クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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デミオ

MAZDA2、クリーンディーゼルのWLTCモード燃費は25.2km/L

デミオあらためMAZDA2、燃費の計測モードもJC08からWLTCへ
デミオがMAZDA2に改名、あわせて内外装や走りをリフレッシュしているわけですが、さらにディーゼルエンジン車については排ガス・燃費の測定モードがWLTCモードに変わっております。
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もっとも燃費性能が優秀な6MTグレードの燃費値は以下の通り。コンパクトカーながら高速モードの数値がもっとも優秀なのは、いかにもMTのディーゼル車という感じであります。
WLTCモード:25.2km/L
 市街地:23.3km/L
 校外:25.0km/L
 高速:26.3km/L
とはいえ、デミオといえばガソリンエンジンばかりでディーゼルには乗った記憶がなく、1.5リッターディーゼルといえばデビュー直後に試乗した記憶しかないのですが。そのときの数値からするとカタログスペックから想像した通りの実用燃費が期待できそうな気がするのでした。

もっとも、MAZDA2が積む「S5」型の1.5リッターディーゼルについては、幾度もマイナーチェンジでブラッシュアップされていますし、その主な変更ポイントは燃費よりもノイズやスス対策でしたので5年前になる初期モデルの印象を思い出すのはナンセンスでありますが……。


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デミオあらためMAZDA2、アウターパネルは変えずに効果的にイメージチェンジ

デミオからMAZDA2に。MAZDAシリーズに共通モチーフのテールランプを得た!


ここ数年、マツダというブランドには縁がない生活を送っているのですが、珍しくマツダの新車にタッチ。といっても、改名して新しくなったMAZDA2(旧名:デミオ)であります。バンパーや灯火類には大きく手を入れているものの、プレスの金型はそのままのようでスチールのアウターパネルに変更はなし。とはいえ、意外にイメージチェンジには成功しているのだなぁというのは、画像よりも実物を見ての感想。

上に貼った動画は、MAZDAという名前のクルマに共通するという半円筒をモチーフとしたテールランプをライトオンして、ブレーキを踏んだり放したりして光の具合を確認したときに撮ったもの。サイド部分まで円筒を回り込ませたことで実際以上に奥行きのある風情に仕上がっているため、コンパクトクラスとしては十分以上にゴージャスな雰囲気となっていると感じましたが、さて?


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デザインコンシャスなコンパクトカー「MAZDA2」は売上を伸ばすのか?

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クラウンやヴェルファイアより売れていないデミオ。改名で販売数を増やすのは難しい?
マツダ・デミオがMAZDA2というグローバルネームへと名前を変更、9月からの発売を前に予約開始というニュースは先日のエントリで触れたわけですが、はたしてこの改名によってセールスはどうなるのかは気になるのでありました。


お値段的にもヴィッツやフィットといったライバルに対してプレミアムな値付けという印象で、とくにスタートプライスの高さがそうしたイメージを強めていると感じるのが自分だけではないのは、デミオの販売実績が示すところ。実際、2019年上半期の販売台数を見ても20,507台とコンパクトカーの中では下位に沈んでおりますので(数字は自販連調べ)。

販売拠点数やハイブリッドの有無という違いがあるので比較するのはアンフェアかもしれませんが、同時期のコンパクトカーの販売台数を見ると、ヴィッツが45,279台、フィットが45,089台でありますので。もっともスイフトは19,006台ですから半期で2万台をクリアしているデミオは、マツダの規模からすると十分に合格といえるのかもしれません。

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マツダ・デミオあらため「MAZDA2」登場。グローバルネームへの統一完了

