クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ハイパーカー

プジョーがハイパーカー「PEUGEOT 9X8」を発表。ウイングレスが斬新なレーシングマシン

量産車に通じる3本爪モチーフの灯火類。エンジンはバンク角90度の2.6リッターV6ガソリンツインターボ

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プジョーが2022年のFIA世界耐久選手権(FIA WEC)でのデビューを目指した、最新世代のハイパーカー「PEUGEOT 9X8」を発表しました。TOYOTA GAZOO RacingがWEC2021年シーズンを走らせているハイパーカー「GR010 HYBRID」のライバルとなるマシンであります。

2022年シーズンに2台のマシンをWECに参戦させるという「9X8」のスペックは次の通り。

PEUGEOT 9X8 – テクニカルデータ
クラス:ル・マン・ハイパーカー(LMH)
全長:5,000mm
全幅:2,080mm
全高: 1,180mm
ホイールベース:3,045mm
パワートレイン:PEUGEOT HYBRID4 500KW (全輪駆動)
リアドライブトレイン:500kW(680hp)、2.6ℓツインターボ90度V6、ガソリン内燃機関+7速シーケンシャルトランスミッション
フロントドライブトレイン:200kW 電動モータージェネレーター+1速減速機
バッテリー:プジョー・スポール、トタルエナジーズ、サフトの共同開発による高密度の900ボルトバッテリー
燃料と潤滑油 :トタルエナジーズ

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またしても 8号車! 新時代WECに初勝利をあげたトヨタGR010 HYBRID

勝ったのはセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー組、またもや8号車だった!

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レギュレーションが大きくかわり、最高峰クラスが1000馬力級のLMP1マシンから、680馬力のLMハイパーカーとなったWEC(世界耐久選手権)。その2021年シーズンが開幕、初戦を制したのはLMハイパーカー規格に則ったニューマシン、トヨタGR010 HYBRIDでありました。

3.5L V6ツインターボとフロント駆動用モーターを組み合わせるというパワートレインは新規定に沿ったもので、エンジン単体でも680馬力、モーターと合わせても680馬力に抑えるというレギュレーションは、市販ハイブリッドカーのシステム最高出力の感覚からすると「なるほど」と思えるものですが、その構造からしてパラレルハイブリッドとなってしまうのは、ちょっと時代に逆行している感もあり。

とはいえ、トヨタが新レギュレーションにおいて勝利をあげたというのは、さすがといったところでしょうか。結果的に6時間耐久で2位のアルピーヌ A480-Gibsonとは同一ラップでしたから、昨年までのトヨタが持っていたような余裕はなかったように思えますが、さて?

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