クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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ダウンサイジングターボ

最低地上高205mmのBセグメントSUV、プジョー2008は本気のオフロード性能を持っているか?

6つのモードを持つ「アドバンスドグリップコントロール」の主要モードをオフロードで試した動画



ノーマルモードでは登れない坂を、サンドモードを選ぶとクリアできるのを実際に確認しました。

FFながら、ブレーキLSD的な制御を盛り込むことで、最低地上高205mmというスペックから想像できる範囲で、”それなり”の走破性を実現しているのも、ご覧の通りであります。



以前、「2008のすべて」という本でメカニズム解説を担当させていただいた折に、都内でちょこっと試乗もした2008(1.2リッターガソリンターボ)に久しぶりに乗る機会がありました。

前回は首都高を含む舗装路オンリーの試乗で、いわゆる都市部での使用においてはリニアかつクセのないハンドリングと予想以上にトルクの立ち上がりがしっかりとしているダウンサイジングターボによってキビキビ走ることができるという印象は強くしたのですが、SUVカテゴリーのモデルだからこそ気になるオフロード性能については自分個人としては未確認のまま。

そういう意味で、特設オフロードコースが用意されているという今回の試乗は非常に楽しみにしていたのです。そして冒頭に貼った動画でも忖度なし、ほぼノーカットでオフロード走行シーンをお伝えしていますが、6つのドライブモードをもつ「アドバンスドグリップコントロール」の電子制御は、明確に走破性においても違いがあることは、ご確認いただけると思います。


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メルセデスのコンパクト&エントリーSUV「GLA」に495万円の新グレード登場

1.4リッターターボのGLA 180を新設定。GLA 200 d 4MATICは値上げを発表

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いまや人気の中心にいるSUVの、メルセデスにおけるエントリーモデルである「GLA」にダウンサイジング指向のガソリンターボを載せたエントリーモデル「GLA 180」の追加が発表されております。予約注文の受付開始は2021年4月5日、納車予定は5月からとのこと。

GLA180というグレード名ですが、エンジンの排気量は1.4リッターというのは近年のメルセデス流。
主要諸元は以下のようになっております。
  • ステアリング:右
  • 全長:4,415[4,440]mm
  • 全幅:1,835[1,850]mm
  • 全高:1,620[1,605]mm  ※[ ]内の数値はAMGライン装着車
  • トランスミッション:7速AT(7G-DCT)
  • エンジン:DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付
  • 総排気量:1331cc
  • 最高出力:100kW(136PS)
  • 走行燃費 WLTCモード:15.5〈14.5〉km/L 〈〉内はパノラミックルーフ装着車
そして、メーカー希望小売価格は税込み495万円。これは従来のエントリーグレードであるGLA 200 d 4MATICの503万円と大差なく、この価格差であれば最高出力110kWのディーゼルエンジンを積む4WDを選ぶ方がオトクに思えますが、6月1日よりGLA 200 d 4MATIC の価格は15万円値上げすることも合わせて発表されているのでした。それでも518万円ですからコスパでいうとまだまだお買い得な印象もありますが……。





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【ライズ&ロッキー】実質的に日本で一番売れている登録車はハイブリッドを持たないSUVだった

2020年の販売台数はトヨタ・ライズが126,038台、ダイハツ・ロッキーが31,153台で合計157,191台!

通常、日本一売れているクルマというと、2020年暦年で195,984台を売ったホンダN-BOXか、もしくは登録車でトップとなる151,766台を販売したトヨタ・ヤリスと紹介されることが多いのですが、じつは登録車の実質的な最人気モデルは別のクルマであることをお気づきでしょうか。

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それがトヨタ・ライズ&ダイハツ・ロッキー。

エンブレム以外はまったく同じといえる兄弟車なので街中で見かける印象で言えば同一モデルとカウントしていいのでは? と思うわけです。そして、全長4m未満の扱いやすいコンパクトなボディにパワフルな1.0リッター3気筒ターボを積んだ、この小さなSUVは2モデルの合計で157,191台を販売。ヤリスを超えて、堂々トップとなるのでした。

ソースはコチラでご確認ください。
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カローラスポーツのハイブリッドとダウンサイジングターボの差はスーパーカブ一台分?

価格差27.5万円、出力差5.0kW
すなわちスーパーカブ110一台分弱の違いがある?


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YouTubeのほうに『決定! ハイブリッドVSダウンサイジングターボ、エコカーの王者が決まった!』という動画をアップしたのですが、ようはカローラスポーツの1.2リッター直噴ターボと1.8リッターハイブリッドを最高出力・燃費性能・価格の部分で比較してみようというカタログを見るだけで作れる炬燵系企画(汗)

あらためて数字を整理すると次の通り。

カローラスポーツG”Z”比較
1.2ターボ1.8ハイブリッド
最高出力85kW90kW
車両重量1310kg1370kg
WLTC燃費16.4km/L30.0km/L
 市街地12.9km/L29.4km/L
 郊外16.9km/L32.9km/L
 高速道路18.2km/L28.8km/L
価格254万9800円282万4800円

見ての通り、燃費性能ではハイブリッドが圧倒的でダウンサイジングターボはエコカーとしての経済性においてはハイブリッドには敵わないというのはひと目で明らか。

そして、カローラスポーツの1.2リッターダウンサイジングターボ車は、ハイブリッドと比べて最高出力で5kW劣っているのに燃費性能では大きく差をつけられ、メーカー希望小売価格でいうと27万5千円ほど安いというのが、この数字の羅列から導かれる結論であります。






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カローラツーリングに4種類のパワートレイン。最高出力と燃費性能を比べてみる

パワフルなほどガソリンを喰うは時代遅れ
カローラでは燃費とパワーの関係が逆転している

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カローラツーリング(ステーションワゴン)に2.0リッターエンジンの特別仕様車「2000Limited」が登場するということが話題です。海外向けには設定のある2.0リッターエンジン仕様とはいえ、500台限定で販売するというのも驚きを持って迎えられているよう。

さらに驚きなのは、その2.0リッターエンジンはレギュラーモデルに搭載されている1.8リッターエンジンよりもWLTCモード燃費が優れていること。排気量が大きくてパワーがあれば燃費は悪いと思われがちですが、500台限定の2000Limitedはパワフルかつエコノミーというアメージングなパワートレインになっているのでした。

2000LimitedHybrid1.8L1.2Lターボ
エンジン型式M20A-FKS2ZR-FXE2ZR-FAE8NR-FTS
WLTC燃費16.6km/L29.0km/L14.6km/L15.8km/L
最高出力125kW90kW103kW85kW
 
もちろんエンジンだけが燃費性能に関係するわけではなく、2.0リッターエンジンに組み合わされた「ダイレクトシフトCVT」の発進用ギアを持つという構造も燃費性能には貢献しているのでしょうが……。



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15代目クラウン、デビューから一年でのテコ入れ的な特別仕様車

2019年上半期は前年比177.0%と売れているが、6月単月では前年比65.0%と新車効果の薄れを実感
トヨタのプレミアムセダン「クラウン」に特別仕様車“Elegance Style”が登場。2.0リッターターボと2.5リッターハイブリッドをベースに、外装ではメッキドアハンドルとクロームメタリックのノイズリダクションアルミホイール(18インチ)を特別装備。内装では”こがね”カラーを選択できるようになっているのがポイント。先進運転支援システムではブラインドスポットモニターやリヤクロストラフィックオートブレーキと標準装備しております。
20190708_01_01 


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