クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ニスモ

小さな高級車のスポーツ版、日産ノートオーラNISMO誕生。2,869,900円也

コンセプトは「駿足の電動シティレーサー」。標準グレードから約26万円高で専用装備は充実、発売は秋を予定

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国内においてはハイブリッド専用モデルとして展開している日産ノート(3気筒エンジン+2モーター=e-POWER)の、さらに上級バージョンとして3ナンバーボディを与えられた付加価値商品がノートオーラ。そのノートオーラをベースに日産ワークスNISMOのテイストを注入したコンプリート系モデルとしてノートオーラNISMOが誕生しました。


主な変更点は次の通り。

空力を改善する前後バンパー・テールゲートスポイラー
バネ・ダンパーを変えた専用サスペンション
ホイールワイドリム化
ミシュラン・パイロットスポーツ4
電動パワステのマップ変更
VDC制御変更
パワートレインにNISMOモード新設定
レカロシートのオプション設定
車体剛性パーツの追加
ダークトーン&レッドアクセント内装


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【朗報】「NISSAN GT-R NISMO」2022年モデルが発売前に完売!

22MYのNISSAN GT-R NISMO Special editionの価格は2464万円。それが300台以上、飛ぶように売れるJapan!

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一部では日産GT-Rのファイナルモデルとのウワサも出ているGT-R NISMOの2022年モデルが実質的に完売宣言です。日産が価格を発表した同車は、すでにプレオーダーで予定販売数を超えたため価格発表と同時に受注ストップということです。



その価格は2420万円~2464万円。ユーザーの99%が高価なスペシャルエディションを選んだということですが、この価格帯における44万円差であれば上級グレードを選ぶのは当然といえましょう。それにしても、これが日本における話というのですから「あるところにはお金はあるんだなあ」といった感じでしょうか。


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日産リーフNISMO 429万4400円、オプションのレカロシートは37万4000円

ステアリングギア比変更というワークスならではのチューニング。バネレートアップとアクセルマップの変更も効いている!



日産の電気自動車(BEV)、リーフのスポーティグレードといえるリーフNISMOが2020年モデルへとマイナーチェンジというかバージョンアップ。パワートレインのハードウェアやNISMO仕様オリジナルの外観はそのままに、シャシー系に大幅に手を入れております。

その内容をピックアップすると以下の通り。
  • バネレートアップ(フロント14%、リア25%)
  • ダンパー減衰力の変更
  • リアバンプラバーのウレタン化
  • ステアリングギア比変更(18.3→14.9)
  • VCM・TCSのリセッティング
最後のVCM(制御コンピュータ)、TCS(トラクションコントロール)の変更というのはピークパワーはそのままに過渡特性を変えて、よりレスポンス重視にしたということのよう。もともとモーターのレスポンスは鋭いわけですが、実際には乗りやすさを考えて抑えているというのが実情。本来の性能を引き出してあげたといったところでしょうか。それでも性能を解放するというほどではないはずで、このあたりがモーターの末恐ろしいところでもあります。


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走りのミニバン、日産セレナNISMOは2017年11月に発売予定 #TMS2017

スポーツ・ミニバンの時代が本格到来か?
これまでもミニバンをベースとしたスポーティモデルというのは、トヨタのG'sや日産(オーテック)のライダーハイパフォーマンススペック、ホンダのモデューロXなど存在していたわけですが、トヨタがG'sをGRスポーツへとリ・ブランディングしているのに合わせてか、日産はセレナにNISMO仕様を新設定。まずは東京モーターショーでお披露目して、11月には発売開始というスケジュールでリリースであります。

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セレナNISMOの紹介を引用すれば、以下の通り。

「セレナ NISMO」は、NISMOがもつ技術を惜しみなく注入し、「セレナ」の特長である家族での使い勝手のよさや乗員の快適性を損なうことなく、「迫力のスタイリング」と「爽快なドライビング」を実現しました。エクステリアはNISMOらしい精悍なデザインと優れた空力性能を両立したデザインを採用し、インテリアは各所にNISMOカラーのレッドアクセントをあしらうなど、ドライバーの気持ちが高揚するスポーティーな演出を施しました。また、専用のボディ補強やサスペンションチューニングなどにより、気持ちのよいハンドリングを実現するとともに、専用ECMやマフラーを採用し気持ちの良い加速フィーリングを実現しました。
「セレナ NISMO」は2017年11月の発売を予定しています。 
「気持ちのよい」なのか「気持ちの良い」なのか統一したほうがいいのにと思ったりもしつつ、この文言を見る限りは、ライダーパフォーマンススペックのようなコンピュータチューンを受けたパワートレインとなっていそうな気配。

