クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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デイズ

三菱自動車の筆頭株主に日産がなる前から存在していたNMKVが創立10周年

NMKVの創立は2011年6月、日産が三菱自動車の筆頭株主になったのは2016年10月
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ご存知のように日産自動車と三菱自動車工業の軽自動車は兄弟車といえる存在。両社の合弁会社(出資比率は50:50)のNMKV(Nissan-Mitsubishi-K-Vehicle)が開発を担当、生産は三菱自動車の水島製作所(岡山県倉敷市)というのが両社の軽自動車全車に共通する開発・生産のスタイル。

そんな合弁会社のNMKVが創立10周年を迎えたとの発表あり。その歴史を簡単に振り返ると以下のようになるそうです(日産ニュースリリースから引用)。

NMKVは、2011年6月1日に日産と三菱自動車の合弁会社(資本構成50%:50%)として設立され、日本市場向けの軽自動車の商品企画やプロジェクトマネジメント等を担ってきました。同社は商品企画や開発、デザイン、購買等の分野において、日産と三菱自動車両社の強みを融合し、競争力のある商品をお客さまにお届けしています。

NMKVが生み出した最初のモデルは、2013年6月に発売された日産「デイズ」、三菱「eKワゴン」「eKカスタム」です。その後、日産「デイズルークス」、三菱「eKスペース」「eKスペース カスタム」(2014年2月発売)、フルモデルチェンジした日産「デイズ」、三菱「eKワゴン」「eKクロス」(2019年3月発売)、日産「ルークス」、三菱「eKスペース」「eKクロス スペース」(2020年3月発売)を市場に送り出してきました。

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スバル・レヴォーグがJNCAP「自動車安全性能2020ファイブスター大賞」を受賞できたわけ

予防安全の性能で勝負する時代から、ふたたび衝突安全ボディで差別化する時代に

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スバル・レヴォーグが、2020年度のJNCAPファイブスター大賞を受賞したとの発表あり。2020年度のJNCAPにおける最高評価を受けたということであります。

JNCAPというのは国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA・ナスバ)が実施している自動車アセスメントのことで、ファイブスター大賞というのは、その実施年度内においてもっとも成績が良かったクルマに与えられる賞。完全にデータに裏打ちされた評価といえるのでした。

ナスバの発表によれば、2020 年度に評価を行った自動車は乗用車6車種、軽自動車4車種の計10車種。その中で、ファイブスター賞(衝突安全性能と予防安全性能において最高ランク<Aランク>で
あり、事故自動緊急通報装置を搭載)を受賞した車種と得点(190満点)は次のようになっております。

スバル・レヴォーグ(186.91点)
トヨタ・ハリアー(177.68点)
日産デイズ(175.72点)
トヨタ・ヤリスクロス(175.70点)
ホンダ・フィット(174.40点)
トヨタ・ヤリス(173.41点)


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新型「ノート」にe-POWER 4WDが追加設定。アイドルグループみたいな名前の後輪用モーターを採用

1.2リッターエンジンの最高出力は60kW、フロントモーターは85kW、リアモーターは50kWのスペックを並べる

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2020年12月23日、シリーズハイブリッドシステム「e-POWER 」一本に絞った新型ノートが日産より発売開始。そして、同じタイミングでリアにも駆動モーターを与えた4WD仕様が発表されたのでした。

4WDの発売は2020年度内ということで、今シーズンの降雪地ユーザーには間に合わないといえそうですが、従来の4WDが発進時のアシスト程度のモーターを積んでいたのに対して、十分にそれだけで高速域まで走行できる高出力なモーターを積むシステムへと大きく進化しているのが注目点。

パワートレインのスペックを並べると以下の通り。

エンジン「HR12DE」 最高出力60kW 最大トルク103Nm
前モーター「EM47」 最高出力85kW 最大トルク280Nm
後モーター「MM48」 最高出力50kW 最大トルク100Nm






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2020年3月、日産デイズ単独の販売規模が見えた! ワゴンRを楽々超えている!!

デイズの名前が取れたルークスの発売は3月19日、おそらく単独になったデイズの販売台数は1万1612台

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2020年はCOVID-19の影響で年度末商戦も例年ほどは激しくなかった印象もありますが、ともかく3月の軽自動車通称名別販売速報が全軽自協から出ております。

トップは安定のN-BOXですが、個人的に注目していたのは日産デイズの動き。というのも、これまで日産の軽自動車はハイトワゴンの「DAYZ」とスーパーハイトの「DAYZ ROOX」が通称名としては同じクルマとしてカウントされていたので、実質2台分の合計でどちらがどのように売れているのか分かりづらい状況だったから。フルモデルチェンジにより後者がルークスと独立したことで、それぞれの販売状況が見えるようになったわけです。とはいえ、ルークスの発売開始は3月19日でしたから、3月の発売実績の中には少しはデイズルークスが混じっているかもしれませんが……。

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日産の軽自動車が好調、登録車と軽自動車の販売比率は3:2

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2020年2月の軽自動車販売台数は1万9354台で前年同月比5.8%増

新型コロナウイルスの問題が出てから国内外のビジネスは急速に冷え込んでいるわけで、そのあたりは国内の新車販売にも影響していると考えられるわけですが、ともかく2月の販売実績について各社から確定値が発表されております。

今回、注目したのは日産自動車の販売実績。


グローバル販売が29万7157台で前年同月比マイナス24.2%と落ち込んでいるのは、中国での販売が前年同月比マイナス80.3%と大幅減になった影響を受けてのことでしょうが、とくに気になったのは国内販売の状況なのでした……。






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日産デイズ、プロパイロット非装着車の「なにか足りない」感

プロパイロット(運転支援システム)のスイッチがないことが丸わかりなのは残念
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日産デイズといえば、「プロパイロット」と呼ばれる停止までをカバーする先進運転支援システムを設定した軽自動車として2019年に話題を集めた一台。個人的にも高速道路で、その能力を味わい「軽自動車というカテゴリーから運転支援のメリットを拡大していく意義は大きい」と考えております。そのあたりの感想は、こちらの紙媒体に寄稿しておりますが、想像以上にロバスト性もあって不安なく利用できる運転支援システムであり、NAエンジンでもそれなりに加減速についていく柔軟性もあると感じたことも記憶に残るところでしょうか。


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