マイナーチェンジでリネーム。ガソリン1.5リッターの価格は154万4400円から
アクセラがフルモデルチェンジを機にMAZDA3に、アテンザがマイナーチェンジでMAZDA6へと名前を変えておりますが、マツダのエントリーモデルである「デミオ」もマイナーチェンジによりMAZDA2へと名前を変更。これにてグローバルネームへの統一化が完了といったところでしょうか。機能面での変更ポイントとしては、ACCが渋滞対応になったこと、マツダ コネクトがApple CarplayとAndroid Auto™に対応したことが注目点といったところ。
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ラインナップは、1.5リッターガソリンと1.5リッターディーゼルターボで、各グレードに6速MTと6速ATを設定。ただし、MTが選べるのはFWDだけで4WDになるとATオンリーの設定となっております。メーカー希望小売価格はガソリン車が1,544,400円~2,257,200円、ディーゼル車は1,954,800円~2,619,000円。画像は特別塗装色「ソウルレッドクリスタルメタリック」(54,000円高)の「XD PROACTIVE S Package」グレードで、FWDのメーカー希望小売価格は2,116,800円。こうした価格を考えるとデミオという名前を捨て、MAZDA2へとリネームしたことでプレミアムコンパクトとして生まれ変わっていくのかもしれないと思ってみたりするのですが、さて?

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マツダの”クリーンディーゼル”のスス問題ふたたび……

エンジン制御プログラムのリコールと内部や部品洗浄で対策するにも限界あり?
いまさら驚くことではありませんが、マツダの小排気量クリーンディーゼルSKYACTIV-D 1.5に2つの不具合を改善するためのリコールが届出されております。
① ディーゼルエンジンにおいて、エンジンの保護制御が不適切なため、無負荷状態でアクセルを全開した際に燃焼異常が発生しても、エンジン保護機能が作動しない。そのため、燃焼異常により燃焼圧力が上昇し、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがある。
② ディーゼルエンジンにおいて、低車速で加減速する走行を繰り返すと、燃焼時に発生する煤の量が増え、インジェクタ噴孔部に堆積し、燃料の噴霧状態が悪化することで、さらに煤の量が増え、排気側バルブガイド周辺に堆積することがある。そのため、排気バルブが動きにくくなり、圧縮低下による加速不良や車体振動が発生するとともに、エンジン警告灯が点灯あるいはグローランプが点滅し、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがある。
とくに②のススが堆積してしまうことへの対策は2016年9月に出ているリコールの再対策といえるもので、結局のところ街乗りメインでローコンプディーゼルを使うというのは適材適所とはいえなかったということになりそうな気もしますが、さて? もっとも、マツダ的には新世代のガソリンエンジン「SKYACTIV-X」を推していくでしょうから、ディーゼルを抜本的に進化させるというよりは、対策しつつ、”D”から”X”へシフトしようという算段かもしれません、エエ……。

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精進します。
  




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初期のSKYACTIVロードマップには電気自動車が頂点に存在していた?!

マツダは内燃機関にこだわっているわけじゃない。もともと電気自動車も戦略に含まれていた!
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トヨタとの業務資本提携によってEVの開発をスタートさせるといったイメージで報じられているマツダですが、すでに2012年にデミオEVをリリースしているなど電気自動車の基礎研究は済んでいる状態。もともと”SKYACTIV”のプランでは、内燃機関の刷新や車体軽量化といった基礎技術をレベルアップさせつつ、エネルギー回生やモーター駆動といった風に積み重ねていくビルディングブロック戦略を取るというロードマップを描いておりましたから。それが上の図版で、当時のロードマップによればすでにプラグインハイブリッドを設定しているはず……だったりしたのです(汗)
もちろん、途中で戦略を修正したというのもあるでしょうが、デミオEVで巻線切替式モーターを採用したほか、汎用型の18650バッテリーを使うなど、単なるコンバージョンとは違うレベルでチャレンジングな内容だったのは印象深いところ。もっとも、電気自動車テクノロジーの進歩スピードを考えると、2012年でモノにしていた技術が、現代で最先端といえないのは自明でありますが。
そんなわけで、トヨタとの提携によりマツダのEV開発はリスタート! と表現するほうが適切なのかもしれません。そして、このEV開発の中に、小型REを使ったレンジエクステンダーが含まれる可能性を考えると、マツダファンにとっては刺激的かもしれませんが、さて?

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精進します。
  




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