クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします
二輪・四輪にかかわらずパーソナルモビリティが、どのように変わっていくかを考察します

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バッテリー

BMWの電動スクーター「CE 04」に興味津々、200V普通充電で乗れる?

標準装備の普通充電は2.3kWのスペック、オプションで6.9kW仕様の充電も選ぶことができる。一充電航続距離は130km、電費性能は7.7kWh/100km

 

発表のタイミングからするといまさら感もありますが、海外メディアでの試乗記を目にして急に興味津々となってきたのが、BMWモトラッドの電動スクーター「CE 04」。既存モデルのコンバージョンではなく、電動モデルとしてフレームから専用設計となっているというモデルは、その奇抜なスタイリングがパワートレインに関係なく魅力的。もちろん、電動を前提としているから可能になったスタイリングという部分も大きいでしょうけれど。



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満を持してトヨタが電気自動車に参戦宣言、全固体電池の公道実験も済んでいた!

全固体電池の課題は耐久性。まずはハイブリッドカー用として開発中

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画像のクルマはトヨタが2019年の東京モーターショーで発表した「LQ」というコンセプトカー。AIを搭載したことがセールスポイントで、この姿ながらナンバーを取得して公道実験を行なっていたことでも知られていますが、じつは次世代バッテリーの主役といわれる「全固体電池」を搭載して実験していたことが明らかとなりました。

電解質が固体な全固体電池の特徴は高電圧・高温への体制があって充電時間短縮につながるというメリットから電気自動車用バッテリーとして目指す性能が満たされる理想形という風に語られることも多いのですが、実際に実験してみるとライフの問題があってすぐさま実用化というわけにはいかないとのこと。そこで、まずは負荷が限定できるハイブリッドカー用として全固体電池を開発していると発表もあったのでした。



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バッテリーとモーターをテーマに2輪の電動化について考える

スクータータイプではバッテリー交換式のインホイールモーターが主流になりそうだが、スポーツタイプではそうはいかないと思う…という話



EUでは2035年にエンジン車の新車販売が禁止されるという流れにあってモビリティの電動化は待ったなしといった状況。仮に2輪車にはそうした制限がなかったとしても4輪の電動化にあわせてガソリンインフラがどんどん縮小していくでしょうから2輪も電動化せざるを得なくなることは容易に想像できるところ。



というわけで、電動バイクについてのコラムをモーサイWEBのほうで書かせていただいたのですが、あわせて補足的なモトブログ動画も自身のYouTubeチャンネルのほうに2本ほどアップしております。このブログに貼り付けた一本目の動画はバッテリー交換式についての考察、二本目の動画はモーターやインバーター、バッテリーの温度管理について話させていただきました。続きを読む

登録から5年弱でオドメーターは2万km、そしてバッテリーがセグ欠けした

5年経ってもパワートレイン、駆動系のガタを感じないのは電気自動車ならではだが……

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愛車リーフのオドメーターが20000kmに到達しました。登録から丸5年、二度目の車検を迎えるタイミングでの、この走行距離はけっして多くはないでしょうが、ほぼ街乗り専用カーとしては順当といったところでしょうか。

余談ですが、5~10km程度の近距離利用であっても、いろいろな意味(暖機が済む前にエンジンを切るので傷むなあと感じることも含む)でストレスが少ないのも電気自動車のメリットで、そこを期待しての導入でありますから短距離ユースメインで距離が伸びないのは織り込み済みであります。

ちなみに、愛車を型式でいうと「AZE0型」。初代リーフの中後期型にあたるモデルでカメラを用いたAEB(衝突被害軽減ブレーキ)が備わっているのも選んだポイント。バッテリー総電力量30kWhのリチウムイオン電池を床下に積んで、新車当時の一充電航続距離はJC08モードで280kmとなっておりました。






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フォルクスワーゲンが本気の電動化シフト。600万台相当のバッテリーを自社生産!

欧州を中心に6つのギガファクトリーを建設。2030年までに合計 240GWh の生産能力を実現する

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昨日、トヨタの電気自動車アーキテクチャについて書いたエントリをアップしましたが、その中に貼ったYoutube  Liveのほうでもお話ししたのですが、フォルクスワーゲングループが欧州を中心にバッテリーの生産能力を確保する動きを見せております。

具体的には、2030年までに関連企業と協力して年間40GWh級のバッテリー工場を6か所建設するというもので、合計すると240GWhの生産能力を実現するというわけ。では、240GWhというのがどのくらいの規模感かというと……。

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18.1kWhの大バッテリーを積むRAV4 PHV、とても気になる冷却と充電について

普通充電だけの設定なのはBEVに対する配慮。バッテリー冷却はエアコン冷媒を使用する


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先日、トヨタのプラグインハイブリッドSUV「RAV4 PHV」のカットモデルを見る機会があったので、じっくり拝見すると同時に、自動車コラムニストとしての職業的な興味、また一人のEVオーナーとして興味深いところもあったので、メーカーのエンジニア氏にもいくつか質問をしてきたのでした。

気になるQ&Aの内容をまずは書いてしまいましょう。

  • 質問1:バッテリーの冷却はどのようにしているか
  • 回答1:エアコン冷媒を利用している。バッテリーケースの下にパイプを這わしている
  • 質問2:普通充電しか設定していない理由は?
  • 回答2:プラグインハイブリッド車が公共の急速充電器を使うことでBEVオーナーに迷惑がかかるのを防ぐため
では、バッテリーの適温は? プリウスPHVは急速充電に対応しているが? という疑問も浮かびますが、もちろんそうした点についてさらに突っ込んで聞いてあります。





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