによる部分も大きいのだろうな、とは感じるところ。


現在のアルファロメオが、800万円台のオープンモデル(1.8リッター4気筒ターボ・MR)と、その半額以下のオープン2シーター(1.4リッター4気筒ターボ・FR)という同じようなカテゴリーで価格帯の異なるモデルを販売するのは不自然でありますし、FCAとしては販売チャネルのあれこれを考えると、フィアットに振り分けた方が得策と考えたのでしょう。

FCAというグループのリソース(販売チャネル)で考えると、アメリカ向けはクライスラー系のブランドでの展開もあり得たのでしょうが、あえてFIATを選んだというのは、クルマの性格的にヘリテージ性を重視したほうがプラスになるというのもありましょうし、また北米におけるFIATブランドの存在感を高め、グループとしての拡大を狙うといった意味でも有効であるのかもしれません。

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とはいえ、500と124をメインにブランディングしてしまったら、本当に先がなくなるような気もしますが。もっともBMW MINIのように初代よりもヘリテージの方が代を重ねている例もありますので…(汗)


精進します。

 








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