そして、トヨタも日産もミニバンのチューンド仕様を設定するということは、そうしたニーズがあると踏んでいるからでありましょう。つまり、マーケットインから生まれた商品企画だと思うわけです。そして、こうしたモデルが売れてこそ、マーケティングとして、ブランディングとして、モータースポーツ活動の効果を定量化でき、その意義に説得力を持たせることができるのかもしれません。
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精進します。
  




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FFのGT-Rプロジェクト終了と新世代V6エンジンは関係あるか

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一体何がしたかったのか…正直そんな感想しか出てきません。

日産のフロントエンジンLMP1マシン「GT-R LM NISMO」プロジェクトが中止宣言であります。結局、まともに走らないままの凍結は、最初からボタンの掛け違いというか、なんというか。

とはいえ、単純に結果が出ない(出そうにない)から中止しただけとは思えない部分もあり。

以前、次期ニッサンGT-Rは、やっぱりFFベースなのか? というエントリで触れたように、仮にインフィニティ系を中心に日産車のV6エンジンがすべてダイムラー由来になってしまうとすれば、量産車のGT-Rに日産オリジナルエンジンを積むためにはFFベースの電動AWDまでも考えておくべきであって、その布石としてのル・マンチャレンジだとすればマーケティングとしても理解できなくはないという印象を受けていたのでした。

しかし、既報の通り日産は独自設計のV6エンジンを、日本のいわき工場で生産することを宣言。つまりFFベースのGT-Rという可能性を示しておくことは、少なくとも次世代向けのマーケティングとしは不要になったということでありましょうか? なぜかマーケ色が強く感じられたプロジェクトだけに、そうした見方をしてしまうのですが、さて?
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精進します。
 







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直列3気筒スーパーチャージャーCVTより4気筒MTのほうが軽い!?

日産ノートに、事前発表通りにニスモ仕様が登場。

ノートのメカニズムを代表する1.2リッター3気筒直噴スーパーチャージャー+副変速機CVTのNISMOと、改造申請仕様となる1.6リッター4気筒+5MTのNISMO S というラインナップであります。

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NISMO S については持込登録になるので、あくまで参考値でありますが、その車重は1080kgとのこと。

一方、ダウンサイジング過給エンジンであるNISMOのカタログ重量は1110kg。


しかもNISMO Sはタイヤ・ホイールがインチアップしていますし、ボディ補強アイテムも追加されているので、そこでの重量増もあるはずで、単純にパワートレインだけで30~50kgの違いがありそうな雰囲気。当然、3気筒のほうが軽いイメージのある鼻面の重さも逆の結果になっているのでしょう。

それはさておき。

トランスミッションや補機(スーパーチャージャーユニットやオルタネーターなど)の違いがあるとはいえ、同じボディで3気筒エンジンのグレードが4気筒のそれより重いというのは、まさしく「ダウンサイジング過給エンジンというのは何だろう?」といった具合に、いろいろ考えさせられるのでありました。

少なくとも、排気量だけでなく気筒数も減らしたダウンサイジング過給エンジンであれば、『軽量化につながっている』と、数字を確認することなく、思い込んでしまってはいけないのかもしれません。

今回の比較においては、MTの軽さというのが、重量差において影響大だとはいえ、仮に4気筒エンジン+AMTでもパッケージングとしては、さほど重量増にはならないとすれば、軽さという点での最適解は必ずしもダウンサイジングとはいえないのかも……。

もちろん、外部EGRなどを活用する際に、過給エンジンの優位性も出てきますし、気筒減によるフリクション低減というメリットもあるので、重量だけがすべてではないのですが。



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