クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ターボチャージャー

SUBARUレヴォーグのCB18エンジンをマツダSKYACTIV-Xと比べてみると

新型レヴォーグとマツダCX-30のAWDは同じ車重でパワーも2kW違い。では燃費はどうなっている?

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新型レヴォーグから、SUBARUは完全新設計のエンジン「CB18」を投入するわけですが、このエンジンはリーンバーン過給(ターボ)というプロフィールが特徴。こうした要素でいうと、かなり特殊な環境型エンジンといった印象ですが、メーカー目標値のWLTCモード燃費は13.6~13.7km/Lと、リーンバーン過給という言葉から期待するほどではないのも事実。燃費についてはエンジンだけでなく車体(重量・空力)やトランスミッションなどの要素も関わってくるわけですが…。

そうした「期待値ほどではない」感でいえば、マツダが鳴り物入りで登場させたSPCCI(火花点火制御圧縮着火)エンジンである「SKYACTIV-X」にも同様の印象もあったりするのでした。そういえば、SKYACTIV-Xも過給機(機械式スーパーチャージャー)を使っているリーンバーンエンジンという点ではSUBARU「CB18」と共通性もありそう。

というわけで、新型レヴォーグとSKYACTIV-Xを積む最新モデルCX-30のスペックを比較してみようと思うわけです。




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ランクルプラドの2.8ディーゼルが200馬力オーバーに進化! グランエースも追従するか?

2.8リッター「1GD-FTV」ディーゼルエンジンのターボチャージャーをサイズアップ、最高出力を177psから204psに向上
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トヨタのタフ4WD、ランドクルーザープラドがマイナーチェンジ。主な進化ポイントは、ディーゼルターボのパワーアップと先進安全性能の機能アップ。前者はターボチャージャーの大型化により最高出力を従来の177psから204psに向上したというもので、後者はAEBの検知性能をアップさせ、夜間の歩行者と昼間の自転車運転者にも対応したのが目立つところ。そのほか、ヨーアシスト機能付のレーンディパーチャーアラートやロードサインアシスト(RSA)、先行車発進告知機能を全車標準装備しております。

 




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カルソニックカンセイの板金製タービンハウジングがエコロジーとエコノミーを両立 #人とくるまのテクノロジー展

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人とくるまのテクノロジー展2016横浜、経営的な話題から興味津々で訪れたカルソニックカンセイのブースでしたが、某社による株式売却の報道とは無関係といった雰囲気で、同社らしく質実剛健な技術力をアピール中でありますした。

その中で目が止まったのが、コチラ。この画像ではわかりづらいかもしれませんが、『板金タービンハウジング』であります。

通常、鋳物で作られるタービンハウジング(排気側)を板金二重構造として、ハウジングが熱エネルギーを奪ってしまうのを抑え、エンジン始動直後から触媒の活性化を促そうというアイデア。展示のプロトタイプでは、触媒とのフランジ部分は鋳物となっていましたが、それでも軽量化(鋳物と比べて15%ダウン)を実現しているとか。

さらに形状最適化の面でも有利といいます。ダウンサイジングターボもそろそろ目新しさがなくなっている、伸びしろが感じられなくなっているような気もする昨今ですが、あらためてターボエンジンの可能性に期待してしまうテクノロジーなのです、エエ。


精進します。
  







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1980年代のF1エンジンはIHIターボ、2015年のVTECターボは?

先日、ホンダコレクションホールにてV6ターボ三昧してきたのでありましたが、1980年代の第二期ホンダF1前半では、最初期をのぞいてターボチャージャーはIHI(当時は石川島播磨重工業)製をつかっておりました。ある意味、ホンダのターボといえばIHIという記号性があったといいますか、その流れをうけた通称「F1タービン」と呼ばれたRX-6シリーズなども印象深いところ。アフターパーツ業界では”ペケロクタービン”などとも呼んでおりました。

あれから四半世紀。

ホンダはついにダウンサイジングターボを展開、最強といわれたF1エンジンとはまったく関係ないでしょうが、それ以来といえるかもしれない1.5リッターターボを市販車に搭載したのでありました。

そんな1.5リッターVTEC TURBOを拝見する機会があったので、ターボチャージャーをクローズアップして覗いてみると!

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電動アクチュエータを与えられたターボチャージャーユニットは、なるほどMHI(三菱重工)のTD025でありました。1990年代のアフターパーツのノリでいうと、1.5リッターエンジンにはTD04タービンあたりを組み合わせたいと思ったりしてしまいますが、もちろん時代は違うのでありました(汗)

それにしても、市販モデルにおいても、とくに軽自動車用としてはIHIのタービンを使っているイメージが強かったホンダでありますが、S660もそうですが、三菱重工の比率が上がっている模様。

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こうした変化がターボチャージャー・サプライヤーの切磋琢磨につながり、新しい技術の開発もろもろに期待にしてしまうのでありました。

精進します。














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