
フォルクスワーゲンのDSGは、そのダイレクトというか、ドライバーの意思に沿った変速具合が玄人筋から高評価を受けているようですが、その理由はDCTという噛合ギアによる機械的な評価ではないだろう、というのが半年ほど自分の足として乗ってみた感想。
機械的なダイレクトさに加えて、もっと重要なのは、アクセルオフでギアが固定、速度低下にあわせて適切にシフトダウンするという制御。これが、マニュアルミッション的な感覚に合うのだろうな、と思うわけです。
燃費重視のセッティングでは、アクセルオフでシフトアップ(CVTの場合はギア比を高く)してエンジンブレーキを減らすので、そこでドライバーの意思(慣れ?)に反した空走感が出てしまうのですが、少なくともビートルカブリオレのDSGセッティングではシフトアップをしないので、そうした空走感は皆無。たとえば街中で、ゆっくり加速しているような場面で4速に入ったところでアクセルオフにすると4速のまま走行、速度が落ちるにしたがって3速へシフトダウンするといった具合なのであります。
ですから、DCTだからダイレクト感があるというわけではなく、おそらくDCTであってもアクセルオフでシフトアップするような変速マップにしていると、CVT的な空走感が出てきてしまうのだろう、と思われるわけです。もっとも、いまのフォルクスワーゲンには「コースティング走行」といってアクセルオフでクラッチを切り離す機能があるので、積極的に空走させるセッティングになっているのでありますが……。























