クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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バレーノ

スズキがジムニーをインドでも生産。日本でつくる仕様と同一スペック

スズキのインド子会社マルチ・スズキで中南米、中東、アフリカ向けのジムニー(日本名 ジムニーシエラ)の生産・輸出を開始

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スズキ・ジムニーといえば、いまだバックオーダーが解消されていないというほど人気モデルですが、それは1.5リッターエンジンのシエラでも同様らしいのですが、そうした人気は日本市場にとどまらず、グローバルでも高止まり状態の模様。

というわけで、グローバル仕様(輸出用)の1.5リッター・ジムニーをインドにあるスズキの子会社として知られているマルチ・スズキにおいて生産を始めたという発表あり。はたして、どのような仕様が生産されているのかといえば……。





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スズキの輸入車と国産車。輸入車はハイオク仕様で7kW増しの最高出力

燃費性能は同じ20.0km/Lの3気筒ターボ。最高出力は約9%も違います。

新幹線の停まる某駅にて、スイフトとバレーノの2台が並んで展示されているのを通りがかりにチラ見。かたや国産(スイフト)、もうひとつはインドからの輸入車(バレーノ)でありますが、同じ「K10C」型1.0リッター3気筒ガソリン直噴ターボを搭載しているという共通点はあり。
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とはいえ、燃費性能以外のスペックは異なるのは、バレーノがハイオクガソリン仕様なのに対して、スイフトがレギュラーガソリン仕様となっているから。このあたり、上級感を出すためのダウンサイジングターボと、エコ感を強める方向でのダウンサイジングターボというキャラの使い分けもあるのでしょう、おそらく。

バレーノK10Cスペック
最高出力82kW/5500rpm
最大トルク160Nm/1500-4000rpm
JC08モード燃費20.0km/L

スイフトK10Cスペック
最高出力75kW/5500rpm
最大トルク150Nm/1700-4500rpm
JC08モード燃費20.0km/L

それにしても、最高出力の発生回転からすると、ほぼ同じようなプロフィールのカムを使っていると思われる2台で、燃料の違いにより、7kWもの出力差が生まれるというのは燃料の違いを感じるところ。もちろん、ハイオクもレギュラーも熱量としては同じですから、ハイオクのほうが耐ノッキングに強いことによる点火時期の攻めっぷりによって、この違いが生まれてくるのでありましょうが。直噴システムが燃料冷却のアドバンテージを持っていたとしても、燃料が違うとここまで差が出てしまうというのは、参考値としては有効では? もちろん、それぞれの車種に合わせたチューニングの違うもあるので、単純に燃料だけに起因する差としてしまってはいけないとしても…。



精進します。
  




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スズキ VS. ダイハツ、リッターターボを比べてみたいが…

スズキとダイハツの3気筒リッターターボ対決……、1980年代のカルタス VS. シャレードではありません。
2016年のいま、再び対決の火蓋が切って落とされました。

ダイハツが、同社の「トール」、そしてトヨタ「ルーミー」、「タンク」、スバル「ジャスティ」に搭載した新開発3気筒リッターターボは『1KR-VET』型エンジン。
総排気量996cc、最高出力72kW/6000rpm、最大トルク140Nm/2400-4000rpm
2016-11-09-10-12-30

対するスズキのリッターターボは、インド製のコンパクトカー「バレーノ」に搭載している『K10C』型エンジン。
総排気量996cc、最高出力82kW/5500rpm、最大トルク160Nm/1500-4000rpm
2016-10-26-12-43-42
 
数字では、スズキのK10Cのほうがパフォーマンスでリードしているようにも見えますが、スズキ・バレーノはハイオク仕様でありますからスペックを単純に比べるのはアンフェアでありましょう。
 
とはいえ、クルマのキャラも異なるので、走らせて比較するのも難しいでしょうし、スズキは6速AT、ダイハツはCVTとなっているので、そこでもターボ感みたいなものは異なることでしょう。ちなみに、トランスミッションは偶然(?)いずれもアイシン製だったと認識しておりますが…。
ところで、サプライヤーが同じといえば、両エンジンともターボチャージャーはIHI製だったりしますが、こちらも順当な選択でありましょうか。

新型リッターターボは石播のターボチャージャーを使う!

Sinya Yamamotoさん(@sinyayamamoto)が投稿した写真 -



なお、ダイハツは上置きインタークーラーを採用するのに対して、スズキ・バレーノのエンジンルームでインタークーラーが確認できないのは前置きレイアウトを採用しているから。そこそこに容量がありそうな立派なコアに、MAHLEの文字が確認できたのは、オールドファンには嬉しいポイントかも?
 

インド製のクルマに、マーレのインタークーラー

Sinya Yamamotoさん(@sinyayamamoto)が投稿した写真 -



それにしても、こうして新型エンジンを眺めていると、軽自動車のボディに3気筒リッターターボを搭載したマシンなど想像してしまうのは、個人的な「三つ子の魂」であります、ハイ。

ところで、これらのエンジンを載せたクルマに触れたのは「コンパクトカーのすべて(三栄書房)」の原稿を書くための取材でありました。妄想をしている場合ではありません、原稿を書かねばであります(汗)

精進します。
   







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インドで修行して~♪の成果? スズキ・バレーノのワクワク感

昔々、”インドの山奥で修行して♪”といった印象的な歌詞のオープニングソングではじまるヒーロー番組もありましたが、いち早くのインドにおいて四輪車の販売・生産に取り組んできたスズキが、ついにインド産のクルマを日本導入。それがBセグメント(全長4m以下、とはいえ幅は1745mm)のハッチバック「バレーノ」であります。

2種類のエンジンを用意するというバレーノですが、個人的に気になっているのは、2016年5月に発売予定のXTグレードに積まれる996cc 3気筒 ガソリン直噴ターボエンジン『K10C』。

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なるほど、あれやこれやが「K型」なのかと諸々邪推してしまう部分もありますが、公開されているイラストではターボチャージャーにIHIのロゴが浮き上がってみえるのが気になる点。2015年秋の東京モーターショーで見たときには三菱重工のマークが見えたような記憶がありますので。

それはともかく、自然吸気エンジン車に搭載されるCVTではなく、直噴ターボには6速ATを組み合わせているのも気になるのであります。その狙いはもちろん、ドライバビリティも含めて、このクラスでガソリンターボとステップATをコンビネーションした意義は、パワートレインのトレンドにも影響しそうでありますし。

しかしながら、税抜き価格でいうと149.8万円で、直噴ターボエンジンを搭載し、ミリ波レーダーを使ったプリクラッシュセーフティシステム&アダプティブクルーズコントロール(40~100km/hですが)を標準装備するというのは、それだけでお買い得な印象を受けてしまうのです。

触れてみるのが楽しみ、そんな印象を受けるバレーノのターボ。そういえば、スズキのリッター3気筒ターボの国内発売は初代カルタス以来だったでしょうか?


精進します。

以下、バレーノ画像集……。


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