クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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パジェロスポーツ

三菱ラリーアートが再始動。まずはタイ向けの特別仕様車から

三菱ワークス「ラリーアート」が復活。まずはデカールで彩った特別仕様車から

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三菱自動車が、5月の決算発表で「ラリーアート・ブランドの復活」を宣言していましたが、その第一弾としてタイ向けのモデルに特別仕様車が登場です。


ベース車はミッドサイズSUVのパジェロスポーツとピックアップモデルのトライトン。主なラリーアート仕様のポイントを引用すれば次の通り。
エクステリアでは、往年のラリーアートモデルを彷彿とさせるサイドデカールをはじめ、三菱自動車らしさを印象付けるラリーアートロゴ入りマッドフラップを採用しました。また標準モデルと差別化を図るべく、フロントグリル、アルミホイールをブラックで統一しています。インテリアには、ラリーアートのロゴや、オーバーロックにレッドアクセントをあしらったフロアマットを採用しました。 

というわけで、パフォーマンスに関するハードウェアはそのままにアクセサリー類によってラリーアートの世界観を表現した仕様となっている模様。ラリーアート・ブランドの復活に、コルト・ラリーアートver.Rのようなホットモデルを期待していた向きは拍子抜けかもしれませんが、再スタートとしては妥当なカタチと感じます……。



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三菱の縦置きディーゼル「4N15」エンジンスペックを見て

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三菱自動車がタイにて生産するグローバルモデル「パジェロスポーツ」を公開。
http://www.mitsubishi-motors.co.th/all-new-pajero-sport/

かつて「チャレンジャー」という名前で売られたこともある三菱自動車のスタイリッシュ系クロスカントリー4WD「パジェロスポーツ」は、すでに日本では販売されなくなって久しいのですが、そのフルモデルチェンジであります。

チャレンジャーにニーズがあった時代には、日産テラノやトヨタ・ハイラックスサーフといった、ちょっと背の低いボディを載せたクロカンという市場もありませんが、いまや国内では壊滅状態。おそらく今度(今後?)も日本では売らないモデルでありましょう。

とはいえ、新しいパジェロスポーツは新世代ディーゼルだけのラインナップとなっているようで、その2.4リッターエンジンの型式が『4N15』となっているのに注目なのであります。

日本で売っているパジェロにも3.2リッター4気筒ディーゼルの設定はありますが、そのエンジン型式は『4M41』という、型式のアルファベット的にも、16.0という圧縮比的にも古い印象もあるユニット。ローレンジを持つ4WDシステムからすると、おそらくエンジン縦置きであろうパジェロスポーツ。そのパワーユニットに技術的アドバンテージのある最新ディーゼルを与えたというのは、三菱自動車のマーケティング的にも気になるところ。といいますか、パジェロスポーツへの注力ぶりを感じるのでありました。




パジェロスポーツの『4N15』のスペック(タイ仕様)は以下の通り。

総排気量:2442 cc
ボア×ストローク:85.0×105.1 mm
圧縮比:15.5
最高出力:133 kW/3500 rpm
最大トルク:430 Nm/2500 rpm
ターボチャージャー:VGタービン
燃料噴射システム:コモンレール


排ガス規制などにより後処理部分の条件が異なるでしょうから単純比較はできませんが、参考までに日本仕様のパジェロ・ディーゼルは、3200ccの排気量で140 kW、441 Nmでありまして、排気量差を考えると、最新の『4N1#』系ディーゼルの持つ素性の良さを感じるのでもありますが、さて(出汁)

ちなみに、エンジン横置きとなるデリカD:5のディーゼルは同世代の2.2リッター4気筒『4N14』で、最高出力109 kW、最大トルク360 Nm、圧縮比14.9という今どき感のあるスペックとなっております、ハイ。

精進します。


















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