クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします
二輪・四輪にかかわらずパーソナルモビリティが、どのように変わっていくかを考察します

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ハイゼットカーゴ

ダイハツの軽商用向け縦置きCVTは2面性のあるキャラが凄すぎた

ベルトやプーリーといったCVTのコア部分は横置き用と共通だが構造はかなり違う!

 

自動車月刊誌「CARトップ」の2022年5月号においてフルモデルチェンジした「ハイゼットカーゴ」の試乗レポートを執筆させていただいております。新型ハイゼットカーゴは、プラットフォームを一新してボディもスペース優先のデザインへと変え、2ペダルのトランスミッションとしてCVTを新設計しているのがトピックス。

プラットフォーム一新といっても軽商用車の定番であるFRレイアウトは継承。つまり新型CVTは縦置き用の完全に新しいユニットとなっているのでありました。そんな縦置き用CVTは、同じくエンジン縦置きプラットフォームを採用する軽商用「ハイゼットトラック」にも採用されることになったのでした。

CARトップ誌での記事でも触れているように、その狙いはCAFE規制(企業別燃費規制)をクリアするためで、つまり目に見えるユーザーメリットとしては燃費改善によるランニングコスト抑制が期待できるわけですが、CVTにしたことで商用車に求められる性能がスポイルされているのではナンセンス。はたしてCVTは軽商用に求められる性能を満たしているのかをチェックしてみようというのが試乗の狙いとなったわけです(さすがに耐久性の確認はできませんが……)。

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ダイハツの軽商用に採用された第二世代のステレオカメラはデンソー製

衝突回避支援ブレーキ機能の対応速度向上、夜間の歩行者検知、先行二輪車に対する衝突回避支援、道路標識の認識支援、ガードレールや側壁検知による車線や路線の逸脱警報などを実現

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2021年12月、ダイハツの軽商用モデル「ハイゼットカーゴ」、「アトレー」がフルモデルチェンジ。合わせて「ハイゼットトラック」も商品改良を実施しております。

共通する変更として縦置きCVTの採用などが目立っていますが、先進安全装備・高度運転支援システムを支えるセンサーデバイスたる、ステレオカメラも第二世代になっているのは意外な進化ポイント。コストが重視される商用車であれば、こうした先進技術については乗用系で実績のあるセンサーを使うことが多いのですが、コスト含めてメリットがあることが第二世代ステレオカメラの採用につながったというところでしょうか。

そんなステレオカメラのサプライヤーは従来通りにトヨタ系のデンソー。同社のニュースリリースは単なる報道向けというよりは、開発者インタビューも含めた読み物となっていて、読み応えのあるもので必見です。

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ダイハツ・ハイゼットカーゴ/アトレーがフルモデルチェンジ

アトレーが4ナンバーに戻ったことで軽自動車税が半額になったのは軽バンライフ的な魅力度アップ

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ダイハツの軽商用車1BOX「ハイゼットカーゴ」がプラットフォームを大幅に進化させるフルモデルチェンジを敢行。軽トラックのハイゼットトラックと合わせてFR用CVTを採用して走りをレベルアップしたというニュースが話題になっています。

同じ名前ながらハイゼットカーゴとトラックではプラットフォーム(フロントタイヤ位置、エンジン搭載位置)が別物ですので、フルモデルチェンジのタイミングもズレておりまして、ハイゼットカーゴとしては17年ぶりのフルモデルチェンジとなっております。いっそ電動化までフルモデルチェンジを引っ張るのかという可能性もあると感じていましたが、縦置きCVTのローンチに合わせてフルモデルチェンジを実施といったところでしょうか。

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いまならハイゼットカーゴの購入で5.4万円のオプションが付く、と聞いて。

2015年5月末日までにダイハツ・ハイゼットカーゴを成約、6月までに届出を済ませる(ナンバーをつける)と、税込み5万4000円相当の純正オプションプレゼントというキャンペーンを実施中、だとか。

100~140万円という価格帯のモデルで、5万4000円相当のサービスというと、比率的に旨味を感じるところでありますが、調べてみるとハイゼットカーゴの純正オプション、やはり実務的なものが中心のようで、パーソナルユースを目的にするユーザーにアピールするようなイメージ薄し。純正ナビの足しにするという使い方もありましょうが、軽バンだとナビ不要というケースも少なからずあるでしょうし……。

スズキ「エブリイ」が全面改良、広さも走りも安全性も軽商用1BOXクラストップしたことへの対抗が本キャンペーンの狙いでありましょう、おそらく実態としては。

とはいえ、個人的には、軽バンを買うとしても、なんらか生活に刺激のありそうな「ハイゼットカーゴ・デッキバン一択と思っておりますので、エブリイはハイゼットカーゴの比較対象になりません。

もっとも、そうした選択をするユーザーなど例外中の例外なのでありましょう(汗)

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精進します。












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