クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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タイカン

ポルシェの電気自動車「タイカン」がアップデートで制御をリファイン

カタログ値は変わらないが、実用電費を向上させる制御の改善が注目点。ヘリテージを活かしたボディカラーの展開も気になる

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 1990年代、ポルシェ911(964型)といえばヴィヴィッドなボディカラーも印象的だったのですが、そんな時代を代表する「ルビースター」をまとったタイカンと964の2ショット画像がポルシェ公式で発表されております。

これはタイカンが商品改良によって、ボディカラーの選択肢を増やしたことをアピールするもの。

17色も用意された標準カラーに加えて、ムーンライトブルーメタリック、アシッドグリーン、ルビースター、リビエラブルー、ビオラメタリックなどポルシェ特有のカラーを含む63色から選べる「ペイントトゥサンプル」が新設定されただけなく、さらにオーナーの希望通りの色に塗装できる「ペイントトゥサンプルプラス」というメニューも新設定されたとのこと。ポルシェらしい、プレミアムな電気自動車として所有満足度をより高める改良といえましょうか。

しかし、それだけではありません。





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ポルシェの電気自動車にエントリーグレード登場、航続距離431kmで1171万円はお買い得過ぎた

911カレラのエントリーグレードが1398万円であることを思うと、タイカンの1170万円はさらにリーズナブルに見えてくる!

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ポルシェの電気自動車(BEV)として登場した「タイカン」ファミリーは前後アクスルにモーターを配置した4WDが基本でしたが、ついにRWD(後輪駆動)のエントリーグレードが登場。オプションでのパワーアップも可能ですが、基本となるスペックは次の通り。

バッテリー総電力量:79.2kWh
公称出力:240kW
最高出力:300kW(オーバーブースト時)
一充電航続距離:431km
メーカー希望小売価格:1170万円

いやはや、さすがポルシェのBEVといったところで、なかなか庶民は届かない価格でありますが、BEVとしてのスペックは価格に見合たものといえそう。というより、同じポルシェの911カレラと比べてもお買い得と感じるのでありました。

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ポルシェ・カイエンGTSがV8リターン、ダウンサイジング指向の終わりの始まり?

排気量も、気筒数も増やしたカイエンGTS。その背景にはピュアEV「タイカン」の存在がある?

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ポルシェジャパンがカイエンGTSの価格を発表。そのニュースリリースのタイトルは『8気筒エンジンを再び搭載。新型カイエンGTSモデル』となっておりました。
先代カイエンGTSには3.6リッターV6ツインターボエンジンが搭載されていましたが、このニューモデルでは再びV8エンジンが採用されました。最高出力338 kW(460 PS)、最大トルク620 Nmを発生する4リッターツインターボエンジンは、あらゆる面でパフォーマンスを大幅に向上させています。
というわけで、ダウンサイジングもレスシリンダーも否定するかのようなポルシェのモデル進化であります。個人的に、ポルシェの戦略というのはトレンドをつくると感じている部分もあり、今回のカイエンGTSにおけるパワートレインの選択は、もはやプレミアムクラスではダウンサイジング・トレンドは終了したということを意味しているのでは? と思うのでした。

もちろん、単純にダウンサイジングやレスシリンダーを否定して、「CO2排出制限なんか無視するぜ」という意味でないことも明らか。ポルシェというのはインテリジェンスなイメージのブランドでもありますから、そうした乱暴な考え方は似合いませんから。では、ロジックとしてダウンサイジングを終了するにはどんな背景があり得るのか。そうした点について考察した動画をYouTubeにアップさせていただきました。

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